京進(4735)

京進は、京都、滋賀地盤の学習塾。個別指導はFC主体。保育園・日本語学校・英会話教室も。介護に参入。

株主優待はありません。

京進の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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保育・介護に参入し成長加速

京都・滋賀地盤の学習塾

京進の主事業は学習塾であり、売上ベースで75%、営業利益ではほぼ全て(保育事業は赤字のため)を占めています。

学習塾事業は、堅調といえば堅調ですが、大きな成長をしている訳ではありません。

近年で成長加速を見せているのは保育・介護事業へ参入したためです。

近年は堅調だけど長期はあまり良くないね。赤字出たり無配化もあるね。ただ予想が一番いい数字。この辺りをどう考えるか。

引用元:似非FPが投資のことをまったりのんびり考えるブログ

保育事業へ参入

保育事業は、売上ベースで14%ほどを占めていますが、営業赤字の事業です。

しかしながら、2桁開園が続く保育事業は売上を底上げし、さらに補助金収入で特益を計上しています。

2017年5月期においては、営業赤字が9千万円ですが、補助金収入は2.9億円(すべてが保育かは不明)にのぼっており、実質的には黒字であると考えられます。

2018年5月期においても、全社業績の予想では、営業利益よりも純利益の方が大きくなっており、補助金が純利益(最終利益)に効いていることが鮮明です。

介護事業へ参入

さらに注目されるのが介護事業への参入です。

学習塾は少子化の影響で成長懸念がありますが、介護事業は高齢化の影響で成長が見込めます。

京進は学習塾の事業が堅調に推移していること、株価水準、掲げる中期経営計画、介護事業への参入などを勘案して購入。

少子化の中で限られたパイの食い合いなところはありますが、継続的な事業成長に期待したいと思います。

引用元:サラリーマンが株式投資でセミリタイアを目指してみました。

上記ブログを運営する個人投資家の参入もあってか、2017年5月末に株価は400円から600円にまで急騰します。

上っ面しか調べていないので、1,000株程度しか購入していませんが、今後の業績などに注目したいと思います。ただ、著名投資家の参戦もあり、急速に割安修正が進み、あっという間にオーバーシュートする可能性もあるので、目が離せないかもしれません。

引用元:マネーの研究室

総合評価

学習塾で得られる底堅いキャッシュフローと借入金を、保育・介護への参入に使い、成長軌道にのったと思われます。

保育・介護の充実化はともに国策であり、保育の補助金による純利益の押し上げは相当おいしいです。

著名な個人投資家の参入により、株価は1.5倍まで高騰しましたが、それでも2017年9月時点でPER7.4倍、PBR1.8倍と、いまだ割安感のある株価位置であると思います。
→株価高騰により、2018年5月時点でPER10.1倍/PBR2.5倍と割安感は薄れました。

更に言えば、株主優待の実施や、東証1部昇格といったカタリストも残っており、これからが楽しみな銘柄の1つと言えます。

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