LIXILグループは、住宅設備最大手。トステム、INAX等5社が統合したLIXILが主幹。内外でM&A積極的。
株主優待は自社グループ会社生活サービス割引券等です。
LIXILグループの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
総合住生活企業の大手
事業内容
LIXILグループは、2011年に国内の主要な建材・設備機器メーカー、トステム、INAX 、新日軽、サンウエーブ工業、東洋エクステリアの5社が統合して誕生しました。
水廻り設備、住宅およびビル用の内装・外装建材、システムキッチン等の商品を展開しています。
2016年3月期は最終赤字
2011年の統合後も順調に売上利益を伸ばしていましたが、2016年3月期は最終赤字に陥ります。これは、関係会社投資関連損失、株式売却評価損、段階取得による差損や減損損失など多額の特別損失を計上したことが理由です。
統合の膿を出したという感じであり、その後の業績も良いので結果的に良かったとコメントされています。
統合の膿を出したという感じか。利益率も上がり安定化してるようにも見えるので今後はあまりないかもしれないとは思うところ。営業利益は上げてるし結果良かったにもなりそう。
引用元:大河の一滴
財務はイマイチ
有利子負債も大きく、成長投資が続いており、財務はイマイチな状態が続いています。
2018年3月期において、自己資本比率は29%となっています。
自己資本比率は低下傾向で借入金も増えていると指摘されています。
規模は拡大も純資産は横ばいか。自己資本比率は低下傾向。借入金も増えてるかな。子会社取得のためのものによるとは見れそうです。
引用元:大河の一滴
中期経営計画
2018年3月期
LIXILグループは、2018年3月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。
2018年3月期において、売上高2兆円(年率+6%成長)、営業利益1,000億円(年率+25%成長)を目標値としています。
しかしながら、2018年3月期は売上高は横ばいの1.66兆円、営業利益は増益だったものの809億円に留まりました。
2021年3月期
LIXILグループは、2021年3月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。
2021年3月期において、売上高1.74兆円(年率+2%成長)、営業利益1,305億円(年率+17%成長)を目標値としています。
本中計では利益率の向上を最優先するとしており、売上は微増ながら、営業利益率を5.5%→7.5%に引き上げることで大幅増益を目指しています。
引続き組織力の向上が第1施策であり、その上で、差別化製品の開発、競争力あるコストの実現、効果的なマーケティングを行っていく計画です。
株主優待は自社グループ会社生活サービス割引券等
株主優待は100株以上で一律、自社グループ会社生活サービス割引券とリフォーム株主優待申込書がもらえます。
自社グループ会社生活サービス割引券
以下のサービスから洗濯して割引券を使用することができます。
- ハウスクリーニング(レンジフード、キッチン、浴室、エアコン等)
- 保管付き衣類クリーニング
- 保管付き布団丸洗いクリーニング
割引価格は、
- 価格15,000円以上:5,000円割引
- 価格15,000円未満:3,000円割引
となります。
リフォーム株主優待申込書
リフォーム工事を行った場合に、製品・工事代合計金額に応じて、商品券がもらえます。
- 合計金額20万円以上 商品券3万円相当
- 合計金額100万円以上 商品券5万円相当
- 合計金額200万円以上 商品券10万円相当(2種類のリフォーム工事が条件)
リフォーム工事をするのは人生にそう何度もあることではないので、この優待を使う機会も少なそうです。
ヤフオクで優待を購入されて手続きを行った方はいらっしゃるようで、相手側(施工会社)も初めてのことで手際が悪く、道のりは長かったとコメントされています。
施工会社へ記載してもらうのですが、我が家が依頼した施工会社は初めての事らしく手際が悪かったです・・・。
催促もしつつ、施工から1か月後なんとか記載してもらいLIXILへ送付。それからギフト券が届いたのは約3か月後となりました。
オークションで購入し、施工会社が記載後、LIXILへ申請・・・ギフト券が届くまでの道のりは長かった・・・
引用元:PONのへそくり投資日誌
隠れ優待:カレンダー
6月頃に届くアンケートに回答すると、もれなくカレンダーがもらえます。
6月末ごろに届くアンケートに回答すると、もれなくカレンダーが貰えます。
カレンダーは壁掛け式か卓上式かを選ぶことが出来ます。
引用元:株主優待FAN
総合評価
総合住生活企業の大手で、2016年3月期に特損で膿を出してからは利益成長していますが、トップラインは伸びません。
2018年6月時点でPER13.0倍/PBR1.05倍となっています。中計で示したような利益成長は信じられていない状態と思われます。借入金が大きいこともあってPBR1倍割れもあり得ると思われます。
今後は中計に示したような利益率の改善、またはトップライン成長が見られれば、評価し直されるかと思われます。
成長性を見せているわけでもなく、安いかというとそうでもなく、ほどほどだと評価されています。
PBRでほどほど。程々とかしか。状態は悪いという感じもなくFCFも余ってきそうで悪くないですが妙味というほど成長性を見せてるわけでもないと思うし安いか?といえばそうでもなく程々感。
引用元:大河の一滴