ジュンテンドーは、中国地方トップシェアのホームセンター。近畿にも店舗。農業関連品に特化した小型店も展開。
2017年に株主優待を新設し、個人投資家から注目が集まりました。株主優待はクオカードです。
ジュンテンドーの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
業績横ばいも、優待新設で東証1部へ昇格狙い?
業績横ばい
ジュンテンドーは、島根県に本社を置く、中国地方トップシェアのホームセンターです。
ホームセンターの他にも、イエローハットやドラッグストアを展開しています。
店舗数や売上は長年横ばいとなっています。
店舗数は、ここ5年間で、151店⇒155店⇒153店⇒151店⇒150店と、こちらも横ばい状況が続いています。
業態の内訳は、ホームセンター132店、イエローハット4店、ドラックストア8店、ブックセンター6店と、大半がHCになります。
低PBRながら財務はイマイチ
2017年10月時点でPBRは0.46倍となっており、低PBRの資産バリュー株のようです。
店舗を多く所有しているため、有形固定資産によるところが大きいです。
一方で、借入金も相当額となっており、自己資本比率は3割台です。長年同じような水準にあるため、危険性はあまり感じないものの、好財務とは言い難い状況です。
財務面は一般的な水準とする一方で、PER的には割安感はないと指摘されています。
自己資本比率は3割台と、財務面は一般的な水準です。
また、現在の株価は、業績推移などを踏まえると、PERからみて、特に収益面で割安感はありません。
東証1部への昇格期待
2017年1月に優待制度の新設を発表しました。
内容は個人投資家が飛びつくクオカードということで、東証1部へ昇格するための優待であることを指摘する声が多いです。
東証1部への昇格基準をクリアするために、株主優待制度を導入したのではないかと指摘されています。
ジュンテンドーは、東証二部銘柄ということで、昇格が期待できます。
東証一部の昇格基準には、「株主数2,200人」「時価総額40億円以上」があります。現在、ジュンテンドーは株主数1,009人、時価総額30億円です。
そこで、昇格基準をクリアするため、株主優待制度を導入することで、株式の魅力を高める企業もあり、今回のジュンテンドーも、これに該当する可能性があります。
クオカード優待新設は、1部昇格を狙っている可能性があると指摘されています。
利益面では東証一部昇格の要件が微妙であり、株主数もまだまだ不足していて時価総額もギリギリです。
しかし、このタイミングでのクオカード優待新設は将来的な東証一部昇格を狙っている可能性はあります。
引用元:The Goal
株主優待はクオカード
100株以上の保有で、1,000円相当のクオカードが貰えます。
2017年2月末基準が初優待となりました。
総合評価
優待新設で、しかもクオカードということで、個人投資家の注目を集めました。
これによって株主数や時価総額などの東証1部昇格基準は満たせるようになったと思われます。
業績にはあまり期待感がありませんが、東証1部昇格期待として投資するのはアリだと思います。
2017年10月時点でPBR0.46倍という低PBRでありながら、総合利回りが良いことを評価されています。
ジュンテンドーは低PBRですし、まずまずの総合利回りが出ていますし、PF下位としては良い銘柄です。こういった「縁の下の力持ち」的な銘柄が私のポートフォリオを静かに支えてくれているんですね。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌