イデアインターナショナルは、インテリア雑貨や旅行用品等の企画、卸・小売り。直営店を展開。RIZAPグループ傘下。
株主優待はグループ商品カタログです。
イデアインターナショナルの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
ライザップグループ入りで成長加速か?
インテリア雑貨屋
イデアインターナショナルは、IDEA LabelやBRUNOといったインテリア雑貨のブランドを展開しています。他にも、トラベル雑貨やコスメ、フードを手掛けて業態を拡大しています。
2014年までは売上横ばいで赤字の期も多い状態でした。
2013年度にライザップグループ(旧健康コーポレーション)入り
イデアインターナショナルは、2013年度に旧健康コーポレーショングループにM&Aされています。
その後、2015年度から売上・利益が伸び始め、ライザップブームやライザップの資本政策によって成長が加速してきています。
増資で財務良化
2017年以前は、自己資本比率が低く、財務面は良くない状況にありました。
自己資本比率は1桁台で、有利子負債が多く、財務面は良くないです。
しかし、2017年になってライザップグループに加わったことで、優待制度の拡充や株式分割を行って株価を吊り上げ、増資を行って資金調達を行いました。
これにより自己資本比率は20%程度から50%程度まで上昇し、一気に財務が良化しました。
直前に株主優待制度の拡充や初配、株式分割を発表することで高値圏を維持していた株価に“冷や水”を浴びせる形で28億円(@1,247円、なおOAは全株失効w)ものメガトン調達に成功しています。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
中期経営計画
イデアインターナショナルは、2020年6月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。
2020年6月期において、売上高135億円(年率+23%成長)、営業利益8.8億円(年率+30%成長)を目標値としています。
上記の増資により資金を確保し、店舗出店・宣伝に投資することで成長を見込みます。ライザップとのシナジーは織り込まれていないようで、伸び代を感じさせると評価されています。
中計の方にもRIZAPとのシナジーによる営業効果は数字にさほど織り込んでいない印象を受けるため、株価のバリュエーションに追いついていない部分は残るにせよ、エクイティストーリーとしては、妙な伸びシロを感じさせるものであり、不思議と納得感もあります。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
株主優待はグループ商品カタログ
株主優待は保有株式数に応じてグループ商品カタログから選べます。
- 100株以上 9,000円相当
- 200株以上 18,000円相当
- 400株以上 24,000円相当
- 600株以上 30,000円相当
- 1,000株以上 36,000円相当
100株または200株が最も利回りが高いです。
全体的に女性向け優待品が多いとのことです。
イデアの優待カタログはライザップグループ商品がミックスされていますが、全体的に雑貨が多めで女性向きな優待品が多い気がしました。
ブルーノのホットプレートが大人気のようで、多くの個人投資家が選択されています。
元々、こちらのホットプレートが欲しくて買った株なので、
我が家はブルーノのコンパクトホットプレートに決まり
コンパクトホットプレートを今回選択しようと思ってる(´∀`*)
引用元:独法職員の株主優待日記
総合評価
優待利回りが高く、個人投資家に一定の人気があります。
一方で、優待や株式分割で株価を向上・維持させながら、公募増資で資金調達・希薄化を行うということを繰り返しているライザップグループですので、これからも公募増資懸念はくすぶり続けるように思います。
2017年11月段階でPER50倍超、PBR17倍超という割高感ですが、これを正当化するような売上・利益の成長を確認できるか注視が必要です。
2014年時点の評価ですが、財務安定度と割安感の評価が非常に低いです。
【 きびなごの格付け 】 D
〔A~Eの5段階評価で、Aが最高・Cが普通・Eが最低〕
・業績安定度:D
・財務安定度:E
・配当利回り:A
・割安感:E