マツモトキヨシホールディングス(3088)

マツモトキヨシホールディングス(マツモトキヨシHD)は、都市型ドラッグストアの草分け。中小チェーンの買収で拡大。関東軸に全国展開。化粧品に強い。

株主優待は自社グループ商品券です。

マツモトキヨシHDの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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業界の草分けが売上高3位へ転落

事業内容

マツモトキヨシHDは、マツモトキヨシを中心にドラッグストアを全国に展開しています。

グループ会社として、どらっぐぱぱすやシメノドラッグがあります。

2018年3月期においてグループ店舗数は合計1,604店舗となっており、内訳は以下の通りです。

  • 北海道・東北エリア:90店舗
  • 甲信越エリア   :113店舗
  • 関東エリア    :890店舗
  • 東海・北陸エリア :151店舗
  • 関西エリア    :125店舗
  • 中部・四国エリア :57店舗
  • 九州・沖縄エリア :178店舗

地盤であり、どらっぐぱぱすも要する関東エリアが最も店舗数が多い状況です。

マツモトキヨシ グループ店舗数

2018年 年次報告書より抜粋

下位ドラッグストアからの猛追

マツモトキヨシHDは、都市型ドラッグストアの草分けとして店舗を展開し、業界トップにありました。

しかし、下位ドラッグストアの猛追が始まり、2017年3月期にはウエルシアに売上高で抜かれました。そして、2018年3月期にはサンドラッグにも売上高で抜かれ、業界3位に転落しています。

財務は安定的

マツモトキヨシHDは、実質無借金経営が続いており、毎期FCFを創出していることから、キャッシュが積み上がっています。

2018年3月期においては、自己資本比率は65%となっています。

中期経営計画

マツモトキヨシHDは、2021年3月期を最終年度とする5ヵ年の中期経営計画を発表しています。

2021年3月期において、グループ売上高8,000億円(年率+8%成長)、ROE10%以上を目標値としています。

ROEについては10%以上をキープしているものの、売上高は微増に留まっており、目標達成には程遠い状況です。

株主優待は自社グループ商品券

株主優待は保有株式数に応じて自社グループ商品券がもらえます。

  • 100株以上  2,000円相当
  • 500株以上  3,000円相当
  • 1,000株以上 5,000円相当

マツキヨの優待の自社グループ商品券を紹介されています。

マツキヨって便利ですよね。
何を買おうかな~

引用元:コバンザメの株日記

ドラッグストアは12月15日が最もお得な日だそうです。

この間、『マツコの知らない世界』というTV番組で、ドラッグストアは12月15日が最もお徳な日!とやっていました。

引用元:まちこの株ブログ

マツキヨの商品券は額面の100~105%で取引されており、100%超という不思議な状態の取引が多いほど、超高額だとコメントされています。

ほとんど現金と同じ価値があります。それを反映してヤフオク平均落札価格も額面の100~105%!(驚くことに100%越えの取引がたくさんあります。一体どうしてこんなに不思議なことが世の中にあるのでしょうか?)と超高額です。

​引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

総合評価

トップライン成長が鈍化しており業界3位に転落していますが、利益改善は進んでいます。

2018年7月時点でPER20.5倍/PBR2.45倍となっています。2桁成長を織り込んだ水準です。

利益改善を好感して2017年初から高値追いとなっています。今後も10%程度の利益成長が見込まれており、PER評価で20倍前後の推移での押し目買いが続くと思われます。

優待の商品券は高値で取引されていることから鉄板の優待銘柄だと評価されています。

優待族的には大安心してホールドしていけます。これからも年に2回の上記の鉄板優待を楽しみに、のんびりとホールドして応援していく予定です。​

​引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

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