コーセーアールイー(3246)

コーセーアールイーは、福岡都市圏中心にマンションや投資用ワンルーム開発・分譲。近隣県や首都圏で情報収集拡大。

成長力に期待がかかるものの、財務面の懸念が目立ちます。不動産銘柄としては、PER的には割安感がありますが、PBR的には割高感があります。株主優待はクオカードです。

コーセーアールイーの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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福岡を中心にマンションや投資用ワンルームで成長

福岡中心に対する評価

首都圏を中心に不動産バブルが懸念されますが、福岡という地方中枢都市では、まだまだマンションは伸びると判断されています。加えて配当利回りも高いため、投資された方のブログです。

 ③当時の予想配当利回りが4.5%程度あった
④福岡中心という分かり易い経営方針に好感が持てた
⑤福岡にはまだマンションの伸びる余地があると感じた

引用元:マネーウォール

2017年1月期も業績は絶好調です。熊本地震の影響は懸念されましたが、結果的には大きな影響はなかったようです。

通常であれば最終年度の仕上がり状況を確認せずに、フライング気味
の増配を開示するということは、会社側はかなりの自信を持っており、
今期業績も鉄板と理解するところですが、ここに来て熊本地震という
惑星要因が出てきました。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

3年中計を超過達成し、新3年中計にも期待がもてる

2017年1月期は3年中計の最終年度でしたが、見事に超過達成となりました。

また前の期は3年中計の最終年度でしたが、コストプッシュによる価格転嫁が
効き、売上高は82→102億円・経常利益は7.7→11.0億円と其々超過達成と
なりました。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

そして、2018年1月期からの新3年中計でも、年率で2桁成長を見込んでおり、まだまだ業績拡大が続きそうです。一方で、自己資本比率の悪化が目立ってきており、これを改善することも併せて目標としています。

そして今期を初年度とする新3年中計も開示しており、売上高
は141億円(CAGR11%)、経常利益は(CAGR16%)を予想しています。前の
中計が意欲的な数字を掲げながらも、既述の通りの達成具合だったことを
考慮すると保守的な目標ですが、今回も目標KPIとして自己資本比率の改善
も併せて志向しているため、「堅実な成長」を目指す3年間となりそうです。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

営業CFのマイナスが続き、財務悪化が懸念

販売用不動産の仕入れが続き、営業CFは3期連続の赤字となっています。これを借入金で補う形であるため、自己資本比率が悪化しています。

営業CFおよび自己資本比率を懸念されています。

CFは良くないです。営業CFは3期連続で赤字。財務CFでは有利子負債が順調に増加し、自己資本比率が下がっています。ちょっと嫌な感じですね…。

引用元:バネ男のディフェンシブ投資日記

有利子負債の多さと、それによるROEの嵩上げを懸念されています。

●自己資本比率が2割台と低く、財務面では、有利子負債が少し多いです。

●ROEは10%以上と、比較的高いが、有利子負債が多いことによる嵩上げもあり、あまり評価できない。

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

東証1部昇格を目指しつつ、増資等のファイナンスもありえるのではと思います。

株主優待はクオカード

株主優待はクオカードです。1年以上の継続保有が必要です。

また、株式分割に伴って不利のないように柔軟に変更しており、好感が持てます。

2分割されましたが、元々100株、500株、1,000株保有していた株主にとっては優待内容に変わりはありません。

分割後、100株以上200株未満、500株以上1,000株未満という区分が新しく設けられ、より細分化されたと言えます。

引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活

総合評価

新3年中計を見る限り、強力な成長が期待できそうです。利益面だけでなく、株主還元についても増配が期待されます。

新中計上では配当性向30%は据置、3年後の配当額も39円と保守的
な数字を置いていますが、これも業績予想と同じ考え方で、3年後に50~60
円程度の配当まで増額されるとみるのが自然かと思われます。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

一方で、不動産銘柄は、景気変動・不動産市況に大きく影響されるため、先の業績を見通すことは難しいです。また、財務面についても懸念が残ります。

【 総合評価 】
●業績安定度:少し悪い
●財務安定度:少し悪い
●配当利回り:非常に良い
●割安感:良い

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

PF下位としては問題なさそうですが、PBRの高さが気になるとの意見です。PBRが高いと増資の懸念もあるかと思います。(成長力が高ければ良い増資になる可能性もあります。)

コーセーアールイーはややPBRが高いですが、成長力もありますし、きちんと増配もしてくれていますし、まずまずの総合利回りも出ていますし、PF下位としては特に問題は無い銘柄です。これからも現行の優待制度が続く限りは楽しくホールドして応援していく予定です。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

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