三井製糖(2109)

三井製糖は、国内最大手の製糖会社。「スプーン印」で商品展開しており、知名度が高いです。三井物産系など3社合併で誕生しました。

業績は横ばいですが、リーマンショックなどの不況時も黒字を確保できるほど安定的です。成長期待はほとんどなく、割安に放置されていることもありません。安定的な大手企業として、配当優待株として分類するのが適切と考えます。

三井製糖の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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業績は超安定。不安は貿易状況

人間に欠かせない食事、しかも砂糖を扱っている最大手として、業績は超安定していると言えます。三井物産という名門商社の傘下で今後も業績は安定的だと思われます。

業績は横ばいでも、リーマンショックでも黒字

業績は、ここ数年は基本的に横ばいです。
一方で、リーマンショック時にも、楽々で黒字を確保するなど安定感があります。

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

砂糖は生活になくてはならないものなので、僕は、今後も業績は安定して推移すると思います。

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

景気よりも貿易状況が懸念

リーマンショックでも黒字を確保できたということから、景気変動の影響はあまり受けないということになります。

三井製糖の懸念は貿易状況にあります。つまり、以下3点にあります。

  • 原料価格
  • 為替
  • 関税

これらの状況に収益が左右されると考えられます。

景気動向よりも、原料となる粗糖価格の推移が業績に与えるインパクトが大きいようです。

引用元:株主優待と高配当株を買い続ける株式投資ブログ

為替については、「原料を輸入して、製糖して、国内で販売する」という三井製糖のビジネスモデルから円安はデメリットであると考えられます。

TPPとは別に「原料糖の輸入コストが上がる」という意味では「円安デメリット銘柄」でもある。

引用元:ときかぶ!

紆余曲折のあるTPPについても以下のように考察されています。

ゆえに三井製糖は「TPPマイナス材料」銘柄として認知されているようで、2011年11月の株価暴落もこれが一因だとされる。しかし、関税が撤廃されたら粗糖や原材料(さとうきび)を安く調達できるようになるので、製糖コストは下げられるし、製糖メーカーにはそこまでダメージがないと考える人も多い。

引用元:ときかぶ!

株主優待は自社製品(砂糖など)

製糖会社ということで、株主優待は自社製品となっています。砂糖は生活の中で必ず使えるのでありがたい優待になっています。

2014年に優待新設

優待は1,000株単位だった2014年に新設されました。

三井製糖の優待は2014年3月期に初めて導入されました。そのためまだ知名度が十分ではありませんが、素晴らしい内容だったと評価しています。早速私が今年戴いたその初優待の実際を見て行きましょう。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

砂糖といってもバラエティに富んでおり、10種類入っていたそうです。

国産さとうきび糖、スローカロリーシュガー、ティータイムメイト(3gスティック)、ロザッティ、レモンシュガー、角砂糖、上白糖、三温糖、グラニュー糖、やんばる糖。
合計10種入ってました。

引用元:コバンザメの株日記

2016年に優待拡充

2016年に株式併合と単元株を100株にする変更がありました。

これにともなって従来1,000株以上の保有での株主優待だったものが、併合後100株以上の保有での株主優待となりました。実質的に優待利回りが倍増する結果となりました。

もらえる商品の金額はそのまま。超太っ腹な制度変更である。そして1,000株以上は3,000円相当の商品はそのままで2,000円相当の金券が追加される。優待大拡充。

引用元:株主優待侍

総合評価

成熟・安定している製糖業界における最大手の三井製糖は、配当・優待株として安心して保有できる銘柄だと思います。

PBR1倍割れなど、指標面での割安さが目立つときに購入して長くホールドしたいところです。

「成長力がないし、製糖業界は万年不人気だから人気化する日はまずこないだろうけど、でも三井製糖、本当にいい銘柄だなあ。」としみじみと思いながら、楽しくホールドを続けています。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

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