共立メンテナンス(9616)

共立メンテナンスは、独立系の寮運営会社。寮、ホテル事業が2本柱。『ドーミーイン』の名でビジネスホテルを展開。

株主優待は年2回(3月9月)で株主優待割引券等です。3年以上の継続保有で長期優遇もあります。

2018年3月期で6期連続増配です。

共立メンテナンスの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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寮事業・ホテル事業の両輪で成長

事業内容

共立メンテナンスは、寮事業、ドーミーイン事業、リゾートホテル事業等を展開しています。

寮事業とは学生寮や社員寮の運営を行っており、堅調に成長しています。

ドーミーイン事業とはビジネスホテル「ドーミーイン」を運営しており、売上比率は44%ほどです。昨今の訪日客増加によってホテルの稼働率・単価は上昇しており、共立メンテナンスの成長を牽引しています。

ドーミーインは非常に評価が高いビジネスホテルであり、優待で割引券をもらえることもあって、個人投資家御用達のホテルにもなっています。

本当に疲れの取れる魅力的なホテルと評価されています。

共立メンテナンスの手掛けるビジネスホテル「ドーミーイン」シリーズは、大浴場完備・美味しい朝食・寮運営のノウハウを生かした細やかな気配りで、本当に疲れの取れる魅力的なホテルが多いんですね。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

インバウンド需要にも応えており、ドーミーインのお客の5人に1人は外国人です。

たしかにインバウンド需要というのはドーミーインの生命線で年々比率が高まっています。
今では5人に1人が外国人です。

引用元:Kabu Berry

成長鈍化懸念

アベノミクス開始以降の2013~2015年にはインバウンド需要を取り込み急成長を遂げ、株価は5倍まで駆け上がりました。

しかしながら、2016年に入ると成長鈍化が懸念され、株価は40%ほど落ち込みます。

業績としては悪くないにもかかわらず、株価が落ち込んだことに疑問を呈されています。

業績としていまの所はあまりないようにも思います。

株価が正しいのか業績の好調が持続するのが正しいのか調べてみました。

引用元:Kabu Berry

いつ見ても(株価が)高いと思っていたそうですが、株価下落でスクリーニングにひっかかったそうです。

個人的にはドーミーインはかなり好きなホテルチェーンで優待もあって前々から欲しいかも思ってたけどいつ見ても高いよね?って思ってたところだけど今回スクリーニングに引っかかり。

引用元:大河の一滴

投資→成長サイクル

上記の懸念はありましたが、寮事業・ホテル事業に投資を続け、それによって利益成長するというサイクルが上手く回り続けています。

これにより、2015年以降も利益成長を続け、2018年には最高値を奪還しています。

投資CF>営業CFとなっており、借入金も一定水準のままであるため、2018年3月期においては、自己資本比率38%となっています。

設備投資負担の重いホテル事業を行っているにしては悪くない財務とも考えられます。

中期経営計画

共立メンテナンスは2022年3月期を最終年度とする5ヵ年の中期経営計画を発表しています。

2022年3月期において、売上高2,200億円(年率+10%成長)、営業利益190億円(年率+10%成長)を目標値としています。

2桁成長を5年間続けるという力強い目標となっています。前回の中計の営業利益100億円は1年前倒しで達成しており、本中計の達成も期待がもてます。

また、これまで増やしていた借入金は打ち止めとなる模様で、物件のセール&リースバックによって資金調達を行うことが予定されています。財務健全化を目指すとともに、連続増配による株主還元も期待されます。

初年度となる2018年3月期は売上高+11.9%、営業利益+10.8%と目標をクリアしており、好調なスタートをきっています。

株主優待は株主優待割引券等

株主優待は年2回(3月9月)で株主優待割引券等がもらえます。

  • 株主優待割引券(1,000円)
    • 100株以上  1枚
    • 200株以上  3枚
    • 500株以上  8枚
    • 1,000株以上 10枚
    • 2,000株以上 25枚
    • 5,000株以上 35枚
    • 10,000株以上 60枚
  • 自社リゾートホテル優待券(10~30%割引)
    • 100株以上  2枚
    • 200株以上  2枚
    • 500株以上  3枚
    • 1,000株以上 4枚
    • 2,000株以上 10枚
    • 5,000株以上 10枚
    • 10,000株以上 10枚

3月のみ、3年以上継続保有の場合に、以下が追加されます。

  • 株主優待割引券(1,000円)
    • 200株以上  1枚
    • 500株以上  3枚
    • 1,000株以上 4枚
    • 2,000株以上 10枚
    • 5,000株以上 14枚
    • 10,000株以上 24枚

株主優待割引券が1,000円分の金券であることがうれしいと評価されています。ヤフオクでも額面90%の値段で取引されているようで、人気が高いといえます。

ホテル料金の優待になります。おそらく多くの人のお目当てがビジネスホテルとしての割引でしょうが、20%引きとかの割引券ではなく、金券というところがうれしいです。僕の場合は500株なので8000円分の優待割引券が届きました。

なおヤフオクの取引相場は90%程度のようです。

引用元:お金に関することを徒然と

ホテルだけでなく、レストランでも利用可能です。

実際に利用した様子をレポートされている方のブログをご紹介します。

こちらは秋葉原のスペイン料理屋さんです。

共立メンテナンスの優待を利用して食事をして来ました。

今回はエルセロドスというスペイン料理のお店。
株主優待コースで予約しました。

引用元:まちこの株ブログ

こちらは銀座の和食屋さんです。

共立メンテナンスさんの今月末までの優待券を使って来ました

お店は銀座の「季の庭 銀座店」

引用元:年金生活者の投資

総合評価

訪日客増加の恩恵を受けるホテル事業が成長を牽引し、寮事業も堅調で、両輪で成長しています。事業柄、設備投資にお金がかかるという点を除けば、ファンダメンタルズ的には文句のつけようが無いと思います。

2018年5月時点で、PER22.8倍/PBR3.1倍となっています。毎期10%成長を掲げる中期経営計画をある程度は織り込んだ評価と思われ、PER20~25倍あたりを推移しながら緩やかな右肩上がりを形成しそうです。

円高が起こった時やオリンピック後などに訪日客が鈍化するというリスクはありますが、訪日客増加は国策でもあるので安心感もあります。

ホテル「ドーミーイン」を高く評価されており、優待制度が続く限りホールドするとコメントされています。

共立メンテナンスのドーミーインシリーズは、寮運営で鍛え上げたノウハウ満載で全国どこで宿泊してもとにかくホスピタリティ抜群です。現行の優待制度が続く限りはこれからも少なくとも1枚はホールドして応援していく所存です。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

優待は魅力的だとしながらも、利回りで考えるとたいしたことはないとコメントされています。むしろ、簡単に手放さないように自分を釣るための優待であるという考え方です。

優待銘柄としてみると、ドーミー泊まれる優待券は魅力的に思えるけど利回りベースでみると、たいしたことないです。堅調な業績だし簡単に手放してしまわないように優待で自分を釣るみたいなスタンスならこの優待はいいかもしれないね。

引用元:大河の一滴

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