日本マクドナルドホールディングス

日本マクドナルドホールディングスは、外食国内上位。世界的バーガーチェーン。米本社が保有株一部売却検討も売却先や時期未定。

年2回(6月12月)の優待食事券が非常に人気が高く、優待目的の個人投資家の定番銘柄となっています。

日本マクドナルドHDの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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世界的バーガーチェーンながら日本的優待株

世界的バーガーチェーン

マクドナルドは言わずと知れた世界的なバーガーチェーンで、国内でも外食で最大級です。

世界中の誰もが知っているブランド力が強みです。

業績悪化

2014年に発覚した賞味期限切れの鶏肉を使用してマックナゲットを作っていた問題や、2015年に相次いだ異物混入の問題などによって、2014年度~2015年度は大幅な赤字となりました。

既存店売上が前年比2割減といった低迷が起こりますが、マクドナルドの経営力で対応を進め、2016年度には回復の兆しが見えてきています。

既存店売上高も、前年比で約2割の減少が続きましたが、直近では売上高は回復傾向にありそうです。
もっとも、ようやく異物混入前の水準に戻っただけとも言えますが・・・

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

最悪の問題発覚・業績悪化は脱しつつありますが、長期的な課題として、不健康イメージや飽きられつつあるブランドイメージといったものは残っていると指摘されています。

そして、最悪期は脱しつつありますが、長期的な課題は解決できていません。
飽きられた感のあるブランドイメージとか、健康的なイメージへの転換などです。

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

業績や指標に関係なく、株価が下がらないほど優待が人気

多少の株価変動はあるものの、業績や株価指標にほとおど関係しないほど株価は下がりません。

それは、日本独自と言ってもいい仕組みである株主優待が強力に作用していると指摘されています。

日本マクドナルドHDといえば株主優待。業績は関係なく、とにかく株主優待なのです。

日本マクドナルドHDは指標的な割安感はもうずっと昔から皆無ですが、東日本大震災後にもいち早く株価は震災前の水準に戻りました。優待株としての知名度は抜群で、そのため常に株価は高値で安定しています。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

業績からすれば米国のマクドナルドを買うべきであるのに、日本の個人投資家は日本マクドナルドHDを買うことについて指摘しています。

別の言い方をすれば、わずか8000円の優待券が、それ以上深く考えることを止めさせてしまっているのです。だからバフェット太郎は優待券狙いの投資家を見るたびに、ニンジンを目の前にぶら下げて走る馬や鹿を思い出してしまうのです。

引用元:バフェット太郎の秘密のポートフォリオ(米国株配当再投資戦略)

株主優待は優待食事券

日本マクドナルドHDの株価を支える株主優待について詳しく見ていきます。

株主優待の制度内容

株主優待は年2回(6月12月)で優待食事券が貰えます。

優待食事券は、「バーガー類お引換券」、「サイドメニューお引換券」「ドリンクお引換券」がそれぞれ6枚で1冊となっています。

保有株式数に応じて優待食事券の冊数が異なりますが、利回りは変わりません。

  • 100株以上 1冊
  • 300株以上 3冊
  • 500株以上 5冊

優待食事券はどれくらいお得なのか?

それでは、優待食事券1冊はお金に換算すると、いくらくらいなのか計算してみます。

最も金額的にお得な組み合わせは1,130円であり、1冊で6枚ずつありますので、1,130円×6=6,780円ということになります。

優待食事券1枚で、価格的に最もお得な組み合わせは、
「ダブルクォーターパウンダー・チーズ」+「マックフライポテトL」+「マックフロート」になります。
地域によって異なりますが、一例として、単品で購入すると520円+320円+290円=1,130円となります。

引用元:モノノフによる株主優待日記

ちなみに、上記ではカロリーが1,816kcalとなり、高すぎるため、他の組合せをオススメされています。この組合せの場合は1,080円となり、1冊では6,480円となります。

多少なりともヘルシー(?)な個人的なオススメは「ダブルクォーターパウンダー・チーズ」+「サイドサラダ」+「キャラメルラテM」です。
こちらは、828kcal+84kcal+264kcal=1,176kcalになります。

引用元:モノノフによる株主優待日記

ということで、優待食事券は利用すれば6,500円くらいになると言えます。これが年2回ですので、優待利回りとしては3%程度になります。

優待食事券が大人気である理由

上記のように優待利回りとしては3%程度と高い訳ではありません。過去の安い株価では4%~5%程度とより高い時期もありましたが、これでも非常に高い利回りという訳ではありません。

それでも、日本マクドナルドHDの優待食事券が大人気である理由として以下が挙げられています。

ハンバーガー、サイドメニュー、ドリンクから、好きなメニューを好きなサイズで頼めるので、ストレス無く気軽に何でも食べれることを挙げています。

【理由その1】 値段を気にせず、なんでも食べれる!

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

日本全国で使えるので地方在住の個人投資家も手を出しやすいです。

【理由その2】 日本中のどこにでもマクドはある!

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

これはニワタマな問題がしますが、優待のおかげで株価が下がらない⇛優待が人気⇛優待のおかげで・・・という好循環が生まれています。

【理由その3】 株主優待のおかげで株価は下がらない!

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

マクドナルドは子供の頃から味を覚えさせるために、ファミリー向け・子供向けの店舗を作っています。子供にマクドナルドを食べさせることには賛否両論ありそうですが、子供を連れて利用しやすいというのは子育て世帯のメリットになっているようです。

【理由その4】 子育て世帯でも利用しやすい!

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

食事を外食で済ませることで、体力的・精神的にラクをしつつ、さらに食費が節約できることを挙げています。

【理由その5】 食費の節約につながる!

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

総合評価

業績や指標を気にした投資には向きません。それであればむしろ、米国のマクドナルド株に投資すべきでしょう。

日本マクドナルドHDの強みは株主優待であり、株主優待を目的とした個人投資家の定番銘柄となっています。現状で持っている人は末永くホールドするものと思われます。

一方で、未保有の個人投資家の場合は、未曾有の暴落を待ってから少量を投資するというやり方になると思われます。

日本マクドナルドHDは優待族としてはやはりどうしても外せない大切な定番銘柄ということですね。これからも優待を楽しみにのんびりとホールドしていく予定です。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

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