マーケットエンタープライズ(3135)

マーケットエンタープライズは、Web上でリユース品買い取る『高く売れるドットコム』等展開。買い取り用の物流拠点拡充中。

株主優待はありません。上場以来、利益よりも売上拡大を目指して突き進んでいますが、グロースというほどの成長ではないため、その他日本株に分類します。

マーケットエンタープライズの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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ネット型リユース事業を展開

事業内容

マーケットエンタープライズは、ネット型リユース事業と呼ぶ、Webサイトを入口として商品買取を行い、リユースセンターで保管・商品化し、ECサイトで販売する事業を行っています。

入口となるWebサイトは「高く売れるドットコム」という総合サイトや、液晶テレビ、電動工具などの専門サイトなど複数サイトを所有しています。

出口のECサイトは、ヤフオク!、楽天市場、Amazon、eBayのような他社がメインですが、自社サイトReReでも販売しています。

強みとなっているのは、WEBサイトやITシステムを内製化しており、コールセンターや複数チャネルの買取り等のリアル資産と連携が取りやすく、効率性の高いオペレーションを実現していることです。

1981年生まれ社長が率いる会社で、行動力が素晴らしいと評価されています。

ネット上でリユース品を買い取るベンチャー企業です。社長が若くて行動力が素晴らしいです。業界が追い風の今、更なる成長に期待したいです。

引用元:単元未満株でコツコツ資産形成

2015年 マザーズ上場

マーケットエンタープライズは、2015年6月にIPOでマザーズへ上場しました。

公募価格1,500円に対して、初値4,005円(+167%)と2倍を超える素晴らしいスタートとなりました。

その後も株価は高騰しますが、そこから右肩下がりトレンドとなっています。

増収減益が続く

上場時の2014年6月期、2015年6月期は利益が出ていましたが、その後の決算は増収減益が続いています。

成長のために人件費、設備投資、広告宣伝費に突っ込んでいるため、利益が消えているようです。

こうなると、上場前は見栄えのために利益をあえて作ったという印象です。

株価の方も上場ゴールのちゃーとになっていると指摘されています。

マーケットエンタープライズは売上は伸びているものの利益が伸びていかない状況が続いていまして

株価が上場ゴールのチャートになっています。上場時に株を購入された方は安く買取になっていますね。

引用元:Kabu Berry

成長のための投資・経費であるといえば聞こえは良いものの、その投資であるリユースセンターについては、名古屋の都会である栄にあり、こんなに家賃が高いところに出店する意味はあるのか?と指摘されています。

名古屋のリユースセンターをみてみましたら栄にあります。、かなり家賃が高いところです。他のリユース企業が栄に出店していないのを考えたら本当に栄に見合った買取の成果があるのだろうか?と思います。あと、個人的には都会の栄まで中古品を持って行くより近所のリサイクルショップに持っていきたいと思ってしまいます。

引用元:Kabu Berry

新規事業

MVNO事業?

2016年6月期決算において、MVNO事業を9月中を目処に開始すると突然発表されました。

説明会資料を見ると今期も「先行投資を継続」とあり、17年内に全国10拠点体制(現在8拠点)を目指すとしているのですが地域が記載されてませんし、新規事業としていきなり「MVNO事業の開始」を出してきており9月中に事業開始としているのもビックリ。

引用元:たぐまるの株日記

実際に9月には、中古スマホとMVNOを提供する「カシモ」というサービスを開始しました。

しかしながら、2017年6月期決算資料では触れられておらず、エンタープライズの企業サイトのBUSINESS(事業内容)にも掲載されておらず、「カシモ」の扱いは不明です。

農機具買取

こちらは2017年6月期決算資料に載っているサービスで、既存ビジネスにおける横展開となります。これまでの知見を活かして専門ジャンルを増やしていくことは正統派な成長と思われます。

ReReレンタル

たまにしか使わない物を「宅配レンタル」で提供しようというトライアルサービスです。

例えば、冠婚葬祭や旅行といったシーンで使うもの、試しに使ってみたいものをレンタルする試みです。

リユース品として買い取ったものを、販売する前にレンタルでも稼いでしまおうというビジネスで、新たな収益源として期待されます。

中期経営計画

マーケットエンタープライズは、2020年6月期を最終年度とする4ヵ年の「中期目標指標」を発表しています。

2017年6月期~2018年6月期を戦略的投資期間と位置付け、その後に収益性を向上させるとしています。

その結果、2020年6月期において、売上高100億円(年率+20%成長)、営業利益10億円(年率+80%成長)を目標としています。

営業利益に関しては最初から絵に描いた餅と思われますが、売上に関しては初年度は16%ほど伸ばしており健闘しました。しかし、2年目の2018年6月期の売上増加率は+10%未満となる見込みであり、早くも暗雲が立ち込めています。

総合評価

利益度外視で売上成長を掲げていますが、その売上成長も鈍化しており、今のところ先行きは見えません。

2018年5月時点でPER132.5倍/PBR4.23倍となっています。減益により利益が少額になってしまっているため指標として意味をなさない印象です。

皮算用してみます。最高益だった2015年6月期は売上40億円、営業利益2.4億円だったことを参考に、2020年は売上80億円、営業利益4.8億円程度と仮定すると、予想PERは12倍程度となります。このくらいの売上利益なら現実的かも?という評価だと思われます。

リユース業として注目していたものの、突然にMVNO事業が入ってきたことで戸惑っている様子です。

リユース業が好きで観察している銘柄なのですが、MVNO事業が入ってくるとなるとリユースとは違う知識が必要ですし、自分は今は手を出しにくいかな。この事業について現時点で全く見通しも示されておらず、どれだけ費用がかかるのかも分かりませんしね(苦笑)。せめて目標値などがあれば、決算ごとに数字を比較できるので少し違うのですが…。

引用元:たぐまるの株日記

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