イトクロ(6049)

イトクロは、教育関連で国内首位の口コミポータルサイト。閲覧ユーザーの問い合わせ数に応じ塾等に課金。

株主優待はありません。2015年IPOで高成長続くグロース株です。

イトクロの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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教育領域特化のポータルサイトで成長続く

2015年IPO

イトクロは2015年7月にIPOでマザーズへ上場しました。

公募価格1,930円に対して、初値2,010円(+4.1%)とまずまずのスタートとなりました。

上場直後は株価は底を探る展開となるも、その後は利益成長を背景として株価は右肩上がりとなっています。

事業内容

「塾ナビ」「家庭教師比較ネット」「医学部受験マニュアル」といった領域特化型のポータルサイトを運営しています。

それらのサイトからユーザーが資料請求等を行うことで、掲載サイトから成果報酬型の収益が上がります。

領域特化型なので高い費用対効果を実現できると評価されています。

ユーザーが、当社グループのポータルサイトを経由してクライアント企業へ問い合わせや資料請求等を行い、その成果に応じて報酬をいただく成果報酬型の課金システムを主要ポータルサイトにおいて採用をしており、クライアント企業にとって、効果が明確で高い費用対効果を実現。

引用元:Stock Life Fund.

また、教育領域以外にも、金融系ポータルサイトも運営しており、利益面で貢献していそうだと評価されています。

イトクロ、ポータルサイトの運営ということですが、メインの「塾ナビ」の他にも、証券やFXなどの金融系ポータルサイトを運営しており、こちらも利益面で貢献していそうです。

引用元:株初心者入門ブログ たまごの投資日記

成長余地

教育領域に特化したサイトを運営するイトクロの成長余地については見方が分かれるポイントです。

塾業界は少子高齢化の影響を受ける斜陽産業であるという指摘もあります。

当時、買ってた理由は、イトクロの運営している塾比較サイト塾ナビの成長性にベットしたたんだけど、塾業界って少子高齢化をモロに喰らう斜陽産業だし、エスクリみたいに成長性はあってもブライダル業界自体が厳しいから株価低迷っていうパターンかなと思って、今は持ってない。

引用元:社内ニートが株で1億つくる話

しかしながら、塾業界はまだまだ折込チラシで選ぶ人が多いそうで、それがネットに置き換わる流れはまだまだ続くため、成長余地があるという評価もあります。

ぼくはイトクロを少し誤解していたところがありまして「塾ナビはナンバーワンかもしれないけどネットが普及している今成長余地ってあるのかな?

」って思っていたのですが、資料によればまだまだ折込チラシで選ぶ人が多いということでそれでしたらネットを利用が増える。→イトクロの業績がまだまだ良くなる。というイメージに変わりました!

引用元:Kabu Berry

財務鉄板で社長の持株多い

イトクロは、大きな設備投資が不要なネットサービスを展開していることから、上場で得た資金も含めてキャッシュが積み上がっています。

2017年10月期において、自己資本比率86%、キャッシュは55億円と鉄壁の財務です。

さらに、創業者・社長が61%、自社が9.2%の株式を保持しており、浮動株が少なく、需給は相当引き締まっている状態が続いています。

昇格期待も売出し必須

会社の規模的には東証1部への昇格は十分と思われますが、浮動株が少ないことから、株主数と流通株式が条件を満たしません。

株式分割や株主優待新設によって株主数を増やすことは簡単だと思われますが、社長の株式売出し無しには流通株式を増やせません。創業者利益の利確という観点からも、売出しは必須と思われます。

総合評価

オンリーワンのネットサービス株であり、利益成長が続くグロース株という分類です。成長余地はまだありそうですが、成長鈍化が見られた際にどういう舵取りができるかが今後のポイントです。

2018年4月時点でPER52.8倍/PBR11.6倍と、非常に高い評価を受けていますが、成長鈍化(と言っても10~20%成長?)が見られたときにはPER50倍は維持できないと思われます。

IPO直後に買えていれば・・・という銘柄でしょう。

優待新設や昇格期待はありますが、その反面、社長の保有株売出しが起こるため、株価にはニュートラルであり、積極的に買う理由にはならないと思われます。

成長を織り込んだ株価となっていると指摘されています。

言うまでもなく株価はその成長を織り込んでいる水準です。。織り込んでいなかったらすぐに狙おうと思うのですが、そんな簡単に問屋は卸してくれませんね。

引用元:Kabu Berry

上場直後の時点で、適正PERは30~40倍ではないかと指摘されています。その後、利益成長に沿って高いPERを維持しながら株価は右肩上がりとなっています。

こういう事業内容がオンリーワンで高成長企業の適正PERは良く分からないのですが、30~40倍くらいで考えておけば良いのかもしれません。今後の成長率次第ではありますが、現に現在のPERが39倍なので!

引用元:割安株投資研究所

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