黒谷は、銅スクラップと船舶用スクリュー向け銅インゴットの販売・回収が2本柱。美術品鋳造も展開。
非鉄市況に業績が左右される銘柄です。株主優待はクオカードです。
黒谷の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
銅を扱う非鉄市況関連銘柄
事業内容
黒谷は、金属資源の有効活用と、銅合金インゴットの製造・販売の2本柱で事業を行っています。
金属資源の有効活用として、主に銅スクラップを取り扱っています。
回収された廃電線や電気設備部品などから不純物を取り除いたものが銅スクラップです。
黒谷ではこの銅スクラップを選別・処理して、銅板などのメーカーに向けに販売しています。また、銅合金インゴットの原料としても使用しています。
銅合金インゴットの製造・販売
上記の銅スクラップなどを原料として、販売先各社のニーズに応じた銅合金インゴットの製造を行い、販売しています。
銅合金インゴットは、船舶用スクリュー、水栓金具、バルブ類などの材料として幅広い産業ニーズがあります。
非鉄市況に左右される業績
主に銅を取り扱っている黒谷の業績は、非鉄市況に左右されます。
2016年8月期には大きな赤字を計上しました。
社長が大株主であり安定配当を行っていましたが、2016年8月期は減配にまで追い込まれました。
なかなか景気に左右されてますが、
大株主が社長の会社にはありがちなパターンで高配当は維持されてます
引用元:KOMEブログ 株の配当と優待で目指せセミリタイア!
しかし、非鉄市況の回復とともに2017年8月期は一転して大きな黒字を計上する見込みとなっています。
2017年8月期の2Q決算発表後にはストップ高を付けるなど見直し買いが行われました。
引け後に2Qの決算が発表され、
営業利益や経常利益、純利益が前回発表予想に対し、10倍近い実績となりました。
黒谷の2Qの決算発表
それを受け、月曜日はストップ高で始まりました。
次の火曜日も勢いは続き、1株あたり約150円の上がりを見せました。
2017年中盤から株価が急騰していますが、銅価格が上がっているからにつきるとコメントされています。
なぜかといいますと「銅価格が上がって黒谷の利益が上がっているから。」につきます。
引用元:KabuBerry
株主優待はクオカード
保有株式数に応じてクオカードが貰えます。
- 100株以上 500円相当
- 500株以上 1,000円相当
- 1,000株以上 2,000円相当
東証1部に鞍替えを期待しながら、配当・優待を貰い続けているようです。
投資金額も10万円未満だし、軽い気持ちで購入したら、
権利落ち後から今に至るまで、長いお付き合いとなってしまいました。
出来高も少ないですし、このまま次回も権利を取ることになりそうです。
ただ、東証1部に鞍替えの発表がないか、少しだけ期待しています(笑)
総合評価
2018年8月時点の総合評価
配当金利回りは高いものの、優待利回りは低いと評価されています。
株価(1,098円)★★★★☆:1,700円を越えたこともありました
配当金(2.73%)★★★★☆:増配です
優待内容 ★☆☆☆☆:利回り低い
参考指標:PER 10.5倍、PBR 1.02倍
総合得点(15点満点):9点
※ データは2017年11月24日終値時のものです
引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活
2017年6月時点の総合評価
非鉄市況に左右される業績はブレが大きく、個人投資家にとっては予想が難しいものとなっています。
そのため、個人投資家の人気は乏しく、銘柄分析もほとんど行われておらず、手出し無用と思われます。優待目的の100株程度に留めておくのが無難です。
指標的には安く、100株保有には問題ないと評価されています。
黒谷は指標的にも十分に安いですし、PF下位銘柄としては最高に良い銘柄であると評価しています。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌