城南進学研究社は、川崎地盤で首都圏に現役高校生主体の『城南予備校』。個別指導塾『城南コベッツ』、幼児教育も。
小型・昇格期待・クオカード優待と個人投資家が好きそうな銘柄です。株主優待は年2回(3月9月)でクオカードです。
城南進学研究社の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
個人投資家が好む要素の詰まった教育銘柄
事業内容
乳幼児から社会人まで
城南進学研究社は、乳幼児から社会人までを対象に様々な教育事業を行っています。
主力は、高校生向けの「城南予備校」や、個別指導塾「城南コベッツ」です。主力以外でも、映像授業、児童教育、スポーツクラブ等を行っています。

第36期 報告書より抜粋
売上は順調も、利益はバラツキあり
城南進学研究社はここ数年、売上は順調に右肩上がりとなっています。
順調に売り上げを伸ばしていることが認められます。当期純利益も5年間プラスで推移していますから、順調であると考えられます。
引用元:株LAB.
一方で、利益はバラツキがあり、増益となったり、減益となったりしています。
4半期毎のブレが大きく、着地が読めないとも指摘されています。
どうやらこの企業は四半期ごとのブレが大きく、利益も4Qに向けて減っていくという特徴があるようです。正直、着地がまったく読めないです…。
引用元:バネ男のディフェンシブ投資日記
先行投資で営業赤字転落へ
2019年3月期については、先行投資による収益力強化を掲げ、営業赤字に転落する想定です。
マナビス積極的展開(2020年教場数倍増)、コベッツ直営7教場のリニューアル、児童教育事業の収益力強化の3点を行っていく見込みです。
2018年3月期本決算発表と2019年3月期予想が発表された後、株価は急落して始まるも大陽線で引けました。減益を嫌気する売りが殺到したものの、成長期待による買いもあったものと思われます。
財務は鉄壁
財務に関しては文句なしの状態です。
2017年3月期においては、無借金経営であり、約13億円のキャッシュを保持しています。自己資本比率は67%となっています。
流動比率が150%あり、資金繰りに困ることはないと評価されています。
有利子負債は無いですし、流動比率も150%ほどありますから、短期間の間で資金繰りに困るというようなことはないでしょうね。
引用元:株LAB.
財務はかなりいいと評価されています。
財務はかなりいいです。流動比率は165%ほどですが、現預金>流動負債合計です。有利子負債もゼロ。
引用元:バネ男のディフェンシブ投資日記
優待新設で人気銘柄に
2017年3月に優待を新設しました。
これによって、個人投資家が好みそうな以下の要素を持っていることになりました。
- 小型(時価総額50億円未満)
- クオカード優待
- 昇格期待
- 財務が鉄壁
- 購入単価が小さい(約5万円)
- 配当優待利回りが高い(約4%)
そのため、優待新設をきっかけにして購入に踏み切った個人投資家も多くいらっしゃるようです。
中期経営計画
城南進学研究社は、2020年3月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。
具体的な数値目標を掲げてはいないものの、以下の点を計画骨子としています。
- 大学入試制度改革への対応とソリューション事業の強化
- 少子高齢化の進行を見越した収益構造改革
- 顧客ロイヤルティの向上によるLTVの最大化
株主優待はクオカード
株主優待は年2回(3月9月)で500円相当のクオカードが貰えます。
2017年3月 優待新設
城南進学研究社は、2017年2月に優待を新設しました。
発表後はストップ高にまで高騰するなど、市場からは歓迎されたようです。
優待新設をきっかけにして、昇格期待も出てきたことから、個人投資家からも買いが入りました。
株価は当然ながら急騰し、2/27の発表直後にストップ高となりました。
ぺたこんが気づいたのは引け後でしたので、2/28に100株購入を決めました。
城南コベッツは現在JASDAQ上場ですが、優待導入で株価上昇、株主数増加となれば、東証1部や2部への昇格も視野に入ってきそうです。
引用元:個人事業主ぺたこんの配当生活ロードー高配当株で夢の配当金生活へ!
優待新設をきっかけに飛びついたそうです。
私が好きな「最低購入代金が低く、総合利回りが良い」銘柄なので飛びつきました。
(と言っても発表後1週間程経っていましたが)
引用元:RYUの投資日記
総合評価
2018年9月時点の総合評価
今期は先行投資によって営業赤字に転落する見込みですが、来期以降の業績V字回復は見通せず、不透明感が漂います。
2018年9月時点でPER算定不可/PBR1.03倍となっています。赤字想定のためPERが計算できません。
株価は営業赤字予想を嫌気して緩やかな下落を続けています。PBR1倍割れは割安感があるものの、積極的に買える状況でもなく、ヨコヨコの展開が続きそうです。
2017年11月時点の総合評価
特に何の問題もなく、配当優待を目的としてホールドすればよい銘柄だと思います。
塾業界は再編期待があることや、小型銘柄であること、昇格期待があることから考えれば、低リスクミドルリターンとも考えられます。
割高感もなく、一定以上の力がある銘柄と評価されています。
城南進学研究社は指標的な割高感もありませんし、財務状態も良いですし、まずまずの総合利回りも出ていますし、一定以上の力のある銘柄です。こんなに良い銘柄をPF下位で持てるなんて、私達優待族は本当に幸せですね。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
小型で昇格期待もあることから、キャピタルゲイン狙いができ、優待も良いと評価されています。
優待新設時から昇格銘柄としてウォッチしていましたが、今日買いました。正直業績はよくわかりませんが、指標的にも利回り的にも買える水準でしたし、権利落ち後もすぐ持ち直してくれるレベルではないかと…。年2回優待ですし。
引用元:バネ男のディフェンシブ投資日記