ハードオフコーポレーション(2674)

ハードオフコーポレーション(ハードオフ)は、総合リユース業。PC、音響、家電、衣料、家具、カー用品、酒類などの店舗を直営やFCで展開。

株主優待はありません。グローズ/バリューでもないため、その他日本株に分類します。

ハードオフの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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○○オフの多ブランドでリユース業を展開

多ブランド展開

ハードオフは、総合リユース業として以下のブランドで店舗を展開しています。

  • ハードオフ
  • オフハウス
  • モードオフ
  • ガレージオフ
  • ホビーオフ
  • リカーオフ
  • ブックオフ(FC)

ハードオフを中核として、うまく多業態化していると評価されています。

自動車部品を扱う「ガレージオフ事業」はネットとの競合があまりなく、面白いのかなと。「ハードオフ事業」を中核に、うまく多業態化し、地味に成長しているのに好感が持てます。

引用元:ノーインベストメント・ノーライフ

新規事業のリカーオフを評価されています。

ハードオフのグループカンパニーの中でも私が気になってるのが実はリカーオフ。

ここは全国にも3店舗しかないという、まだ生まれて間もない事業なんです。

引用元:New Market Creation – 市場創造

ハードオフの強みとしては、店舗運営において、「ローコスト・ハイリターン」のビジネスモデルを確立していることだと評価されています。

買い取り・再生・販売オペレーションを効率化し、「一人三役」で行う少数精鋭の店舗運営により、「ローコスト・ハイリターン」のビジネスモデルを確立しているとのことです。

引用元:バフェット流投資術をやってみた

ブックオフと親密

ハードオフはブックオフと社名やロゴが似ており混同されがちです。

別会社でありながら、社長同士が仲がよく、互いにフランチャイズ加盟するほど友好関係にあります。

また、ハードオフはブックオフ株式の6.2%を保有する第3位株主でもあります。

ハードオフとブックオフの社長さん同士の仲が良かったため、友好企業として互いにフランチャイズ加盟しているようですね。

引用元:New Market Creation – 市場創造

ハードオフはブックオフ事業をFCとして手掛けていますが、比率は大きくなく、利益成長はハードオフが上と評価されています。

ハードオフはブックオフ事業も手掛け,これが不調で不人気の一因かもしれないが、売り上げに占める比率は17%に過ぎない。利益面ではハードオフはブックオフ(企業名)の足元にも及ばなかったわけだが、今期で並び(経常利益)来期は1割程度上回る見込みだ。

引用元:鎌倉雄介の株道場

海外進出

ハードオフは国内のすべての都道府県に出店したことで、次は海外進出をすすめています。

2016年12月にカンボジアへFC店を出店した後、2017年4月にはハワイに直営店を出店しています。

台湾にも現地法人を設立しており、次は台湾に出店する見込みです。

Q:米国進出について
A:国内のすべての都道府県に出店して区切りが良いため。今年の内に出店したい。現地人を採用するので、国内の人材リソースを割かれる心配はない。

米国にはドネーション(寄付文化)があり、韓国(どうやら前回、韓国に進出して失敗したらしい)とは違い、リユース文化が根付いている。

引用元:ノーインベストメント・ノーライフ

中期経営計画

ハードオフは、2020年3月期を最終年度とする3ヶ年の中期経営計画を発表しています。

2020年3月期において、売上220億円(年率+6%成長)、経常利益28.5億円(年率+21%成長)を目標値として掲げています。

2017年3月期の大幅減益からV字回復する想定で、2020年3月期に最高益を見込む目標となっています。

減益懸念

増益を見込んでいた2018年3月期ですが、3Q決算時点で経常利益は-10.9%の減益に沈んでおり、早くも中期経営計画に対してのつまずきが露呈してきました。

今期の下方修正も心配されている状況です。

前期、2017年3月期がサプライズ大幅減益で株価も一気に調整してしまった[2674]ハードオフコーポーレション。しかしながら、今期は通期では持ち直す見込みとなっています。とはいえ、今中間期時点では悪かった前期の数字よりもさらに下回って来ているんですよね。今期もまさかの下方修正になってしまわないか、少し心配ではありますね。

引用元:DividendLife

総合評価

2016年3月期を天井に業績が下降しています。V字回復を見込む中期経営計画の達成も危ぶまれる状況です。

2018年3月時点でPER14.8倍/PBR1.2倍と指標的にはフェアバリューと思われますが、月次成績のマイナス状況や減益決算が続けば下値を切り下げそうです。

株主優待もなく、現状では手出し無用と思われます。

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