串カツ田中ホールディングス(串カツ田中HD)は、『串カツ田中』の単一ブランドで関東圏を中心に直営とFCで展開。長期で1000店体制目標。
株主優待は食事優待券です。
串カツ田中HDの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
大阪の味「串カツ田中」を関東圏中心に展開
事業内容
串カツ田中HDは「串カツ田中」を直営とFCで展開する飲食チェーンです。
副社長の田中氏が父親より受け継いだレシピで、社長の貫氏とともに串カツ屋をオープンさせ、主に関東圏で店舗を展開しています。
大阪伝統の味を謳いながらも、関東地区での店舗展開が目立っており、大阪人は誰も知らないとも揶揄されながらのIPOでした。
大阪人は誰も知らない”大阪伝統の味”串カツ田中、三度づけした後にカラッと揚がる
引用元:市況かぶ全力2階建
店舗展開
直営とFCで展開

2017年11月期決算説明会資料より抜粋
串カツ田中HDは、直営とFCの両輪で店舗を展開し、店舗数を拡大しています。
2017年11月期においては、直営71店舗、FC95店舗の合計166店舗を達成しています。
単一ブランドの限界点と言われている全国1,000店舗の展開を目指して、出店が続く見込みです。
関東を中心に展開

2017年11月期決算説明会資料より抜粋
直営・FCともに関東圏での出店が多く、全国の81%を占めています。
直近では関東以外への出店にも力を入れており、近畿と中部への出店や、海外出店(ハワイ・シンガポール)が行われています。
個人投資家からも人気
飲食チェーンは、自分で実店舗を調査できることや、株主優待を使用できるということもあって、個人投資家にも人気があります。
おいしさはフツーながら、サクッと立ち寄れて安く済むというところが気に入ったと評価されています。
おいしさは、フツー!です。めちゃくちゃおいしいというわけではありませんでしたが、サクッと立ち寄れて、2,000円くらいで串カツ食べて、飲んで帰れるというのが気に入ってしまいました。
引用元:おさいふプラス
価格帯としては、鳥貴族や磯丸水産等の大衆居酒屋が競合店になるとしており、串カツは原価が安くて利益が出やすい反面、それで競合店に勝ち続けることができるだろうか、とコメントされています。
串カツは肉類でない串カツ(うずら、レンコン、エビなど)も多いので原価も肉類に比べて安いと思います。それは企業とっては利益が産まれやすいのでいいことなのですが、それでライバル店に勝ち続ける事ができるのだろうか。と疑問に思うのでありました。
引用元:Kabu Berry
全面禁煙?
2018年4月、同6月からほぼ全店舗・全席禁煙化することを発表しました。
これに対して、称賛の声が上がる一方で、詳細を見ると喫煙可能な店舗も多いと指摘も上がる等、論争を巻き起こしました。
ほぼ全店で全席禁煙化の串カツ田中、実際には15.6%の店舗で喫煙可能に
引用元:市況かぶ全力2階建
財務は安定的
積極的な新規出店が続くため資金需要は旺盛ですが、上場によって資金を得たこともあり、財務は安定的な状態となっています。
2017年11月期においては、自己資本比率は57%となっています。
株主優待は食事優待券
株主優待は保有株式数に応じて食事優待券がもらえます。
- 100株以上 2,000円相当
- 300株以上 4,000円相当
- 600株以上 6,000円相当
- 900株以上 8,000円相当
食事優待券利用レポート
おつまみ、串揚げ、さいぼし(馬肉のスモーク)、かすうどんを食べた様子をレポートされています。
さて、先日串カツ田中の優待消費にお出かけ。
ありがたい事に最寄り駅にあるんですよね、串カツ田中。
この前飲んで、気に入ったガリ酎。
引用元:株主総会お土産日記
大阪「アメリカ村店」での利用の様子をレポートされています。
こちらがメインの大阪のソウルフード、「串カツ」です。
やはり、お値段が安いですね!!!
引用元:投資素人が元手300万円からセミリタイヤを目指してみた!! 続
総合評価
串カツ田中を直営・FCの両輪で店舗拡大しています。気軽に立ち寄れて安価に楽しめる串カツ居酒屋となっています。
2018年7月時点でPER54.5倍/PBR10.3倍となっており、成長性を見込んで高い評価となっています。
IPOから1年強で株価は10倍まで高騰し、その後は1/3まで暴落しています。指標的には20~30%成長を見込むような状態であり、現状でも指標的割高感は否めません。株価は底値探りとなっており、今後も下値を模索するものと思われます。