マークラインズ(3901)

マークラインズは、自動車産業特化のWeb情報サービス。日英中3言語対応。コンサルティングや人材紹介も展開。

ニッチな分野を独占することで高成長。PER/PBRも高く、グロース株に分類します。

マークラインズの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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巨大な自動車産業の小さなポータルを運営

B2B向けの自動車情報収集ポータル

マークラインズは自動車に関する情報を収集し、ポータルサイトにまとめています。

これを自動車関連の会社へ提供するB2Bのビジネスモデルとなっています。

マークラインズは独自で自動車にまつわるあらゆる情報を収集し、ウェブで整理し、ポータルに掲載して1社あたり年間48万円~120万円で提供することで調査コストを低減かつ利便性を担保しました。

引用元:未来に種をまく

ポータルに掲載されている情報については、Twitterでは良いという評価があるそうです。

情報の質も高いようでTwitterでは「うちの会社でも使っているが高い金を出して契約する甲斐がある」とツイートしてる方もいます。

引用元:オラジの資産1億円を目指すblog

一方で、専門情報には敵わないという意見もあります。質・量がそこそこながら低価格なのでコスパが良いという感触です。

掲載情報は専門情報には敵わない。束ねられていて低価格であることで受け入れられている。

引用元:すぽさん投資ぶろぐ

独占プラットフォーム&ストック型

マークラインズが魅力的なのは、自動車関連という巨大産業の中で、独占的なプラットフォームを構築し、ストック型のビジネスモデルであるという点です。

分野が異なると、クックパッドやエムスリーなどが似たビジネスモデルであり、それらが急成長した過去から、マークラインズの成長にも期待されます。

「この企業の強みはクックパッドのようなプラットフォーム独占の上に、登録料によるストック型が積み重なるビジネスモデル。その上に、コンサルティング、プロモーション広告を積み上げることにより利益を上げている事にあると思われます。」
まさにこの通りだと思います。色々考えるのですが、なかなか弱みが見つからない企業ですね。

引用元:すぽさん投資ぶろぐ

収益力の高さ

独占的なプラットフォームで、ストック型のビジネスモデルということで、必然的に収益力が高くなります。

会員数が増えていこうが、コストはそれほど増えないと想定され、売上増がそのまま利益増に繋がると期待されています。

コストについては会員数が増えてもそれほど変わりませんので、加入者が増えれば増えるほど増益になるという絵が描けますし、

引用元:サラリーマンが株式投資でセミリタイアを目指してみました。

・変動費がほとんどかからないビジネスモデル。今後も売上成長にともなう高収益が期待できる

引用元:すぽさん投資ぶろぐ

上記の裏返しとして、損益分岐点が非常に低いということに注目されている個人投資家ブログです。

損益分岐点比率が非常に低く2014年は65.4%、2015年は63.0%です。

引用元:オラジの資産1億円を目指すblog

国内には競合不在ながら、米国には競合が存在

国内にはマークラインズの競合は不在だと見られています。

全面的に競合する企業がいないことです。

一部の調査会社とは業務内容が被る点もあるようですが自動車産業に特化したポータルサイトは現状はマークラインズのみのようです。

引用元:オラジの資産1億円を目指すblog

一方で、米国にはライバルは企業が存在しており、米国での会員獲得が進んでいない要因であると考えられています。

アメリカのライバル企業というのはは恐らくIHS Automotiveという会社ですね。
親会社はエネルギー情報調査・コンサル企業大手。Chemical Weekなどの専門誌も出す出版社も兼ねているようです。

引用元:すぽさん投資ぶろぐ

リスク

優秀なビジネスモデルを持つマークラインズのリスクについても、あえて考えてみます。

何と言っても、国内に競合他社が参入した場合が大きなリスクです。

リスクがあるとすれば、自動車産業のポータルサイト運営が売上のほとんどを占めることから、競合他社の参入が発生した場合かなと考えています。

引用元:サラリーマンが株式投資でセミリタイアを目指してみました。

マークラインズのポータルには既に十数年に渡る情報の蓄積があるため、それなりの参入障壁にはなるものの、新規参入リスクはあるとされています。

情報の蓄積があるのでそれなりに参入障壁はありますが、仰る通り新規参入リスクはあると思います。
また、先に入ったもの勝ちの仕組みですのでスピードは大切だと思います。

引用元:すぽさん投資ぶろぐ

海外でも事業を行っていることから円高リスクは常にあります。

しかしながら、会員数が順調に増加していれば、為替リスクは一時的なものと割り切った方が良いと評価されています。

契約企業数の順調な増加が継続しているならば、為替は一時的なものと割り切ってでもホールドしたほうが良い会社だよねという評価は変わりません

引用元:ゆっくり確実にお金持ちになろう

総合評価

国内には競合他社がおらず、高い収益性と成長を達成しています。

その分、株価も評価されており、PER/PBRは高い水準にあり、典型的なグロース株評価を受けていると考えられます。

成長鈍化が見られない限りは、PER25倍程度の水準は押し目買いとなりそうです。

Sクラス(年20%)の高成長を期待し、高評価の4.0です。

利益成長に加えて、PER25%→40%の修正が期待されると評価しており、実際にすぽさんも購入済みです。

「専門誌と調査会社の中間ぐらいのお手頃情報サービス」という新たな市場を作り、海外を含めて順調に拡大。基本はストック型でプラットフォームも形成しつつあり安定感がある。市場規模もまだまだ小さく成長鈍化のフェーズまでは遠い。ここ数年はSクラス(20%)の高成長が期待できる。リスク面では為替、不況時の一部解約、新規参入などを想定。株価はやや高いが十分購入水準。評価は4.0。

引用元:すぽさん投資ぶろぐ

割安株への投資が多いブログであり、PER的に割高感があるとしながらも購入されています。(半年ほどの保有後に売却済み)

PER面では、私が保有している銘柄に比べると割高ですが、成長性や配当性向の高さを鑑みて、先週末のタイミングで購入に踏み切りました。

引用元:サラリーマンが株式投資でセミリタイアを目指してみました。

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