明光ネットワークジャパン(4668)

明光ネットワークジャパンは、 小中高向け個別指導の補習塾『明光義塾』をFC軸に展開。医系大専門予備校『東京医進学院』も。

株主優待はクオカードです。3年以上で長期優遇もあります。

2017年8月期において19期連続増配です。

明光ネットワークジャパンの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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生徒数減少が続くも、鉄壁財務で20年連続増配へ

事業内容

明光ネットワークジャパンは、日本初の個別指導塾「明光義塾」を中心として、「早稲田アカデミー個別進学塾」「明光サッカースクール」「明光キッズ」等の教育事業を展開しています。

教室展開

明光義塾事業が中核事業であり、全国47都道府県すべてに教室展開し、2018年2月時点で2,066教室/12.5万人の生徒を抱えています。

この内、直営は233教室、グループ企業であるMAXISが95教室を運営している一方で、FCが1,738教室と大部分を占めています。

全国の教室展開については以下の通りです。

明光義塾 教室展開

2018年8月期中間明光レポートより抜粋

集計の区分がバラバラで判断しにくいですが、円グラフにするとこんな感じです。

近畿や中部・東海・北陸をひとまとめにしているので多く見えますが、東京・神奈川・千葉・埼玉を合わせると最も大きく、人口分布通りに全国に展開している印象です。

明光義塾 教室展開

生徒数減少

少子化および塾業界の熾烈な競争が続く中で、明光義塾の教室数と生徒数は減少に転じています。

明光義塾 生徒数

2018年8月期中間明光レポートより抜粋

連続増配銘柄

2018年8月期において20期連続増配を迎える見込みです。日本でトップクラスの連続増配銘柄となっており、会社側もそれを意識してか、減益・タコ足配当になろうとも、増配を続けると思われます。

連続増配であることや、配当利回りが高いこと、クオカード優待であることから、個人投資家からも人気が高いです。

株主優待はQUOカード(まあ、権利確定時期は今年逃したが・・・)
配当利回りは配当金のみで3%以上
連続増配銘柄

引用元:ライフPLUS

キャッシュが余っている状態であり、結果としてタコ配状態になろうとも、平然と配当されると指摘されています。オーナーに全部配当してから淘汰の本命になるかもともコメントされています。

既に配当性向は93.6%に達していますが、MA以外は特に使い道がないこともまた事実なので、結果として期末で数字が足りずにタコ配状態になろうとも、平然と配当されるものと思われます。オーナーに全部配当してスッカラカンにしてから、改めて“淘汰の本命”になるかもしれません。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

業績悪化

生徒数減少に歯止めがかからず、業績の悪化が続いています。

2018年7月、2018年8月期3Q決算が発表され、3%減収/62%営業減益となりました。同時に業績下方修正を行っており、通期の営業利益も51%減となる見込みです。

→これを受けて株価は10%超急落し、年初来安値を更新しました。

財務は鉄壁

長年に渡って無借金経営を続けており、2017年8月期においては、キャッシュ82億円を保持し、自己資本比率は75%となっています。

鉄壁の財務となっており、減益に陥ろうとも、増配を続けられる財務体質です。

財務は鉄板であり、無借金にして73億円もの現金を抱えているため、増配も買収も可能と指摘されています。

財務だけは鉄板であり、無借金ながら73億円もの現金を抱えているため、買収余力を持て余しています。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

中期経営計画

明光ネットワークジャパンは、2020年8月期を最終年度とする5ヵ年の中期経営計画を発表しています。

2020年8月期において、売上高225億円(年率+4%成長)、経常利益36億円(年率-1%成長)を目標値としています。

発射台となる2015年8月期の経常利益は38億円であったため、目標値はマイナスとなっていますが、利益は落ち込んでいるためこれをV字回復したいという意図となります。

生徒数の減少に歯止めがかかっていない現状では、中計は絵に描いた餅となっています。

まずは生徒数減少の底打ちを確認したいと指摘されています。

生徒数の減少に歯止めがかかっておらず、数年来13万人超で推移していた生徒数も、2015年度に▲6千人・2016年度に▲5千人と大幅な減少が続いているため、中長期的成長が展望しずらい状況であるため、まずは生徒数減少の底打ちを確認したいと思います。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

株主優待はクオカード

株主優待は保有株式数と継続保有年数に応じてクオカードがもらえます。

  • 3年未満
    • 100株以上  1,000円相当
    • 500株以上  2,000円相当
    • 1,000株以上 3,000円相当
  • 3年以上
    • 100株以上  3,000円相当
    • 500株以上  4,000円相当
    • 1,000株以上 5,000円相当

3年以上の継続保有で3,000円分のクオカードを取得されています。

明光ネットワークジャパンから、クオカード3,000円が届きました。

引用元:三十路夫婦のセミリタイアを目指す株投資日記

総合評価

個別指導塾のパイオニアで、鉄壁の財務状態で20年連続増配へと向かいます。一方で、生徒数の減少が続き、業績は悪化しています。連続増配・高利回り・クオカード優待ということで個人投資家には人気の高い銘柄です。

2018年7月時点でPER28.0倍/PBR2.23倍となっています。減益に沈んでいるため結果的に高いPERとなっていますが、実質的には配当利回り3.3%+クオカード優待の利回りが投資判断になるものと思われます。

業績悪化により、2013年頃から株価は横ばいの傾向です。好財務であるため連続増配は続くものと思われ、総合利回りによって株価が支えられる状態です。

指標的には高いものの、財務状態が万全で、十分な総合利回りも出ていると評価されています。

明光ネットワークジャパンは指標的にはやや高いですが、財務状態は万全ですし、十分な総合利回りが出ていますし、PF下位としては十分に納得できる銘柄と思います。これからも現行の優待制度が続く限りはホールドして応援していく予定です。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

配当と優待が高い評価です。連続増配であり利回りも高いため、今後も保有し続けるとコメントされています。

株価(1,285円)★★☆☆☆:下がってしまいました
配当金(3.27%)★★★★★:連続増配中
優待内容 ★★★★★:継続保有で2,000円分アップ
参考指標:PER 28.6倍、PBR 2.37倍
総合得点(15点満点):12点
※ データは2017年11月17日終値時のものです

引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活

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