稲葉製作所(3421)

稲葉製作所は、鋼製物置で国内シェア4割強。オフィス家具は自社ブランドのほか内田洋行等へOEMを展開。

株主優待は年2回(1月7月)で図書カード等です。

稲葉製作所の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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イナバ物置で有名

事業内容

稲葉製作所は、物置およびオフィス家具を製造・販売しています。

製品のほとんど(97%)を自社で一貫生産しており、徹底した内製化によって、技術・ノウハウを社内に蓄積するとともに、小ロット生産にも対応できる体制をつくっています。

鋼製物置事業

売上比率で67%を占める主力事業です。

小型収納庫からガレージやイナバ倉庫まで様々なサイズの鋼製物置を製造・販売しています。

売上は横ばいながら、価格競争および原価率上昇によって利益的には苦戦しています。

オフィス家具事業

売上比率で33%を占める事業です。

オフィスで使用されるデスク、チェア、パーティション、収納等を製造・販売しています。

OEM生産も行っており、内田洋行等へ製品を供給しています。

価格競争が厳しく、営業赤字が続いています。

100人乗っても大丈夫

稲葉製作所といえば、「100人乗っても大丈夫!」のテレビCMが有名です。

1987年からCMをスタートさせており、そのインパクトによって、知名度を向上させました。

現在では鋼製物置で国内シェア4割強を占めるトップブランドに成長しています。

好財務

長年に渡って無借金経営を続けており、自己資本比率も70%超となっています。

2017年7月期においては、キャッシュ159億円(cf. 時価総額263億円)を保持し、自己資本比率73%となっています。

株主優待は図書カード等

株主優待は年2回(1月7月)で図書カード等がもらえます。

  • 7月
    • 100株以上 1,000円相当のオリジナル図書カード
    • 300株以上
      • 3,000円相当の地域特産品
      • 3,000円相当のオリジナル図書カード
  • 1月
    • 1,000株以上 1,000円相当のオリジナル図書カード

オリジナル図書カードは、あの有名なイナバ物置の写真です。

イナバの物置をアピールするため、稲葉さんは凄いことをやりますね。

引用元:ぼちぼちの株主優待

毎年メンバーや衣装が違っており、優待用に撮り直していることが判明し、更に好きになったと評価されています。

毎年、ガチで優待用に撮り直していました。。。。。。
私はこの事実に気付いて、元々好きだった稲葉製作所が更に好きになりました。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

総合評価

100人乗っても大丈夫で有名なイナバです。競争激化と原材料高騰により利益が急低下していますが、好財務と配当・優待に支えられています。

2018年6月時点でPER468倍/PBR0.69倍となっています。今期の利益予想が極小なためPERが異常値に跳ね上がっており、PBR評価の方が妥当な印象です。

株価は長年横ばいとなっており、今後も、上値を追う材料はなく、下値は好財務と配当・優待が支えるという状況が継続するものと思われます。

マニアック系優待株とコメントされています。

株式投資の世界では間違いなく、
「神は細部に宿る」
のです。これからもマニアック系優待株の稲葉製作所を楽しくホールドしながら応援していく所存です。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

1,000株あれば年2回の優待となりますが、利回りが低いので、100株または300株で十分とコメントされています。

株価(1,422円)★★★☆☆:変動が少ないです
配当金(1.83%)★★★☆☆:増配傾向
優待内容 ★★☆☆☆:利回り最大約0.7%
参考指標:PER 62.4倍、PBR 0.66倍
総合得点(15点満点):8点
※ データは2017年10月30日終値時のものです

引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活

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