インヴィンシブル投資法人は、総合型で、現在はホテルが約6割、住居が約3割、残りがオフィスや商業施設という構成。外資系運用会社フォートレス・インベストメント・グループ(FIG)をメイン・スポンサー、情報大手ソフトバンクをサブ・スポンサーとする。
株主優待は年2回(6月12月)でホテル宿泊割引です。
インヴィンシブル投資法人の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
ソフトバンクがスポンサーの総合型REIT
ポートフォリオ
インヴィンシブル投資法人は総合型REITとして、住居、商業施設、ホテルを保有しています。
住居(64件)については東京を中心として、大阪・名古屋等の都市圏の物件となっています。
商業施設(2件)については宮城県と福島県に1件ずつです。
ホテル(58件)については都市圏が多いものの、地方都市の物件も組み入れられています。
ポートフォリオの詳細はコチラ→インヴィンシブル投資法人Webサイト
実質的にはホテルリートと言っても良いと指摘されています。
2016年12月時点のポートフォリオを見ると、取得価格ベースでホテルが全体の67.9%を占めています。本投資法人はカテゴリとしては総合型と位置付けられているようですが、実質的にはホテルリートと言っても良い状況です。
引用元:たむたむの配当金生活への道
結構面白いポートフォリオだと表現されており、インバウンド効果によるホテル需要はまだまだ続くのではないかと評価されています。
つまりほとんどホテルリートといっても過言ではなく、ホテル以外の3割は住居です。これはホテル&住居・・・結構面白いポートフォリオだと思います。
引用元:仮想通貨でセミリタイアを目指す!
インヴィンシブル投資法人はホテルがメインであるため、インバウンド需要がもてはやされた2015年には実力以上の価格上昇があったと考えながら、2016年から価格下落が続いたことで利回りが6%を超えたため、投資に踏み切ったと解説されています。
素人なりの推測は、同法人はホテルメインだから、インバウンド需要が旺盛であった2015年に実力以上に価格上昇したものの、陰りの見えた2016年に行き過ぎた価格に調整が起き、2017年に東証REIT指数の軟調に引きずられる形で低迷した、というシナリオです。
引用元:ゆ~ていの気まぐれ投資ブログ
スポンサーはソフトバンク
メインスポンサーは外資系運用会社フォートレス・インベストメント・グループですが、ソフトバンクがフォートレスを買収したことで、ソフトバンクからも2割の出資がなされており、実質的にソフトバンクがスポンサーと言えます。
当然ながらソフトバンクはディベロッパーではないため、具体的なシナジー効果は薄いですが、ソフトバンクが大株主であるアリババとのシナジー効果については以下のように言及されています。
ソフトバンクはディベロッパーではなく、物件を開発・供給するといった機能はないため、ホテルのフロントにペッパー君を置いて案内させたりといった取って付けたようなシナジーしかなさそうですが、同社が大株主の中国アリババ傘下の旅行サイト「フリギー」で、当法人保有ホテルの宿泊販売を開始するなどしています。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
増資で物件購入進む
インヴィンシブル投資法人は2017年3月の公募増資に続いて、10月にも公募増資で400億円を調達し、優先出資証券の取得や物件取得を進めています。
前者の優先出資証券については想定利回り8.8%と高利回りが期待されますが、インヴィンシブル投資法人と出資先TMKで2重にレバレッジ状態となっているリスクは指摘されています。
10月POで約400億円(@44,118円)を調達し、舞浜のシェラトン・グランデを抱くTMKの優先出資証券を178億円(49%)分取得しています。これはシンガポール政府投資公社(51%)との共同投資となっていますが、所有権ではなく優先出資証券であり、想定利回り8.8%と相当な高利回りが期待されますが、このTMKの方でも当然に借入を起こしている“ダブル・レバレッジ”状態ですので、留意が必要です。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
今後も公募増資による外部成長が続く見通しで、前回の公募増資時の価格を超えるたびに資金調達を行っていくものと予想されています。
今年もPOによる外部成長が期待出来ます。特にフォートレスと優先交渉物件として覚書を締結しているホテル・住宅が26棟(推計1,500億円程度)あるため、当社としては手を出さない理由はなく、低簿価・築古の非コア物件売却により現金と分配金を作り上げた上で満を持してPO・・・というのがメインシナリオかと思われます。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
株主優待はホテル宿泊割引
REITにしては珍しく、10株(口)以上の保有で株主優待としてホテル宿泊割引券がもらえます。
マイステイズ・ホテル・マネジメント運営「マイステイズ」ブランドホテル等で10%割引として利用可能です。
総合評価
利回りは5%以上~7%超の水準にあり、高利回りREITとして個人投資家からは一定の人気があります。
公募増資が続くことの是非(成長と見るか、不安定と見るか)や、総合型とは言いつつもホテル特化であることを考えると、投資するにしても少数にしておくのが良いと思われます。
もともとREITは高利回りを分散して購入する場合が多いと思われますので、その中の1つとしてインヴィンシブル投資法人は組み込みたいREITであります。
利回りが高いことを評価されています。
利回りは現在REITで2位の7.04%となっています。
なんと言っても5万円以内で買付できて手数料無料銘柄ですので、値は上がらずとも分配金さえ安定していただければ御の字です。
引用元:配当金だけで生活できるその日まで