リンクアンドモチベーションは、組織・人事・IRなど経営コンサルが主柱。IT・資格取得教室や外国語指導講師の配置も。
株主優待はクオカードです。1年以上の継続保有が条件となり、2年以上でさらに長期優遇があります。
ここ数年の高い成長力で株価は10倍に駆け上がったグロース株です。2017年6月期で6期連続増配です。
リンクアンドモチベーションの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
人手不足・働き方改革で10バガー
事業内容
リンクアンドモチベーションは、社員のモチベーションに対するコンサルを行っており、モチベーションエンジニアリングの名の下に様々なサービスを提供しています。
人手不足や働き方改革を背景として、生産性向上を目的とする研修やコンサルが好調です。
事業領域として、組織開発、個人開発、マッチングの3つを定義しています。
組織開発では、会社と従業員のエンゲージメントを高める目的のモチベーションクラウドを提供しており、2017年12月には導入数430件を突破しています。月額制のクラウドサービスであるため安定収益に寄与しています。
個人開発では、IT人材育成講座「アビバプロ」や英会話塾・学習塾を展開しています。
マッチングでは、外国人材紹介や人材派遣を行っています。
また、ベンチャーインキュベーション事業も行っており、様々なベンチャー企業へ出資しています。2016年にはアカツキやイノベーションが上場を果たしており、今後も出資企業の上場が期待されます。
M&Aで成長→花開く
リンクアンドモチベーションは、コンサルを掻くとしながら、周辺サービス業をM&Aすることで成長してきました。
2015年以前はM&Aだけで成長してきており、今後もM&Aしか期待できないと指摘されています。
この会社はM&Aだけで成長している会社ということであり、今後もM&Aしか期待できないと見たほうが良いと思います。
引用元:すぽさん投資ぶろぐ(旧サイト)
しかしながら、2016年以降は、日本中で人手不足・働き方改革が注目され、本業のコンサル事業が花開くこととなりました。
2016年12月期は営業利益が2倍以上まで急伸し、株価も急上昇していきました。
優待新設で高騰
2016年6月に優待新設を発表しました。
当時の株価では利回り5%超という状況で、飛びつき買いした個人投資家も多かったと思われます。
当時の株価で優待利回りが5%を超える割りと衝撃的な内容だったため、優待愛好家の方は記憶に新しいのではないかと思います。
引用元:ひも的株式投資ログ
優待投資家として有名な桐谷さんも投資しており、その後の株価上昇で大きく儲かったとコメントされています。
また、今月のダイヤモンドザイで桐谷さんの儲かった株ランキング15の
第3位にランクインしいました。
株主優待はクオカード
株主優待は保有株式数と継続保有年数に応じてクオカードがもらえます。
- 1年以上
- 1,000株以上 1,500円相当
- 2,500株以上 3,800円相当
- 5,000株以上 7,500円相当
- 10,000株以上 15,000円相当
- 15,000株以上 22,500円相当
- 2年以上
- 1,000株以上 3,000円相当
- 2,500株以上 7,500円相当
- 5,000株以上 15,000円相当
- 10,000株以上 30,000円相当
- 15,000株以上 45,000円相当
- 3年以上
- 1,000株以上 4,500円相当
- 2,500株以上 11,300円相当
- 5,000株以上 22,500円相当
- 10,000株以上 45,000円相当
- 15,000株以上 67,500円相当
総合評価
人手不足・働き方改革の恩恵を受けて、急成長・株価高騰している銘柄です。
2018年6月時点でPER60.9倍/PBR22.3倍と高い評価を受けており、株価は上場来高値圏にあります。指標的割高感はあるものの、それ相応の利益成長を伴っています。
時価総額は1,600億円超となっており、個人投資家には手が出しにくい領域に入ってしまっていると思われます。
2015年7月時点で、経営者次第で安定して保有できないと低評価となりました。
本業(コンサル)は既に成熟期にあり、M&Aだけが成長ドライバー。結局、経営者次第で安心して保有できない。2.5に近い3.0。
引用元:すぽさん投資ぶろぐ(旧サイト)