日本ハウズイングは、マンション管理大手3社の一角。デベロッパー系列に属さない独立系。台湾・中国・ベトナムでもマンション管理を展開しています。
2017年現在で7年連続増配。親会社のリログループも13年連続増配企業であることからも、今後も増配が期待できます。
日本ハウズイングの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
分譲事業から撤退し、管理に専念
リーマンショック時にマンション分譲事業から撤退し、マンション管理に専念しています。これにより、収益の安定感が高まり、以降は安定的に成長しています。
・業績は、リーマンショックの際にマンション分譲事業から撤退し、安定感が高まる。
マンション管理大手
日本ハウズイングは独立系のマンション管理大手です。競合他社には大京アステージ(大京系・オリックス子会社)や、東急コミュニティー(東急系)などがあります。
マンション管理は、大手への業務寡占が進んでおり、日本ハウズイングも管理戸数を増加させています。ストックビジネスであることも合わせて、業績は安定的に成長しています。
「大京アステージ」「日本ハウズイング」「東急コミュニティー」が3強。
ランキング上位から受託管理戸数を累計していくと、上位50社で全体の戸数の3分の4を占めていることが分かる。
しかも、この4年間で寡占化が進んでいることも分かる。
修繕工事も請け負う
マンション管理だけでなく、修繕工事も請け負っています。
日本ハウズイング側から見ると、これらは関連する業務であり、業績拡大のための手としては真っ当なように思います。
一方で利用者側から見ると、マンション管理が杜撰であれば修繕工事を行う必要性が増す疑念があり、利益相反に陥るリスクがあります。口コミの情報もあまりよろしくないようです。
口コミ情報をチェックすると、「委託業務費を安く設定しておいて、修繕工事のほうで設けている」といったネガティブ情報があふれている。
リログループとの関係
日本ハウズイングの大株主には33.4%を保有するリログループがいます。リログループは2017年現在で13年連続増配しています。リログループの安定業績・配当原資確保という観点から、日本ハウズイングも連続増配をせざるを得ないプレッシャーがかかるのではないかと想像されます。
そもそも大株主となった経緯
リログループ(当時リロ・ホールディングス)が大株主となったのは2008年のことです。
もともとは原弘産グループが敵対的TOBで日本ハウズイング株を集めていました。裏に何があったのか分かりませんが、結局、原弘産グループが集めた株をリロ・ホールディングスへ売却することで決着しました。
原っ子さんグループが先日敵対的TOBするつもりで集めた日本ハウズイング株ですが、なんとリロHDに売却するというどんでん返しが…
引用元:ちぎっては投げ