いなげやは、東京・多摩地盤の食品スーパー。ドラッグ子会社を持つ。高級スーパーも展開。イオンと提携。
株主優待は年2回(3月9月)で買物割引券またはおこめ券です。3年以上の継続保有で自社PB商品もあります。
いなげやの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
東京地盤の食品スーパー
事業内容
いなげやは東京を地盤として、「いなげや」と「三浦屋」の食品スーパーと、「ウェルパーク」のドラッグストアを展開しています。
いなげや140店舗、三浦屋12店舗、ウェルパーク132店舗の合計284店舗を展開しています。
人口密集地域に出店しており、全体的に価格は高めと指摘されています。
安い物もありましたが、買い物券を使ったとしても全体的に高いですね。
特に、野菜、果物、卵の高さが際立ってます。
ここも食費の節約をするにはお勧めできないお店です。
引用元:何事にもコツコツと
2012年 三浦屋を買収
いなげやは、2012年に食品高級スーパーである「三浦屋」を買収しました。
三浦屋は都内にスーパーを9店舗(当時)展開しており、売上高ベースで年間110億円の規模でした。
堅実財務
無借金経営経営が続いており、2018年3月で自己資本比率は53%と堅実な状態です。
財務的には余裕があり、ここ数年は配当15円据置ながら、配当性向は60%~100%となっており、利益のほとんどを株主還元しています。
中期経営計画
いなげやは、2020年3月期を最終年度とする2ヵ年の中期経営計画を発表しています。
2020年3月期において、売上高2,660億円(年率+2%成長)、営業利益41億円(年率+7%成長)を目標値としています。
前回の中期経営計画が未達に終わった上に、その数値とほぼ変わらない次期中計となっており、2年越しのリベンジとなるとは言え、信頼性には疑問符がつきます。
PB商品の強化、物流の改善により、利益率向上を目指す模様です。
株主優待は買物割引券またはおこめ券
株主優待は年2回(3月9月)で、保有株式数に応じて買物割引券またはおこめ券がもらえます。
- 100株以上
- 買物割引券(100円) 10枚
- おこめ券
- 500株以上
- 買物割引券(100円) 50枚
- おこめ券 2kg
- 1,000株以上
- 買物割引券(100円) 100枚
- おこめ券 5kg
- 2,000株以上
- 買物割引券(100円) 200枚
- おこめ券 5kg
- 3,000株以上
- 買物割引券(100円) 300枚
- おこめ券 5kg
買物割引券の場合は保有株式数に比例した枚数がもらえるので利回りは同じです。
いなげや、ウェルパーク、三浦屋の各店で利用可能です。
いなげやとウェルパークでも使えますが、三浦屋でも使えます
お高いのであまり行くことはありませんが
引用元:株母さんのお得大好き日記
また、3月のみ、1,000株以上、3年以上の継続保有という条件で、1,000円相当の自社PB商品等をもらうことができます。
総合評価
東京地盤であるため人口減少の心配はないものの、他店との競争も激しく、食品スーパーの利益率低下が気になります。ドラッグストアは堅調ですが、こちらも他店との競争は避けられず、どこまで出店・売上増が可能なのか分かりません。
2018年5月時点でPER72.1倍/PBR1.81倍となっています。減損損失のために純利益が低い状況のためPERが押し上げられていますが、それでもPER的には割高感のある水準です。(減損損失が無かったとしてもPER35倍程度の計算です。)
いなげやを分析する個人投資家ブログはほとんどなく、あまり興味を持たれてはいない印象です。
ここ数年、利益を落としており、ジャパンミートやヤオコーから見劣りしていると指摘されています。
いなげやはそのなかでちょっと振るわないですね。みるとながく堅調だったんだけど直近直近利益を落として来てる感。たてなおせるでしょうか?建て直ってもミートとヤオコーの方が効率的になりそうですけど。
引用元:大河の一滴