コメ兵(2780)

コメ兵は、名古屋・大須が本拠。中古品8割。新品販売も。ブランド品を主柱に衣類拡大。関東に積極出店。

株主優待はありません。割安感もないため、その他日本株に分類します。

コメ兵の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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ブランド品のリユースに強み

インバウンド恩恵で高騰するも出戻り

コメ兵はブランド品のリユース店舗を展開しています。

2014年頃に中国人の爆買い(インバウンド)恩恵銘柄として株価は高騰し、それが沈静化すると、2015年にダブルトップを形成しながら株価は元の位置まで戻ってしまいました。

不採算店舗の閉店と大型店の開店

コメ兵は2017年に不採算店舗を9つ閉店させ、高立地の大型店(新宿、名古屋駅前、梅田)を開店しました。

2017年3月期は売上不振と投資により利益が1/3程度になる大減益決算となりましたが、上記の対策が実を結び、2018年3月期はV字回復を見せています。

そのような業績回復と株価動向から、コメ兵を主力として戦える日が来たと投資されている個人投資家も出てきています。

商品の充実度、接客態度の際立った良さ、店内の活気、どれを取ってもフルマークに素晴らしく、私は「コメ兵を主力として戦える日が再び来た。」と直感しました。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

査定・買取が強み

リユース業の肝である買取に関して「経済的な堀」があると評価されています。

リユース業に特化しかつ長い歴史を持つコメ兵には、様々なノウハウが蓄積されておりそれが同業他社に対しての ​「経済的な堀」​ となっています。それは端的には、リユース業の「肝の中の肝」である買取に関して、オリコン日本顧客満足度調査で第1位​​となっている点に現れています。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

コメ兵の買取は評判が良いようで、実際に買取査定に行かれた様子もレポートされています。

コメ兵はネットで調べたところ扱いが多岐にわたっていてすべてのジャンルに精通した知識豊富な本物の鑑定士が在籍しているので高価買取となっているとのこと。

引用元:おばちゃんお得情報奮闘記

また、リユース業界におけるメルカリの隆盛に対応して、コメ兵の強みである査定力を活かし、真贋判定サービス付ブランド品フリマアプリ「KANTE(カンテ)」をリリースしています。

近年メルカリを代表とするC to Cビジネスが大流行していますが、これに伴い、偽物問題が大きな問題となってきています。コメ兵は同社の強みである鑑定をサービスに組み込み、オンラインビジネスへと業態の拡大を図ったとのことでした。

引用元:ギャンブル好きに捧げる投資ブログ

中期経営計画

コメ兵は2020年3月期を最終年度とする3ヶ年の中期経営計画を発表しています。

2020年3月期において、売上451億円(年率+4%成長)、営業利益19.1億円(年率+32%成長)を目標値として掲げています。

基準となる2017年3月期の営業利益が著しく低かったため、年率成長が大きく見えてしまっていますが、2016年3月期の営業利益にも回復しない保守的な目標となっています。

そのため、業績V字回復を遂げている2018年3月期ですでに営業利益は18億円程度が見込まれており、このままいけば1年前倒しで2019年3月期には中期経営計画を達成してしまえる公算が高いです。

総合評価

2018年3月期に業績V字回復となり、見直し機運が高まっています。

現在の月次が好調ですが、これは不振であった2017年3月期からの反動ですので、本当の力が試されるのは2019年3月期になります。

2018年3月時点でPER19.6倍/PBR1.2倍はフェアバリューと考えられ、株価的な意味でもここからは2019年3月期の業績次第と言えそうです。

2018年2月頃に主力になるまで買い増し、今後は月次の数字と、実店舗のリアルをしっかりチェックしながら保有していくと言及されています。

月次と店舗のリアルをしっかりとチェックしながら、最大限の緊張感を持って戦っていく所存です。​​​​

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

真贋判定サービス付ブランド品フリマアプリ「KANTE(カンテ)」を成長ドライバーとして評価されています。

今までネットビジネスを拡大できていなかった同社の成長を期待できるのではと考え、同社株を購入することにしました。

引用元:ギャンブル好きに捧げる投資ブログ

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