キングジムは、事務ファイル首位。厚型ファイルで圧倒的。ラベル作成機『テプラ』ほか、電子文具、雑貨も展開。
成長期待は乏しいですが、安定的に利益をあげています。文房具の株主優待が人気です。
キングジムの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
ヒット商品がときどき生まれる文房具・事務用品屋
成長期待はないが、安定的に利益をあげる
キングジムは、文房具・事務用品を製造販売しています。ペーパーレス化が進む現代においても、やはり一定の需要があるため、安定的に利益をあげています。
業績は利益低空飛行ながらも営業利益で赤字はだしてません。でも成長って感じでもないですね。そういう意味では成長による株高は望み持たないほうがいいかも。
ヒット商品
また、ときどきヒット商品が生まれることも面白いです。有名なのは、テプラ、キングファイル、ショットノートでしょう。今後はショットノートのように、IT、スマホと連携した文房具が生まれるかもしれません。
このようなヒット商品が生まれたときには、一時的に話題となり特需が生まれることはありそうです。アイディア次第なところはあるので人材や組織力が問われます。
当社は前述の「ショットノート」以外にも名刺管理文具やデジタル耳栓
などこれまでの発想にとらわれない新製品を生み出す風土があり、
パイロットのフリクションボールペンの様に一発を秘めた会社である
ことが魅力です。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
中期経営計画には疑問符も
これまで成長期待の乏しかったキングジムですが、2018年6月期に向けた中期経営計画を開示しており、意欲的な計画となっています。2017年5月現在では達成は困難と見られており、計画通りの成長には至らないという見方が多いです。円安による材料高も逆風です。
3年後の2018年6月期を終期とする中期経営計画も開示されており、
売上高400億円(+20.5%/CAGR約6.3%)、営業利益23億円(+119%/
CAGR約30%)とかなり意欲的な計画を立てています。新製品の投入
と海外市場展開を軸に、M&Aでの業容拡大も睨んでいるようです。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
カンブリア宮殿出演などメディア戦略が目立つ
上記の中期経営計画に沿ったものと思われますが、カンブリア宮殿に出演するなど、メディア戦略がここ数年目立っています。
2015年5月にカンブリア宮殿に出演した際には、放送日まで期待が高まり、株価が急騰しています。しかし、放送後は株価下落となりました。
放送前後の株価推移はこちらのブログにまとめられています。
「カンブリア宮殿銘柄」ということで、5月7日は「キングジム」(7962)が特集されます。
今回に関しては、ゴールデンウィークということで実際にされるのは、今日と放送日当日の2回しかありません。
という訳であまり役に立たないかもしれませんが、いつも通り記録していきます。
引用元:株と旅行に関するブログ
専門のメディアコンサルタントを使っているのでは?と推察されています。
近頃の当社は広報戦略に妙に力を入れており、非常に独創性のある
ツイッターアカウントに加え、ビジネスおやじ御用達のテレビ東京系
経済番組「ガイアの夜明け」「カンブリア宮殿」に連続出演するなどして
いるので、専門のメディアコンサルを使ってるのかもしれません。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
株主優待は文房具・事務用品
株主優待は2,500円相当の自社グループ製品となっています。
具体的な内容としては、
- クリアーファイル
- 書類ホルダー
- ノート
等となっています。
こちらのブログで1点ごとに紹介されています。
内容物は表題の7点で「ファイル・ノート セット」です
引用元:にわとりにっき
2013年~2016年を紹介しているブログです。毎年微妙に違います。
今日は私が過去に頂いた優待品を高速回転でササッと見ておきましょう。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
総合評価
成長期待は乏しいですが安定的に利益をおり、株価的にも適性評価を受けている印象です。
まとまった投資には向かないと思いますが、文房具・事務用品が欲しければ、優待目的に最低単元をホールドするのは問題ないと思います。
評価はほどほど。程々としか言いようのない評価推移。業績に比してPERはちと高めな気がします。も、利益率低いので仕方ないのかも。PBRも若干高めな気がします。優待銘柄だしちょっと人気ありそうです。
優待品は評価が高いです。
キングジムの優待品はオリジナリティに溢れ素晴らしいと思います。こういった銘柄をPF下位で持てる幸せ、優待族は「一度なったら、一生辞められない」ジャンキー的な魔力に満ち溢れてるんですね。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
少し違った見方として、優待を貰いながら、ヒット商品を待つというスタイルです。宝くじ感覚になりますが、文房具類が好きな人はこういう考え方で投資するのもアリかもしれません。
現在の株価で十分な評価がなされているとの見方をしておりますので、
株主優待の文房具を貰いながら、ヒット商品を待つのが基本だと思います。
配当性向も相応の水準ですので、これ以上の還元は難しいかもしれません。
引用元:なちゅの市川綜合研究所