イントランス(3237)

イントランスは、中古ビル再生事業が主力。建物管理や賃料回収代行事業も手掛ける。賃貸・販売仲介事業参入。

和歌山県のカジノ誘致に思惑のある材料株です。株主優待は子会社取扱商品です。

イントランスの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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不動産投資・再生事業が核も、市場の注目はカジノ

中古不動産の再生に定評あり

イントランスの事業の柱となっているのは、中古不動産の再生です。

過去には、東京タワー付近のビルを買い取って、結婚式場に再生して売却した事例があります。

よく四季報やアナリストのレポートにも記載されていますが、東京タワー近辺のオンぼろビルを買い取って華やかな結婚式場にバリューアップして売却した点が秀逸と言われています。

引用元:経理屋の株とか独立とかのブログ

その他事業も着々と

その他事業として、蒲田ショッピングセンターの賃料収入や、後述するカジノ銘柄としての地位を築いたマリーナシティの配当収入などが寄与しています。

PM・管理・仲介のソリューション事業に関しては、東武ストアに一括賃貸している蓮田SCの賃料収入と和歌山のマリーナシティ(後述)の配当収入が通期で寄与します

引用元:なちゅの市川綜合研究所

また、優待品にもなっている大多喜ハーブガーデンの運営も堅調です。

千葉県で大多喜ハーブガーデンという園芸施設を運営していますが、昨今の「いすみ鉄道」ブームも相俟って、のれん償却を除けば、収益均衡圏に浮上してきています。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

リーマンショック生き残り不動産銘柄

イントランスはリーマンショックを生き残った不動産銘柄です。リーマンショック時には赤字転落したものの何とか凌ぎきっています。

その後は借入金を活用したレバレッジ経営を行っており、ある程度のリスクを考慮せざるを得ない銘柄と見なされていました。

イントランスについては、借入金を積極利用したレバレッジ経営が特徴であり近年の不動産地価上昇のトレンドも続きそうであることから、2~3年単位では持つつもりですが、現状のレバレッジから自己資金への転換を図らない限りは10年といった長期で持つ銘柄ではないと思っています。

引用元:経理屋の株とか独立とかのブログ

しかしながら、2015年3月期に大きな利益をあげたこともあって財務も良化しており、加えて、リーマンショックの経験から保守的な経営姿勢になっているとも指摘されています。

リーマンショック生き残り組であるため、総じて会社側姿勢が慎重である印象であり、自己資本比率が4割まで回復してきたものの、仕入に及び腰の印象は否めません。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

カジノ関連銘柄として

2016年末から2017年初にかけて、日本におけるカジノの候補地として和歌山県マリーナシティ付近へ誘致している旨の報道がなされました。

イントランスはマリーナシティのホテル・温泉・商業施設の信託受益権を取得しており、ここにカジノが誘致されれば、恩恵は莫大となる思惑が有ります。

当社で一番のトピックと言えば、昨年の8月に和歌山の毛見沖の人工島マリーナシティの3物件「ホテル」「温泉」「商業店舗」の信託受益権を取得したことであり、本年5月には和歌山県が統合型リゾートの誘致候補地を当マリーナシティに一本化することを表明しているため、今後の展開次第では一発を秘めた案件となります。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

和歌山県のマリーナシティ付近へ誘致している
そのマリーナシティ内にあるホテルや温泉の信託受益権がイントランスにある
イントランスはカジノ誘致に積極的
誘致に成功した場合は絶大な恩恵を受ける可能性が高い
とのこと

引用元:弱小兼業トレーダー奮闘記 目指すぞ1億円!

株主優待は子会社取扱商品

300株以上の保有で、子会社取扱商品が貰えます。

2017年は大多喜ハーブガーデンの商品で、ハーブティー、フルーツケーキ、ハーブ入り米麺でした。2,000円相当のようです。

大多喜ハーブガーデンはイントランスの子会社で千葉県大多喜町にあります。2016年にリニューアルしたばかりで4,500平方メートルもの広さを持つハーブガーデンだそうです。

今回の優待品は3種類の商品のセットです。

引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活

総合評価

大きな特色はない不動産銘柄で割安感もありません。

和歌山のマリーナシティにカジノが誘致あれれば大化けするという材料株としての位置付けが大きく、まとまった投資を行うよりは、宝くじ感覚の投資となると思われます。

リーマンショックの経験から慎重に経営を進めており、それに加えて和歌山のカジノ誘致でワンチャンを狙う方針と想定されています。

金融緩和が止まっても、個人投資家がついてこられるような小型物件の転売と蓮田SC等の賃料収入でしのぎきり、和歌山でワンチャンを狙う・・・方針かと思われます。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

優待は高評価も、配当金に不満ありとのことです。

株価(216円)★★★☆☆:ぱっとしません
配当金(0.93%)★☆☆☆☆:少ないです
優待内容 ★★★★☆:結構好きです
参考指標:PER 34.8倍、PBR 2.58倍
総合得点(15点満点):8点
※ データは2017年6月27日終値時のものです

6万円台の投資で2,000円相当の優待品がもらえます。株主優待は良いのですが、配当が物足りません。

引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活

優待を高く評価しており、指標的には高いものの、1単元ホールドであれば問題無いとされています。

イントランスは指標的にはやや高いですが、上記の様に優待内容には非常に力がありますし、PF下位銘柄としては特に大きな問題は無いものと考えています。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

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