日本エム・ディ・エム(7600)

日本エム・ディ・エム(日本MDM)は、骨接合・人工関節など整形外科器具の専門販社。現在は米国製造の自社製品の売上比率9割に。

株主優待はありません。

日本MDMの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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医療機器の卸売業からメーカーへ

事業内容

日本MDMは、整形外科分野を中心とした医療機器の開発・製造・販売を行っています。

具体的な製品としては、骨接合材料、人工関節、脊椎固定器具、人工骨などです。

これらの製品は高齢化が進む日本において、需要が高まると予想されています。

骨接合材料材料や人工関節などの輸入販売も行っており、高齢化が進むニッポンでは必然的に足腰の弱くなる年輩者の増加傾向を考慮すれば、同社の事業内容はまさに息の長い時流に乗った成長が期待出来ます。

引用元:にゃんこの株日記

卸売からメーカーへ

日本MDMは卸売業に分類されている通り、輸入商社としてスタートした会社です。

その後にメーカーを買収することで、卸売だけでなく、製造・販売という垂直モデルを築き上げました。

現在ではほぼメーカーと言っても差し支えないとコメントされています。

商社としてスタートした日本エム・ディ・エムですが、メーカーを買収することにより自社製品の売上比率は約9割を占め、ほぼメーカーと言っても差し支えない業態となっています。

引用元:投資で目指すアーリーリタイア

この垂直モデルによって、販売に占める自社製品比率が高まり、利益率が高まっています。

日本ライフラインと同じ道筋を辿っています。

どんどん自社製品比率が上がり、利益率が上がっている印象。

引用元:業績好調株を追え!

自社製品の研究・開発については、アメリカの子会社で行われています。

売上についてもアメリカの方が大きいです。

日本MDMの製品はアメリカの子会社で開発が行われています。

実際に売上の70%以上がアメリカの子会社によるものです。

引用元:Kabu Berry

財務は改善中

2015年までは最終赤字を計上しつつも、営業CFとしては安定的に稼いできました。2016年以降は利益成長が加速しており、財務も改善が進んでいます。

2018年3月時点で自己資本比率は63%まで来ており、借入金46億円に対してキャッシュは25億円となっており、2~3年以内には無借金経営経営となる見込みです。

財務はまずまずと評価されています。

財務はまずまず。流動比率は230%ほど。現預金+売掛金>流動負債です。有利子負債も少なめ。

引用元:バネ男の株のアレ。

中期経営計画

日本MDMは、2021年3月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。

2021年3月期において、売上187億円(年率+8%成長)、営業利益28億円(年率+11%成長)を目標値としています。

自社製品の開発力・製造力を強化し、海外ビジネスの拡大および日本でのシェア拡大を狙います。

シェア的には未だに1割にも満たないそうで、拡大余地は十分と言えそうです。

人工関節などを主力にしている上場企業は珍しいので調べてみましたが、シェアも日本でも1割にも満たない程度(アメリカはそれ以下)でした。

引用元:バネ男の株のアレ。

総合評価

日本ライフラインを思い起こさせる銘柄です。二匹目のドジョウとなるでしょうか?

2018年5月時点でPER19.7倍/PBR2.37倍となっており、中期経営計画の通りに年率10%成長が続くと評価されている水準にあると思われます。

医療器具というのは、個人投資家には製品の強みが分かりにくいため、手が出しにくいという面はありますが、日本ライフラインの事例を見ているだけに日本MDMにも投資したい個人投資家も多いと思われます。

ファンダメンタルズ的には全てがまずまずと評価されていますが、成長の確実性を踏まえると指標的割安感はないと指摘されています。

業績・財務・CFいずれもまずまず。ただ、公定価格改定や成長の確実性などを考えると、指標的にはあまり割安ではないかも…。不勉強なせいもあるのですが、正直、製品の強みがわかりませんでした。

引用元:バネ男の株のアレ。

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