ジャストシステムは、ワープロ一太郎や法人業務システムなど展開。通信教育事業に注力中。キーエンスと資本提携。
キーエンスから出資を受けて以降、成長を続けています。株主優待はありません。
ジャストシステムの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
高いブランド力を持つソフトウェア開発・販売会社
有名ソフトウェア
ジャストシステムの開発・販売するソフトで有名なものと言えば、一太郎、ホームページビルダー、ATOKです。
それぞれ高いブランド力を持っていると評価されています。
「一太郎」は、個人向けとしては「Word」に押されて存在感が薄くなってしまいましたが、官公庁においては依然として高い支持を集めているようです。
また、「ホームページビルダー」はホームページ作成支援ソフトとしては8割のシェアを持ち、「ATOK」はスマートフォン向けアプリとして長い期間にわたってダウンロードランキングトップクラスを保ち続けています。
引用元:株式投資はやっぱり長期!
iOS版にもサードパーティ製のキーボードが解禁される際にも注目を集めました。
ATOKはアンドロイド版で1500万ダウンロードを誇る人気アプリなので、iOS版にも期待できます。
引用元:成長株で億万長者
通信教育事業
ジャストシステムが昨今、注力しているのが通信教育事業です。
タブレットで学ぶ通信教育「スマイルゼミ」は非常に評判が良く、事業拡大が期待されています。
スマイルゼミとは、タブレットを使った通信教育
教材はネットで配信されてきます。
タブレットとネットの組み合わせという、情報化社会ならではの通信教育ですね。
引用元:成長株で億万長者
既に小学校での導入率は首位の地位にあるようです。
小学校向けの学習支援ソフトの「ジャストスマイル」も、小学校での導入率で首位の地位にあり、そのブランド力は後述の「スマイルゼミ」にも活かされます。
引用元:株式投資はやっぱり長期!
大株主の思惑
ジャストシステムは2009年に経営不振に陥り、キーエンスから出資を受けています。
現在でも43.9%を保有する大株主となっているキーエンスから、経営ノウハウがジャストシステムに導入され、それが成果に結びついているとも考えられます。
従業員1人あたりの売上高の上昇や、社員への高い給与・インセンティブに注目されている個人投資家もいらっしゃいます。
キーエンスと言えば、「優秀な社員」「高い給料」「高い利益率」などで有名ですが、そのキーエンス式の経営ノウハウが同社にも導入されることにより、ROEやROAといった利益率や、従業員一人あたりの売上高もぐんぐん上昇しています。その過程にはもちろん厳しいリストラもありましたが、残った社員には高い給与とインセンティブを用意し、ここ数年は平均給与が100万円ずつ上昇しています。
引用元:株式投資はやっぱり長期!
また、大株主2位には、光通信会長の重田氏も名を連ねます。「凄腕投資家」と称される同氏の投資を見て、パクリュー投資(銘柄をパクって投資)する方もいらっしゃるようです。
大株主2位には「S級の凄腕投資家」である、9435光通信会長の重田康光氏が登場しており、更にそれだけでなくジリジリと市場で不気味に買い増しを続けてもいます。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
総合評価
2011年以降は増収増益を続けており、もともとのソフト開発力に加えて、キーエンスの経営ノウハウが上手く機能している印象です。
2017年9月時点でPER33.5倍/PBR4.19倍と、株式市場から高い評価を受けています。
ここから手を出すのは難しいですが、通信教育が国策として今後も伸びることを考えると、押し目は拾われていくのではないかと思います。
指標的には割高であるが、モメンタムがある限りはホールドするとされています。普段は優待株に投資されている個人投資家ですが、非優待株ながらピカピカの成長株であるジャストシステムに期待されているようです。
指標的には率直に言って既にかなり割高ですが、株価にモメンタム(勢い)がある限りはこれからも楽しくホールドしていく予定です。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌