明和産業は、化学品、樹脂主体の中堅商社。炭素製品、難燃助剤等で高シェア。中国での潤滑油販売にも強み。
株主優待は年2回(3月9月)でクオカード他です。
明和産業の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
化学系商社ながら業績安定的
事業内容
明和産業は、化学品をはじめとして、石油製品・合成樹脂・建材・燃料・金属製品などの卸売商社です。
特に中国において、販売・物流拠点、物流情報網、取引ノウハウを持っており、それを活かした事業を行っています。
景気敏感のようだが、業績は安定的
化学系商社であるため、景気敏感の要素が強いと思われます。実際にリーマンショック時には純利益が3分の1にまで落ち込みました。
しかしながら、それでも黒字を確保していることや、その後は純利益20億円前後で横ばいとなっていることから、業績は比較的安定しています。
業績は、ここ数年は、安定的に推移しています。
化学品・樹脂などを扱っており、景気変動の影響を受けやすい気がしますが・・・
リーマンショック時にも黒字を確保するなど、業績は底堅いです。
中期経営計画
明和産業は、2017年3月期を最終年度とする中期経営計画に対して、売上高71%/経常利益75%の未達で終わりました。
次なる中期経営計画として、2020年3月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表していますが、具体的な数値目標としては連結純利益25~30億円(年率+12~19%成長)のみとなっています。ここ10年は純利益20億円前後で横ばい傾向であるため、今回の中期目標については現実感がまだありません。
株主優待はクオカード他
株主優待は年2回(3月9月)でクオカード他が貰えます。
ただし、3月と9月で内容が異なり、長期保有が条件にもなっているので注意です。
- 9月
- 100株以上 500円相当のクオカード (6ヶ月以上継続保有)
- 1,000株以上 2,000円相当の自社子会社取扱商品・ボヘミアガラス等(2年以上継続保有)
- 3月/9月
- 100株以上 自社子会社取扱商品・ボヘミアガラス等20%割引券
総合評価
リーマンショック時にも黒字を確保し、翌年には利益回復していたことから、ある程度の景気耐性はあるものと思われます。また、安定的に純利益20億円/年を毎年稼げています。
2017年11月時点で時価総額200億円/PER11倍/PBR1.2倍との評価は、割安感があるとも思えますが、分かりにくいビジネス内容や卸売という業種柄フェアバリューとも思えます。
指標的に十分安いと評価されています。
明和産業は指標的に十分に安く、PF下位としてはとても良い銘柄であると評価しています。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
すべて普通の評価です。
【 きびなごの格付け 】 C
〔A~Eの5段階評価で、Aが最高・Cが普通・Eが最低〕
・業績安定度:C
・財務安定度:C
・配当利回りC
・割安感:C