MCJは、パソコン製造・販売を起点とし、周辺機器、通信、メディアと事業領域を広げて総合IT企業を志向しています。
2016年に株主優待を新設し、個人投資家の注目が集まりました。当時は指標的に割安でバリュー株と見なされましたが、株価が上がることで割安感は薄れています。
MCJの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
パソコンの製造・販売と多角化
MCJといえば、マウスコンピューターブランドでのパソコン製造・販売が起点であり、売上の90%以上を占める基盤事業です。
乃木坂46を起用したテレビCMで一気に知名度を上げました。
パソコン製造・販売はコスト競争の激しい分野であり、先行きを気にする意見があります。
パソコン製造・販売という、日経メーカーの撤退が相次ぐ業界に所属。
激しい競争が続いているだけに、今後の先行きが気になるところです。
一方で、MCJとしても多角化が必要であり、総合的なIT企業を志向しているようで、M&Aを活用し成長しています。
一方で、売上の9割以上をパソコン関連で占めますが、少しずつネット小売りなどの多角化を進めています。
多角化分野は、M&Aも活用し、前年比で倍々の成長が続いており好調です。
株主優待はカタログギフト
2016年に新設
MCJは2016年に株主優待を新設しました。
- 100株以上 パソコンワンコイン診断サービス券
- 1,000株以上 カタログギフト10,000円相当
100株の株主優待もありますが、1,000株以上の株主優待でカタログギフト10,000円相当が貰えることに注目が集まりました。
ただ1,000株保有すると上記に加え、飲食料品を中心に選定した商品(10,000円相当)を掲載したオリジナルカタログから1点選択という優待をいただくことができ、優待株としてかなり化けます!!
引用元:株式投資で自由億への道
カタログギフト例
2017年には、オリジナルタブレットや、ディスプレイ モニターがラインナップされるなど、MCJらしさが出ているカタログギフトです。他にも飲食料品からお米や肉、お酒なども選べます。
「6670 MCJ」は昨年から株主優待が新設され1000株保有で1万円相当の自社製品が1点貰えましたが、今年は自社製品が3点、飲食料品6点の中から選べるようになるようです。液晶モニターが貰えるというのは凄い(でもTVは見れない)ですが、これらは全て1万円相当とのこと。
実際にAmazonでの販売も1万円弱のようでした。
引用元:お得生活大辞典
優待新設を受けて1部昇格に期待も
2015年に10年ルールでマザーズから東証2部に昇格したMCJですが、優待新設を行ったことで、1部昇格へも期待がかかっています。現状でも要件は満たしており、1部昇格予想にも多く登場していますので、どこかのタイミングで1部昇格が発表されるのではないかと思います。
MCJは2015年に10年ルールにて東証2部への昇格を果たし、2016年には優待新設をしているため、東証1部への昇格が期待できる銘柄ですね♪
引用元:株式投資で自由億への道
逆にここまで1部昇格期待が多いと、いざ発表されてもほとんど影響はないように思います。
東証2部銘柄ということで1部への昇格期待もあり多少長めに持っても面白いかもしれません。
引用元:カフェの投資日記
総合評価
MCJは業績や財務の安定感に欠けるものの、割安感はある状態でした。2017年現在では割安感も薄れてきているように思います。
【 きびなごの格付け 】 C
〔A~Eの5段階評価で、Aが最高・Cが普通・Eが最低〕
・業績安定度:C
・財務安定度:C
・配当利回り:B
・割安感:B
優待新設後でも株価は指標的に割安感があったことから、非常に期待ができる銘柄として、みきまるさんは主力株の一角として紹介しています。
MCJは指標的に極めて割安で、総合利回りも十二分に高く、更には近い将来の東証1部昇格も期待できると言う、3拍子揃ったエクセレントな銘柄です。そのため優待族的には、「今の株価位置はちょっと安すぎるんじゃないかな?」というのが率直な感想です。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌