マニー(7730)

マニーは、 手術用縫合針、眼科ナイフ、歯科用治療器で高シェア。ベトナム、ミャンマーなどに生産拠点。

株主優待はクオカードです。1年以上継続保有した株主のみがもらえます。

マニーの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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医療器具でグローバルニッチトップ

事業内容

マニーは、医療器具の開発・製造・販売を行っています。

事業区分としてはサージカル関連製品(外科治療機器、眼科治療機器)、アイレス針関連製品(縫合針:アイレス・アイド)、デンタル関連製品(歯科治療機器)の3セグメントで報告しています。

マニー 売上比率 セグメント

2017年8月期における、セグメント別の売上比率としては、デンタル関連製品で約半分を占めており、残りの1/4ずつがサージカルとアイレス針となっています。

サージカル関連製品

皮膚表面の切開面を縫合するステイプルや、血管バイパス手術に使用するマイクロナイフ等の外科用治療機器、眼科手術用の眼科ナイフ等の眼科治療機器を扱っています。

独自の研磨技術を駆使して、高い切味を実現しています。

アイレス針関連製品

医科用縫合針を扱っています。

マニーが世界で初めて作ったオーステナイト系ステンレス縫合針は、折れにくく、錆びにくく、高い切味を誇っています。

デンタル関連製品

歯科用治療機器・歯科用回転切削器等を扱っています。

歯科用治療機器は用途に応じて開発を重ね、2,000種類にも及ぶ製品を開発・販売しています。

世界一の品質しか目指さない

マニーの強みは「技術力」による独占的地位と、それによる高利益率にあります。

世界一の品質しか目指さないことを明言しており、「技術力」に磨きをかけ続ける風土こそが最大の強みであると評価されています。

マニーは外科医療機器を中心とするメーカーです。この企業の強さはなんといっても「技術力」による独占的地位ですが、何よりの強みはそれを風土にできている点です。

引用元:すぽさん投資ぶろぐ(旧サイト)

海外売上比率が高い

マニー 海外売上比率

58期(2017年8月期)決算報告より抜粋

マニーは国内のみならず、欧州・北米・アジア等の世界中でビジネスを展開しています。

海外売上比率は高まり続けており、2017年8月期においては、75.8%にまで達しています。

新興国でも医療が整備され、医療器具への需要が高まることが想定され、今後も新興国の経済成長にあわせて成長の余地があると評価されています。

中国やベトナムなどの新興国で医療が整備され、医療器具への需要が高まっていることがあります。他の新興国も、経済成長に合わせて医療が発達していくと考えられるので、同社もまだまだ増収増益の余地がありそうです。

引用元:楽しい株主優待&配当

ドイツの歯科治療器具メーカー買収

2015年3月、ドイツの歯科治療器具メーカーのシュッツ・デンタルとGDFの2社を買収することが発表されました。

2社の合計売上高は33億円とされており、その分がアドオンされて売上が大きく成長していますが、利益面にはそれほど貢献がなく、結果として利益率の低下を招いています。

買収した企業はマニーと比べると利益率が低く、マニイズムが浸透していないと指摘されています。

これは、新規に買収した企業がマニー本体と比べて利益率が悪くまだマニイズムが浸透していないからでしょう。

時間が経てばじょじょにイズムが浸透し利益率も戻していくと思いますが、海外企業の買収ですし先行きは不透明です。

引用元:assets人生

財務は鉄壁

長年に渡って無借金経営が続いており、財務は非常に優秀です。

上記の買収を行った2015年8月期こそFCFがマイナスとなりましたが、それ以外は毎期FCFを創出し、キャッシュを積み上げています。

2017年8月期においては、キャッシュ75億円(cf. 時価総額1,750億円)を保有し、自己資本比率は88%に達しています。

財務面は鉄壁と評価されています。

自己資本比率は9割台で、有利子負債ゼロと、財務面は鉄壁です。

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

株主優待はクオカード

株主優待は一律300株以上で3,000円相当のクオカードがもらえます。

ただし、1年以上の継続保有が条件となります。

議決権行使書と一緒に入っているそうで、誤って捨てないように注意が必要です。

株主総会で議決連行使書を出すときに優待に気が付きました
これだから捨てそうになったりしてしまうんですよ

引用元:年金生活者の投資

総合評価

圧倒的な技術力でグローバルニッチトップの企業です。景気に左右されない医療器具が事業ドメインなだけあり、安定業績・安定財務となっています。

2018年8月時点でPER44.9倍/PBR4.93倍となっています。2015年の買収後に停滞していた利益成長が加速する見込みで高く評価されています。

株価は右肩上がりとなっていましたが、2018年6月に天井となり調整入りしています。指標的にはかなり先の増益まで織り込んでしまった印象であり、業績が追いつくまでは株価調整が続くものと思われます。

業績安定度・財務安定度が最高評価となっています。

【 きびなごの格付け 】 C
〔A~Eの5段階評価で、Aが最高・Cが普通・Eが最低〕
・業績安定度:A
・財務安定度:A
・配当利回り:D
・割安度:E

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

2012年8月時点ですが、オンリーワンの高収益企業として紹介しており、当時PER15.7倍/PBR1.70倍はお買い得だと評価されています。(実際、この後2018年までに株価は5倍にまで成長しています。)

投資対象としてのお買い得度は4.0です。3,5にするか4.0にするか悩みました。成長の見通しがイマイチみえません。今買っても損はないかと思いますが、もう少し株価か下がるか成長が見えたところで購入したいですね。

引用元:すぽさん投資ぶろぐ(旧サイト)

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