三谷産業は、北陸地盤の総合商社。化学品、情報システム、住宅設備、石油などに展開。医薬品原薬など製造も。
株主優待は陶磁器製品などです。
三谷産業の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
金沢地盤で化学主体の総合商社
事業内容
三谷産業は、化学主体の総合商社です。
2017年3月期における売上高比率は、化学品37%、空調設備工事20%、樹脂・エレクトロニクス16%、情報システム12%、エネルギー9%、住宅設備機器2%となっています。
2018年3月期においては、上記のセグメント全てで増収増益を計画しており、好調な業績が続いています。
ベトナム関連事業で飛躍なるか
三谷産業は1993年よりベトナムに進出し、1997年には子会社4社を設立しています。
国内事業と同じく、化学品、情報システム、樹脂・エレクトロニクス、空調設備工事・住宅設備機器の事業を展開しています。
注目すべきは、2018年3月期においては、前年比で売上が3倍近くに飛躍する計画であることです。あわせてベトナム社員数も1,740人から3,851人に急増します。
これは、富士通の現地子会社(FCV社)について、富士通が保有していた出資持分50%を取得したことによります。
FCV社の連結により、足元の2018年3月期2Q決算では、売上高+25.9%、営業利益+42.3%という大きな伸びを見せており、通期も期待されます。
株主優待は陶磁器製品など
株主優待は保有株式数に応じて、陶磁器製品や、オンラインショップ優待券またはポイントが貰えます。
- 100株以上 陶磁器製品1,500円相当
- 1,000株以上 オンラインショップ優待券3,000円相当または1ポイント
- 3,000株以上 オンラインショップ優待券6,000円相当または2ポイント
- 5,000株以上 オンラインショップ優待券9,000円相当または3ポイント
利回りとしては100株が最も高いです。
1,000株以上で貰えるポイントは、陶磁器製品3コースより選択できます。
2016年の1,000株以上の優待カタログです。A,B,Cそれぞれ5点ずつ商品が用意されています。Aコースはさすがに良さそうな商品が揃っていますね。
引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活
100株の場合、2017年度分は『かなざわの箔』という器でした。
100株で、こんなに素敵な陶磁器がいただけるなんて、最高!!です。
引用元:大好き! 株主優待
2016年度分はマグカップでした。
マグカップです。金沢の名所をイラストにしたデザインになっています。尾山神社、近江町市場、金沢駅、兼六園、雪吊り、金沢城がプリントされています。
引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活
総合評価
個人投資家ブログでは優待主体の取扱となっており、業績等のファンダメンタルに注目する向きはありません。
しかしながら、国内事業が堅調なのに加えてベトナム事業が飛躍的な伸びを見せており、業績に着目する投資も面白いです。2017年12月段階で、PER13.8倍、PBR1.2倍と、卸売業としては高評価されている現状は、ベトナム事業の伸びへの期待の現れと思われます。
指標的に安く、優待も魅力的であるため、少数株をホールドするには良いと評価されています。
三谷産業は指標的にもまずまず安いですし、優待内容も魅力的ですし、PF下位としては十分過ぎる程に良い銘柄であると評価しています。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
配当の評価がイマイチですが、総合的にはまあまあの評価です。
株価(401円)★★★☆☆:4万円前後で推移
配当金(1.75%)★★☆☆☆:もう一息
株主優待 ★★★☆☆:4万円台で優待がもらえます総合得点(15点満点):8点
※ データは2017年9月7日終値時のものです