ホットランドは、たこ焼き『築地銀だこ』が主柱。たい焼き『銀のあん』も展開。台湾、香港などアジア軸に海外進出。
株主優待は株主優待券です。
ホットランドの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
主力の銀だこは好調も、多角化に難儀
飲食ブランド
ホットランドは『築地銀だこ』を主力ブランドとしながら、他にも多くの飲食ブランドを抱えています。
次に有名なのは、薄皮たい焼きの『銀のあん』です。他にも、天ぷら専門店『日本橋からり』、『La Quiche』、『QuicheYoroizuka』、『大釜屋』、『コールド・ストーン・クリーマリー』、『コーヒービーン&ティーリーフ』があります。
たこ焼きからは想像がつかないですが、意外にもアイス屋のコールド・ストーンも持っています。
コールド・ストーン・クリーマリーをここが持っていたとは知らなかったです。
ハワイのアイスクリーム屋ですが、「銀だこ」とはイメージ違いますもんね。
銀だこが好調
主力の『銀だこ』が宣伝効果で堅調に推移している他、各店に自動たこ焼き器を導入することで生産性の向上が期待されています。
前期より「銀だこ」各店に自動たこ焼き器(人件費10%カット&焼き時間半分)を順次導入しているため、店舗生産性の向上が期待されます。
引用元:なちゅの市川綜合研究所 ※前期=2016年12月期
上記のたこ焼き器の導入については、オーナー社長の佐瀬氏が鉄工所の次男坊であることからできる戦略でもあり、たこ焼きという業種柄、低家賃で済むことも併せると、普通にやればそれなりに儲かる事業だと評価されています。
当社独自の強みとしては、佐瀬氏が鉄工所の次男坊であることから、たこ焼き器などの厨房什器の製造から、あんやアイスの製造まで自社の工場で作れる垂直型の自前主義にあり、店舗の方も面積が殆ど要らないので家賃負担が比較的軽めであることも踏まえると、普通にやれば構造的にはそれなりに儲かる点です。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
ブランド多角化に難儀
『銀だこ』の好調とは裏腹に、それに続くブランド育成に難儀しています。
イオンモールとの合弁会社で展開した『コーヒービーン&ティーリーフ』も失敗し、『コールド・ストーン』ものれんの減損、『銀のあん』とはコラボが上手く行かないという状況です。
2017年12月は『銀だこ』に経営資源を集中させると明言してしまう事態に陥っています。
一方で、海外展開や外部提携には評価できる部分もあると指摘されています。
当社は新業態の成功率こそ低いものの、佐瀬氏のオーナー企業である強みを生かし、積極的な海外展開や外部提携に踏み切っている点は評価出来る部分もあり
引用元:なちゅの市川綜合研究所
株主優待は株主優待券
株主優待は保有株式数に応じて株主優待券が貰えます。
- 100株以上 1,500円相当
- 500株以上 7,500円相当
- 1,000株以上 15,000円相当
利回りはどの株数でも(100、500、1,000)同じとなります。
優待券は高品質な券と評価されています。
いろいろある優待券の中でも上位に入るくらい、立派なというか高品質な券です。
優待券は、銀だこ以外のブランドでも利用可能であるため、楽しく優待券を使うことができると評価されています。
優待券が使える他の店舗は、薄皮たい焼き「銀のあん」、-9℃の石版上でアイスクリームデザートを作る「COLD STONE」、やきとり「ほっと屋」、天ぷら「日本橋からり」などもあります。それぞれ個性的で魅力のあるお店となので、楽しく優待券を使うことができそうですね。
引用元:モノノフによる株主優待日記
総合評価
人件費が高騰する現状において、自動たこ焼き器の導入で生産性を上げる戦略は理にかなっており、銀だこへの経営資源集中することも相まって、利益成長が期待できます。
ただし、その利益をそのまま計上するか、食いつぶして投資するかどうかはオーナー社長次第であることが指摘されています。
ただこの佐瀬社長は既述のとおり事業意欲が強く、利益を食い潰してしまうところがあるため、「銀だこ」に集中しつつも、もう少しバランスのよい経営を目指して欲しいところであります。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
増収増益が続いており、出店余地も十分あるため、業績安定度をAと高評価されています。
【 きびなごの格付け 】 C
〔A~Eの5段階評価で、Aが最高・Cが普通・Eが最低〕
・業績安定度:A
・財務安定度:D
・配当利回り:D
・割安感:D