キングは、レディスの中堅アパレル。ミセス向けなどが主力。専門店での販売が中心。FC店が約8割。
株主優待は図書カード等です。
多くのキャッシュを保有しており、業績・CFも安定していることから、資産バリュー株に分類します。
キングの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
トップラインの減少続くも安定感あり
事業内容
キングは、PINORE、JUDY、C’EST CHIC’Aなどのブランドでアパレル事業を行っています。2016年春には7年ぶりの新ブランドとして「MORABITO」を展開しています。
アパレル事業が主力ですが、他にも、服飾用途の布地・織物をデザインするテキスタイル事業、東京・京都・大阪の各不動産で賃貸事業を行うエステート事業も行っています。
トップラインの減少続く
リーマンショック以降、トップラインは減少が続いています。
それに比べると利益は比較的安定しており、営業CFも常にプラスとなっています。
ここ数年は減収減益が続いていましたが、2018年3月期については、3事業ともに利益を伸ばし、増益に転じています。
財務は鉄壁
長年に渡って実質無借金経営となっており、利益・営業CFは安定しているため、キャッシュを積み上げています。
2018年3月期においては、キャッシュ96億円(cf. 時価総額130億円)で借入金は4億円ほど、自己資本比率は85%と鉄壁の財務となっています。
株主優待は図書カード等
株主優待は保有株式数に応じて図書カードがもらえる他、100株以上で一律、自社ファミリーセール招待状1枚と同10%割引券1枚がもらえます。
- 3月のみ
- 図書カード
- 500株以上 500円相当
- 1,000株以上 1,000円相当
- 2,000株以上 2,000円相当
- 図書カード
- 3月9月
- 100株以上
- 自社ファミリーセール招待状 1枚 ※東京・大阪会場で開催
- 同10%割引券 1枚
- 100株以上
図書カード優待は地味に改悪
2017年2月に株主優待制度の変更が発表され、図書カード優待については従来300株以上で500円相当だったものが、500株以上に引き上げられました。
これまで300株保有だった個人投資家は、図書カードが届かなくなって初めて気付くのではないかと指摘されており、今まで通りに図書カードを貰うには200株追加しないといけないとコメントされています。
今まで300株で図書カードをもらっていた投資家は、200株追加して500株にしないといけません。
引用元:ど素人の株ブログ
ファミリーセール
一般のセールの前日に株主だけを対象としたセールが開催されます。
キングからファミリーセールの案内が届いています。
一般のセールの前日に株主だけのセールが開催されるのです。
引用元:かみちゃんのブログ
洋服やアクセサリーが50~70オフのセールであり、さらに10%オフの割引券も使用することができます。
株式会社キングから株主向けのキングファミリーセール招待状が届きました。
洋服やアクセサリーなどが50-70%オフのようです。また、さらに10%オフのチケットも入っていました。6月の金曜と土曜で東京と大阪で開催されるようです。
招待状には株主の名前と住所を記載する欄があるため、ヤフオク・メルカリ等では売りにくいと指摘されています。売れたとしても100円程度なのであまり意味がないとしています。
出品している剛の方もいらっしゃいましたが、あんまり需要は無いみたいで100円みたいですしね。
引用元:抜け猫の株主優待日記
総合評価
財務やCFは安定しているものの、トップラインの減少が続いており、万年割安株となっています。
2018年6月時点でPER12.2倍/PBR0.47倍となっています。2018年3月期の大幅増益を見込む形で株価上昇したものの、指標的には未だに割安感が残ります。
キャッシュが潤沢で低PBRであるため、下値は固いと思われる一方で、上値を追うだけの成長力もないことから再度BOX相場入りとなりそうです。
財務は盤石で低PBR銘柄として、買い安心感が高いとコメントされています。
キングは今でも低PBR(0.46)ですが、私が参戦した2011年にはPBRは0.24程度でした。当時からキングは財務は磐石で低PBR銘柄とは言え買い安心感の高い銘柄でしたし、本当にあの頃はどの銘柄も今から思うとアホみたいに安かったですね。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌