高周波熱錬(ネツレン)は、電気による鋼材焼き入れ(誘導加熱加工)大手。加工受託、棒鋼・ばね鋼線、加熱設備販売が主力。
株主優待はクオカードです。2017年11月に新設が発表されました。
ネツレンの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
好業績と優待新設で個人投資家に裾野広がるか
事業内容
ネツレンは、誘導加熱加工(IH)大手で、高強度鋼材製品や自動車部品、建機部品などを製造しています。B2B事業であるため、一般にはほぼ知られていない事業内容だと思われます。
鋼材を扱うこともあり、新日鐵住金が7%の株式を持つ筆頭株主です。
業績は不安定
2016年3月期については、建機業界からの受注が低迷したことと固定資産の減損によって最終赤字に転落しています。
2017年3月期はV字回復を遂げているものの、シクリカル銘柄であり業績の不安定さは拭えません。
とは言え、直近では自動車業界への販売や海外輸出が上手くいっており、業績が向上しています。
2017年初は株価が低迷していますが、IRを見てみると「自動車業界への販売」「海外への輸出」がうまくいってるようで業績向上から株価が上昇しています。
財務は鉄壁
無借金経営であり、自己資本比率75%と財務は鉄壁の状態です。
2016年3月期のような減損がなければ黒字を確保してきますし、不況時にも耐えられる体力はありそうです。
株主優待はクオカード
株主優待は100株以上で1,000円相当のクオカードです。
2017年11月に新設され、2018年3月末分が最初の優待となります。
総合評価
事業内容が難解かつシクリカルであり、個人投資家は手を出さない銘柄です。
株価は少し上がってきたとは言え、2018年3月時点でPER14.4倍/PBR1倍割れの状態です。
個人投資家への興味喚起のためか、2017年11月には株主優待の新設を発表していますが、優待の集中する3月末でクオカードというありがちなものでは、なかなか個人投資家の株主を増やすのは難しそうです。
PERとPBRの割安性と、配当利回りと優待から投資されたそうです。
ネツレンを購入しましたのでご報告。PER、PBRも購入圏内。極めつけは配当利回り2%以上と、1,000円のQUOカードですね。
引用元:ライフPLUS