明星工業(1976)

明星工業は、熱絶縁工事に強い建設工事会社。海外LNG出荷基地工事に実績。構造物補強など環境関連も。

鉄壁財務で指標的に割安感もありますがバリュー株にはもう一歩足りないという感じです。株主優待はJCBギフトカードです。

明星工業の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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断熱事業に強みを持つ建設工事会社

主力は断熱事業

明星工業は「熱エネルギー消費型の装置であれば、どのような分野の産業でも、ほとんど全てが断熱工事の対象となる」としており、ボイラー、ガスプラント、化学プラントなどの施設について断熱工事を行っています。

新しい期待として、水素運搬施設への断熱工事をあげる個人投資家ブログがあります。

現時点では、明星工業では水素関連施設への断熱工事は行っていないということですが、今後は当然に行うべき事業と認識して営業を開始しているとのことです。

水素発電の需要がどのくらいになるのか全くの未知数ですが、需要が莫大となればインフラ整備銘柄として注目されることは間違いありません。

引用元:mahirotyann1の日記

好財務でキャッシュフローも良好

無借金経営で自己資本比率は70%超と好財務の状況が続いています。

営業キャッシュフローも安定的にプラスとなっており、キャッシュを積み上げ続けています。

財務はいいです。流動比率300%以上、現預金>流動負債です。投資有価証券もあり、有利子負債も少ないです。

引用元:バネ男のディフェンシブ投資日記

CFは多少波があるようですが、直近の2期はフリーCFも大きく出ており問題なさそうです。これからもこのくらいの営業CFを維持できれば安泰ですね。

引用元:バネ男のディフェンシブ投資日記

上記を背景として、株主還元が強化されており、増配に加えて自社株買いも行われました。

今後も還元性向40%程度が期待されています。

配当額総額に近い7億円もの自社株買いをした実績があるので、今期も落着ベースでの再増配と自社株買いにより、総還元性向35~40%程度の株主還元が期待されます。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

中期経営計画

2018年3月期:前倒し達成で、次期にも期待がかかる

2018年3月期に売上500億円、経常利益48億円の中期経営計画を掲げていましたが、2017年3月期に前倒しで達成しました。

2018年3月期はそこから減収減益(しかし中計目標は達成)という予想を置いていますが、保守的であると指摘されています。

→実際に2018年3月期は大幅な増収増益となりました。

成長要素もいくつか考えられており、次期中計にも成長期待がかかります。

2019年3月期に期ズレしそうな海外案件や、来年には浜松工場の生産能力倍増も控えているため、次の中計に関してもそこそこの成長シナリオが提示されるものと考えています。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

2021年3月期:想定外のマイナス成長を掲げる中計

明星工業は、2021年3月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。

2021年3月期において、売上高550億円(減収)、営業利益56億円(減益)とする目標値を置いていますが、基準となる2018年3月期と比較して減収減益となります。

保守的な予算組みをする傾向にあるため、国内事業を横ばいもしくは減少、海外成長の成長は織り込まないといった保守的な中計であると指摘されています。

当社は保守的な予算組みをする傾向にあるため、その辺の成長を織り込まず、マクロ環境の低迷だけを反映し、保守的に見立てたと推察されます。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

株主優待はJCBギフトカード

株主優待はJCBギフトカードで、保有株式数と保有期間に応じて金額が異なります。

  • 100株以上  1,000円相当
  • 1,000株以上 2,000円相当
  • 1,000株以上 3,000円相当(1年以上保有)
  • 500株以上  2,000円相当(2年以上保有)

使い勝手の良いJCBギフトカードであることや、配当・優待利回りがなかなか良いこともあって、個人投資家には一定の人気があります。

あまりギフトカードをいただける銘柄はないので、貴重です。

bunooは、ギフトカードをいただいたらお財布に入れておくタイプです。

ほかの袋などに入れておくと、ついつい使い忘れてしまうからです。

デパートなどで、子供の服やお土産などを購入するときに使います。

引用元:bunooの株主優待を探すブログ

飲食店で使う計画だそうです。

帰省した時に父の好きな木曽路か実家の近くにあるロイヤルホストで使いたいと思います。

引用元:きなこの株主優待と甘いもの&糖質制限を楽しむ日記

総合評価

2018年7月時点の総合評価

好業績・好財務・利回りもそこそこということで安定感があるものの、マイナス成長となる中計は保守的を通り越して、いかがなものか・・・。

2018年7月時点でPER11.9倍/PBR0.91倍となっています。成長期待には乏しい印象です。

2016年中盤から株価を上げてきましたが、ダブルトップを形成する格好となっています。中計および今季予想が減収減益となっており買う理由はないものの、指標的な割安感があるため売る理由もなく、配当・優待目的のホールド以外は手掛けづらい銘柄と思われます。

2017年8月時点の総合評価

業績は堅調であり、財務・キャッシュフローとしても不安は小さいです。

配当優待利回りはそこそこ良いですので、100株ホールドまたは、1,000株ホールドで1年以上保有を狙ってみるのもアリだと思います。

直近で減益予想を出したことを気にかけていますが100株だけ買ってみようと評価されています。

ちょっと減益傾向なのが気になりますが、財務は良く指標は割安。利回りが良いのでとりあえず100株だけ買ってみようかなと思っています。

引用元:バネ男のディフェンシブ投資日記

指標的にまずまず安く、ポートフォリオ下位としては文句なく良い銘柄と評価されています。

明星工業は指標的にもまずまず安いですし、PF下位としては文句なく良い銘柄です。これからも現行の優待制度が続く限りは楽しくホールドして応援していく予定です。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

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