ライクキッズネクスト(6065)

ライクキッズネクストは、 事業所内保育所受託と公的保育施設運営。業界3位。人材派遣のライク(旧ジェイコムHD)傘下。

株主優待はありません。

ライクキッズネクストの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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受託保育サービスと公的保育サービスの2本柱

事業内容

ライクキッズネクストは、受託保育サービスと公的保育サービスを提供しています。

受託保育サービス

ライクキッズネクスト 事業内容 受託保育

2018年4月期 決算説明資料より抜粋

事業所内保育施設(企業・病院・大学等)の運営を受託しています。

それぞのニーズに合わせた運営受託により、施設の従業員の子育て環境を整備しています。

働き方改革や人材不足が叫ばれる中で、子育て中の従業員の離職防止や新規採用強化に貢献できるサービスです。

公的保育サービス

ライクキッズネクスト 事業内容 公的保育

2018年4月期 決算説明資料より抜粋

認可保育園「にじいろ保育園」や、小学生以下を対象とした「学童クラブ」や「児童館」等の保育施設を運営しています。

認可保育園に関しては、自治体を通して利用料を補助金として受け取る形式となっています。

受託保育サービスの採算改善

ライクキッズネクスト 受託保育

2018年4月期 決算説明資料より抜粋

2017年4月期以降において、受託契約の見直しを進めており、全体の受託数は減少したものの、多くの施設で採算が改善し、増収増益を確保しています。

補助金収入に頼るだけでなく、営業利益段階から大幅に改善しているとコメントされています。

受託保育園事業で
大胆な閉園&値上げが実施されています。
赤字保育園はできないということですね。

引用元:Kabu Berry

営業利益の成長が進む

2018年4月期

2018年4月期においては、営業利益が4.6億円(前年度比+614%)と大幅に増加しました。

受託保育サービスにおいて上記の通り採算改善が進んだことに加えて、公的保育事業において運用補助金の増額(経常利益計上ではなく、売上段階から計上)があったためと説明されています。

2019年4月期

2019年4月期1Q決算で、営業利益5.8億円(前年度比+81%)と大幅増加し、年度予定を超過しました。

引続き、受託保育サービスの採算が改善している他、公的保育事業においては認可保育園の新規開設コストが発生しなかったことが営業利益を押し上げました。

通気では認可保育園の開設が進むため相応のコストは発生するものと思われますが、営業利益の進捗の良さから株価は上昇して反応しています。

財務はイマイチ

認可保育園の開設を行うため積極的に投資を行っているため、借入金が多くなっており、財務的にはイマイチの状態です。

2018年4月期においては、キャッシュ35億円に対して借入金は75億円となっており、自己資本比率は28%となっています。

総合評価

受託保育サービスの収益改善と、公的保育サービスの開設による補助金収入続伸により、ようやく利益成長が見えてきました。

2018年9月時点でPER13.7倍/PBR3.03倍となっています。

株価は2019年4月期1Q決算を受けて急騰し、2017年から何度も跳ね返されている1,400円ラインを試しています。利益成長を背景にこのラインを超えてくれば高値追いが期待できます。

2015年段階では、売上は継続して伸びるも利益がついてこないと指摘しています。その一方で、営業利益が伸びたときや、売上の伸びに利益がついてきたときはチャンスだとコメントされています。

売上伸びるも収益がついてこずは、当面改善される見込みは薄そう。
も、売上自体は伸びており赤字でも無いのでいつか反転は期待しても良さそう。
狙い目は、営業利益が前年より伸びた時、あるいは売上伸び率に利益伸び率が追いついた時あたりでしょうか?

引用元:大河の一滴

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