カゴメは、トマト加工品の国内最大手。飲料が稼ぎ頭。農事業を育成。米国などで業務用トマトを積極展開。
株主優待は自社商品です。2019年以降は6ヶ月の継続保有が条件となります。
カゴメの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
個人投資家に大人気の食品メーカー大手
事業内容
1899年に日本では馴染みのなかった西洋野菜の栽培をスタートし、のちにトマトの加工に取り組み、創業120年を迎えました。
トマトケチャップ、トマトジュース、野菜ジュースなどで市場シェア50%を超えるトップシェアを獲得しています。その他にもウスターソース等を販売しています。
最近では「野菜生活100スムージー」や「GREENS」の商品名で販売しているスムージーが好調であり、トップブランドへと成長させています。
大手食品系はブランド力を持っており、根強い人気で安定感があると評価されています。
大手食品系はいずれも強いブランドを持ってそうで、食べる人は盛んにあれこれ変えたりしなく飽きずに食べ続ける・・そんな傾向がありそうです。この辺りが日用消費財の強いところ。
引用元:大河の一滴
個人投資家に人気高い
身近な食品を販売しているだけあって、知名度も高く、優待もあるので個人投資家に非常に人気があります。
会社側も個人株主数の多さをアピールしており、ファン株主10万人構想のもとで株主を増やしてきた経緯もあります。
株主総会も大人気で、3,000人収容の会場が満員になるそうです。
3,000人収容可能ですが、この調子だと会場に入れない人も出てきそうです。
うわさに聞いていた通り、相当人気があるということですね。
米国子会社売却
2017年8月、米国の子会社PBI社の売却が発表されました。
PBI社は2015年に70%の株式を取得して子会社化し、過程用エスニック簡便食品の販売を行ってきましたが、本業とのシナジーが薄いためか、わずか2年ほどで売却することとなりました。
これにより売上が年間60億円剥落するものの、売却によるキャッシュを手に入れた他、のれん52億円が削減されたことで財務状況が改善しています。
財務は安定的
上記により財務改善が進み、前年度の自己資本比率42%から、2017年12月期には自己資本比率は52%となっています。
中期経営計画
カゴメは、2018年12月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。
2018年12月期において、売上高2,200億円(年率+4%成長)、経常利益110億円(年率+16%成長)を目標値としています。
経常利益110億円はわずか1年で達成してしまいました。
2018年3月期の業績予想は売上高2,150億円/経常利益130億円としており、米国の子会社PBI社の剥落分を除けば、売上高についても目標達成としてよい水準です。
次期中計に注目が移ります。
株主優待は自社商品
2018年12月分以降の優待内容
2018年3月、優待制度の変更が発表されました。
これまで年2回(6月12月)だった優待を、年1回(6月のみ)にするとともに、6ヶ月以上の継続保有が条件となります。
株主優待は保有株式数に応じて自社商品(食品・ジュース等)がもらえます。年1回になった分、内容は以前の倍となっています。
- 100株以上 2,000円相当
- 1,000株以上 6,000円相当
2018年6月分までの優待内容
株主優待は保有株式数に応じて自社商品(食品・ジュース等)がもらえます。
- 100株以上 1,000円相当
- 1,000株以上 3,000円相当
2017年6月分の優待を1品ずつ紹介されています。
主婦に大人気のカゴメ、私も持ち始めてから5年位になります。
タイトルが「地味に大活躍」とか、矛盾している様な感じになってますが、本当に地味だけど、活躍してるんですよ。
2015年12月分の優待を紹介されています。さすがトマト加工大手というだけあって、トマト尽くしの優待内容です。
トマト加工品がメインということで、優待の品6品のうち4品がトマト絡みですね。トマトケチャップにトマトジュース、ロールキャベツ用ソースに鶏肉炒め用ソース。残りはジュースが2種類となっています。
優待の中には新製品が入っていることも多く、毎回ドキドキされているそうです。
カゴメの優待の凄さは異常
引用元:New Market Creation – 市場創造
総合評価
ここ数年の利益成長に加えて、株価水準の見直しが起こり、2015年から2017年末までで株価は2倍以上となりました。
2018年6月時点でPER34.3倍/PBR3.53倍となっています。過去にはPBR2倍弱で推移していたことを考えるとかなり評価が高まったといえます。
安定的な食品メーカーとはいえ、指標的には2桁成長が求められる水準であり、割高感も否めません。次期中計がそれに相応しいものとなるかに注目です。
長期保有するには悪くないと評価されています。
カゴメの商品をお気に入りなのであるなら、悪くなさそうです。三割ぐらいの含み損でびびらずホントに長期で持つ気なら悪くなさそうです。それぐらいには安定的に見えます。
引用元:大河の一滴
優待目的の保有株の中で一番の古参とコメントされています。
私の優待目的の保有株のなかでは日清食品HDと、このカゴメが一番の古参です。