高見澤は、長野県地盤。建設資材、電設中心に石油製品販売、自動車販売など多角経営。中国で生コン製販。
株主優待は信州特産品または自社加工品です。
指標的割安感(PER6.2/PBR0.47)が強くバリュー株に分類します。
高見澤の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
長野のコングロマリットでディスカウント
事業内容
高見澤は長野県地盤で、建設関連事業、電設資材事業、カーライフ事業、住宅・生活関連事業を手掛けています。
メインとなる事業は電設資材事業と建設関連事業であり、電設資材の卸売、公共・民間工事、生コン製造・販売・供給等を行っています。
カーライフ事業では、ガソリンスタンドの運営や、自動車の購入・保険・整備・車検等をトータルでサポートしています。
住宅・生活関連事業では、特産品の製造・販売や、太陽光発電、不動産事業を行っています。
長野のコングロマリットという印象です。
パワフルなワンマン社長がイメージされるとコメントされています。
長野でなんかいろいろしてるね。なんかパワフルなワンマン社長がこれは儲かるからやれとかいろいろ部下を振り回してそうな。社長が社名だし。
引用元:大河の一滴
業績は安定感が無いものの・・・
ここ10年間の業績としては、売上利益ともにでこぼことしており安定感はないものの、10年間を通してみれば成長を遂げています。
営業CFは常にプラスで、健全な範囲内での投資も行っており、キャッシュフローは安定感があります。
財務はイマイチ
成長投資を行っている反面、有利子負債を多く抱えており、財務的にはイマイチです。
2017年6月期においては、キャッシュ30億円に対して有利子負債は122億円(cf. 時価総額45億円)にのぼっており、自己資本比率は27%です。
財務は健全とは言えないとしつつも、レバレッジをかけて成長を目指していると指摘されています。
健全とは言えないとも言えるし、資本政策で正しくレバレッジをかけ成長を目指しているともいえます。たぶん後者。銀行を有効活用しながら自己資本増えてるし。
引用元:大河の一滴
中期経営計画
高見澤は、2019年6月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。
2019年6月期において、売上555億円(年率+4%成長)、経常利益12億円(年率+19%成長)を目標値としています。
初年度となる2017年6月期は増収減益となったものの、2年目となる2018年6月期には一転増益となる見込みで、目標達成が現実味を帯びてきました。
株主優待は信州特産品または自社加工品
株主優待は200株以上で一律、信州特産品または自社加工品がもらえます。
具体的には「なめたけの瓶詰」です。
非常に美味しいので毎年楽しみにしていると評価されています。
この高見澤の優待なめたけは非常に美味しいので毎年楽しみにしています。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
総合評価
長野のコングロマリットということ、財務がイマイチな点からディスカウントされている印象です。
2018年6月時点でPER6.2/PBR0.47となっています。グレアムのミックス係数で2.9となり指標的な割安感は強いです。
株式分割・優待拡充・昇格狙いをすれば個人投資家からの注目も集められそうですが、2018年1月に5→1株の併合をしてしまうあたり、現状ではその気はないようです。
指標的に割安であり、10年間の業績も安定しているため、非常に良い銘柄であると評価されています。
高見澤は指標的に極めて割安ですし、マイルドではありますが一定の成長力もありますし、過去10年間の業績も極めて安定していますし、地味ですが非常に良い銘柄と思います。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
過去にはPBR0.3程度まで売り込まれたこともあるものの、低PBRで投資して長期保有すればかなりいい結果になるかもしれないとコメントされています。
見せてる成長や状態的にはやはり低評価かと。とはいえ過去にはPBRで半分程度もあるんだけどね。下はもちろんあると。でもその下の低PBRで握れば長くにかなりいい結果になるかも感はあります。
引用元:大河の一滴