イチネンホールディングス(9619)

イチネンホールディングス(イチネンHD)は、 自動車リース中堅、リース車両整備受託、燃料販売等ケミカル事業も展開。M&Aに積極的。

株主優待はクオカードです。

イチネンHDの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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拡大続く中堅リース会社

事業内容

イチネンHDは、自動車リース関連事業を主力として、ケミカル事業、パーキング事業、機械工具販売事業、合成樹脂事業を行っています。

売上比率は、自動車リース関連事業が過半であり、ケミカル事業と機械工具販売事業が15%前後、パーキング事業と合成樹脂事業が6%程度となっています。

イチネンHD 事業内容 売上高比率

会社説明資料2018年5月版より抜粋

自動車リース関連事業

法人顧客に対してメンテナンス付き自動車リースを提供しています。車検や各種点検、消耗品交換、税金、保険等を1つのパッケージとすることで顧客企業は細かいことに煩わされずに自動車を利用することができます。

また、他のオートリース会社から自動車メンテナンスを受託したり、法人顧客向けに車体修理管理サービスを提供したりもしています。

全国22拠点体制を構築し、競合の少ないエリアを開拓し、台数規模を拡大しています。

ケミカル事業

火力発電所等で燃焼効率の向上を目的に使用される「燃料添加剤」や、自動車整備工場で使用される補修用ケミカル、カーケミカル用品等を販売しています。

ニッチ市場におけるシェアNo.1製品の開発を目指し、海外展開も拡大しています。

パーキング事業

土地を借り上げ、コインパーキングを運営しています。

さらに、病院や商業施設等の駐車場の設備投資から運営管理までを受託しています。

駐車場箇所数・管理台数を拡大させています。

機械工具販売事業

自動車用工具、産業用工具、空調工具、電動工具、DIYA用製品等を販売しています。

M&Aにより業容を拡大しています。

当社はMA巧者としても知られており、実績期は機械工具卸売のゴンドー(年商約3.5億円)、機械工具製造卸の昌弘機工(年商約5.3億円)の2社を傘下に収めています。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

合成樹脂事業

遊技機の筐体部分のプラスチック製品や、自動車のバンパーを再生して「ペレット」と呼ばれる再生樹脂を販売しています。

15年連続で営業増益

イチネンHDは、2018年3月期で15年連続の営業増益を達成しました。

イチネンHD 営業増益 15年連続

会社説明資料2018年5月版より抜粋

今後も営業増益の連続記録を伸ばしていく計画です。

しかしながら上記グラフを見ても分かるように最終利益(1株利益)は減益や停滞の時期もあり、特損計上には要注意といえます。

財務はリース会社なり

リース会社であるため借入金が大きい状態が続いています。

2018年3月期においては自己資本比率25%となってます。大手リースの自己資本比率が10~20%程度であることを考慮すれば、悪くない財務内容と思われます。

中期経営計画

イチネンHDは、正式な中期経営計画を発表してはいないものの、2021年3月期に売上高1,000億円超、営業利益100億円超を目標としています。

2018年3月期を基準とすれば、売上高は年率+7%成長、営業利益は年率+19%成長となります。

非常に過大感のある目標であり、大規模なM&Aが実施されるか否かによると指摘されています。

言うまでもなく新中計の目標は過大感があり、機械工具販売事業を飛躍的に伸ばしても無理があるので、基本は飛び道具のMAに頼る形になろうかと思います。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

株主優待はクオカード

株主優待は保有株式数に応じてクオカードがもらえます。

  • 100株以上  1,000円相当
  • 500株以上  2,000円相当
  • 2,000株以上 4,000円相当

クオカード優待に加えて配当利回りも高いのでオススメ銘柄と評価されています。

配当利回りも3%近くありますし、
まだまだお買い得なのでは?と思えるオススメ銘柄です

引用元: 主婦りんごの株主優待生活

到着したクオカードを紹介されています。

イチネンホールディングスから株主優待のクオカードが到着。

平日のお昼ご飯代、コンビニのお弁当やカップ麺に早変わりします。

引用元:まささんの優待生活

総合評価

自動車リースが主力の中堅リース会社です。規模の拡大による成長を掲げており、2018年3月期で15年連続営業増益中です。

2018年6月時点でPER8.99倍/PBR1.15倍となっています。リース会社としてのフェアバリューという印象です。

業界最大手・割安感・高い利回りを誇るオリックスですら株価が上がらない現状では、リース業界各社はどこもイマイチです。

財務状態が今一歩としながら、指標的に安く、成長力もあるので極めて良い銘柄だと評価されています。

イチネンHDは財務状態が今一歩ですが、指標的には安いですし、一定の成長力もありますし、総合利回りもまずまずで極めて良い銘柄です。現行の優待制度が続く限りこれからものんびりとホールドして応援していく予定です。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

優待内容はイマイチな評価ですが、全体的には高めの評価となっています。

株価(1,445円)★★★★☆:以前と比べるとかなり上がりました
配当金(2.49%)★★★★☆:横ばいが続いています
優待内容 ★★☆☆☆:株価が上がり優待利回りは低下/li>
参考指標:PER 9.2倍、PBR 1.1倍
総合得点(15点満点):10点
※ データは2018年6月18日終値時のものです

引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活

業績・財務・CFすべて問題ないと評価されています。それでもリース系各社は同様の評価であり、低PERが続いているため、どれでも良いのではにないかともコメントされています。

長期でなかなか順調。売り上げ伸びてるし利益も伸びてるしリーマン時とかにも無難に過ごしてるね。純赤は一度あるみたいだけど営業利益は普通に出てるし固有の理由だろうね。財務とかCFもリースとして見るなら問題ないとしか。

引用元:大河の一滴

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