ラ・アトレは、総合不動産業への脱皮を志向。中古再生販売テコに収益性高め、新築マンション開発を再開。
株主優待は年2回(6月12月)でクオカードです。
ラ・アトレの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
負債増大で突き進む小型不動産銘柄
事業内容
ラ・アトレは、再生不動産販売(リノベ不動産)事業と、新築不動産販売事業を行っています。
さらなる収益の多角化を志向し、不動産管理事業、不動産証券化事業、不動産ソリューション事業をスタートし、総合不動産業へと突き進んでいます。
負債増大させながら物件を仕入れ
2015年12月期には有利子負債33億円/自己資本比率27%でしたが、2016年12月期には有利子負債89億円/自己資本比率14%へと財務悪化しています。
負債が増大した分は、物件を買い漁っており、満足に物件が買えないレベルまで財務悪化したため、第三者割当を行うことを決定していると指摘されています。
福岡のほかにも、北海道の商業や名古屋のホスピス等節操なく物件を買いあさっているため、たな卸資産こそ順調に積み上がっているものの、満足に物件が買えないところまで財務体質が悪化したため、今年5月にはマッコーリー相手に総額2.5億円弱の新株予約権(当初行使価額@610円、下限価額@311円)を発行して、順次資金調達を行うことを決定しています。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
財務はまあ悪いですね。流動比率は190%ほどですが、流動資産のほとんどが販売不動産関係です。有利子負債も山盛り。
引用元:バネ男のディフェンシブ投資日記
中期経営計画
ラ・アトレは、2019年12月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。
2019年12月期において、売上高120億円(年率+36%成長)、経常利益10億円(年率+70%成長)を目標値としています。
大きな利益成長を掲げており過大感もありますが、中計達成に向けて、負債を膨らませながら物件を買いあさり、突き進んでいる状況です。
株主優待はクオカード
株主優待は年2回(6月12月)でクオカードが貰えます。
- 100株以上 500円相当
- 500株以上 1,000円相当
昇格期待
株主優待の導入と拡充に加えて、個人向けIRを活発に行ってきたことで、株主数は大きく増加しており、業績や時価総額がついてくれば東証2部1部への昇格を目指す見込みです。
株主数は3年で約5倍の4,500名強まで増加してきています。そのため、次のステージに向かうための形式要件が揃ってきており、まだ相当程度の時間はかかるとみられるものの、大きな方向性としてはまぁそういうことなんだろうと思われます。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
総合評価
不動産銘柄らしい銘柄だと思います。
財務悪化させながら物件を仕入れて突き進んでおり、ハイリスクハイリターンの様相です。
小型好業績優待銘柄であり、昇格などでの急騰待ちと評価されています。
小型好業績優待銘柄としてピックアップ。不動産らしく、低PER・好業績、財務とCFはボロボロという銘柄です。利回りもそこそこありますので、昇格などでの急騰待ちでとりあえず持っておくと言うのでも良さそう。
引用元:バネ男のディフェンシブ投資日記
メインは張れないものの、優待が続く限りはホールドで大丈夫だろうと評価されています。
万年割安株かなと思いきや、少しづつ株価も伸びている様子。
メインを張るにはチカラ不足ですが、400円台で買えてるし
優待廃止とかじゃなければ、このまま持ちっぱで大丈夫でしょう。