ミューチュアルは、製薬・化粧品・食品業界向け包装関連機械の中堅。製剤機、充填機、包装機等一連ラインも強み。
株主優待は選べる優待品です。
ミューチュアルの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
包装関連機械のメーカー&商社
事業内容
ミューチュアルは、製薬業界・化粧品業界・製菓食品業界向けに包装機械の製作・輸出入・国内販売を行ってます。
製薬業界向けの高速打錠機やカプセル充填機等が主力であり、ジェネリック医薬品の普及により恩恵を受けています。
製造事業
設計棟・部品加工工場・組立工場を保有しており、ブリスター包装機、ストリップ包装機、集積包装機その他検査機器の製造を行っています。
また、注射薬製造設備及び各種液体・粉末充填機の設計製造等、注射液剤を中心とした液体充填設備の製造も行っています。
エンジニアリング事業
国内外の製品を評価・調達し、医薬品製造に求められるGMP規格に適合する、信頼性の高い生産ラインを提案・構築しています。
商社事業
技術商社として築き上げたグローバルネットワークを活用し、国内外の優れた機械・技術・情報を提供しています。
メンテナンス事業
顧客の生産ラインを守り続けるため、予防保全・定期点検・校正作業・緊急対応等の豊富なサービスメニューで対応しています。
景気敏感株であるも底堅い
ミューチュアルは、業種は機械となっており、一般的には景気敏感株に分類されます。
典型的な景気敏感株だと指摘されています。
企業向けの製造機械は、景気変動の影響を真っ先に受ける業界です。
景気悪化時に、設備投資を拡充する企業は見込めないので売上が低迷するという、典型的な景気敏感株ですね~。
一方で、商社機能やメンテナンス機能といった比較的安定的な事業も行っているため、リーマンショック時にも赤字に陥らずに切り抜けています。
何としてでも赤字にはしないという強い意志を感じるとも評価されています。
機械なんでシクリカルっぽいのですが、確認できる範囲で赤字無し。2006年にギリギリ堪え2010年に結構追い詰められてますが何としてでも赤字にはしないという強い意志を感じます。
引用元:大河の一滴
好財務
長年に渡って無借金経営が続いており、好財務の状態をキープしています。
2018年3月期については、キャッシュ39億円(cf. 時価総額74億円)を保有し、自己資本比率は64%となっています。
財務は健全であり、自己資本も微増傾向であると評価されています。
健全財務。自己資本も微増傾向だね。現金は横ばい程度だね。
引用元:大河の一滴
財務面は安定的とコメントされています。
自己資本比率は5割台で、「現金等>有利子負債」と、財務面は安定的です。
株主優待は選べる優待品
株主優待は保有株式数に応じて選べる優待品がもらえます。
- 100株以上 1,500円相当
- 1,000株以上 3,000円相当
- 5,000株以上 5,000円相当
3年分の優待を紹介されています。
ミューチュアルは平成27年8月に株主優待制度の導入が発表され、すぐに100株購入したので導入当初より優待をもらっています。
引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活
お米を選択されています。
ゆっくり注文したので3月に到着しました。
新米シーズンに送られてきた優待米が底をつきましたので
注文したのはお米 2kg でした。
引用元:早期退職への株式投資
総合評価
包装関連機械のメーカー・商社です。景気敏感株でありながら、景気悪化時も底堅い業績を残す底力を持っています。好業績・好財務・小型株ということで個人投資家にも人気が高いです。
2018年7月時点でPER12.0倍/PBR0.73倍となっています。時価総額の半分以上のキャッシュを保有しており、指標的には割安感があります。
株価は、2015年の好業績発表で給湯し、その後は横ばいとなっています。直近で再度1,000円突破の高値奪還を目指しましたが押し返されています。1,000円を超えてくるようなカタリストもなく、横ばいが続きそうです。
指標的に安く、利回りも十分であるため、優待族的には良い銘柄であるとコメントされています。
ミューチュアルは指標的にもまずまず安いですし、十分な総合利回りも出ていますし、優待族的には実に良い銘柄と思いますね。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
割安放置されているうちに買っておき、昇格や業績拡大を期待することにしたとコメントされています。
割安放置されている今のうちに買い、優待や配当を享受しながら本則市場への昇格や海外向けを始めとした業績拡大を密かに期待することにしました。
引用元:ミドル投資ブログ
2017年12月時点ですがフェアバリューと評価されています。
これでもPBRで高い方。もっとも高い方では利益が出てるのでこんなもんというかフェアバリュー感。これまた利益水準がさがって株価落ちるが来るならの方が面白いかもね。赤字はなんとしてでも避けたいみたいだし。
引用元:大河の一滴
配当利回りを高く評価されています。
【 きびなごの格付け 】 C
〔A~Eの5段階評価で、Aが最高・Cが普通・Eが最低〕
・業績安定度:D
・財務安定度:C
・配当利回り:A
・割安度:C
配当金の評価だけ高めです。
株価(898円)★★★☆☆:ほとんど変化なし
配当金(2.78%)★★★★☆:高水準です
優待内容 ★★★☆☆:カタログの内容が毎年違うので楽しみです
参考指標:PER 11.6倍、PBR 0.69倍
総合得点(15点満点):10点
※ データは平成30年1月26日終値時のものです