マックスバリュ東海は、旧ヤオハンが経営破綻後にイオン傘下の食品スーパーとして再建。
業績はほぼ横ばいが続いていてPBR1倍割れの状態です。指標的な割安さと株主優待を魅力として長期投資されている個人投資家も多いです。
マックスバリュ東海の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
静岡県を拠点とする食品スーパー
マックスバリュ東海は旧ヤオハンが破綻した後にイオン傘下の食品スーパーとして再建されました。マックスバリュは地域ごとに会社が分かれていますが、地域によっては競合している場合もあるそうです。
同社は静岡、神奈川、山梨、愛知に店舗を出しています。愛知ではマックスバリュ中部と競合しているなど、しっかり区分けはできていないようです。
引用元:株主優待?何それ?美味しいの?
業績は横ばい傾向
売上高は増加傾向ですが、利益は横ばいです。つまり利益率が下がっている傾向にあります。
業績は、ここ数年は、ほぼ横ばいの状況が続いています。
食品スーパーというと、衰退産業というイメージです。
食品原材料、光熱費、人件費などのコスト増を消化できていないため、利益率が定価しているのではないかとも分析されています。
額面ベースで売上高や利益は伸びていますが、やはり上述したアベノミクスによるコスト増を消化しきれていないという印象を受けます。
引用元:株主優待?何それ?美味しいの?
財務面は盤石
財務面は盤石で問題ありません。ほぼ無借金であり、自己資本比率は6割超えとなっています。
自己資本比率は6割台で、「現金等>有利子負債」と、財務面は盤石です。
PBR1倍割れが続き、配当優待利回りは高水準
マックスバリュ東海はPBR1倍割れの状態が続いています。財務面は盤石であることが逆にROEの低さに繋がっていることと、利益率の減少傾向に要因がありそうです。
PERには割安感はないもののPBRでは1倍を下回っているため割安感があります。ただ、ROEの低さや利益率の減少傾向を考えると収益性に不安を感じる内容です。小売りという業界の特性上、利益率が低いのは仕方ありませんが利益率の悪化は良くない傾向です。
引用元:株主優待?何それ?美味しいの?
株価的な評価は低いため、逆に、配当優待利回りは高水準となっています。PEB1倍割れの安心感も含めて、配当優待利回りに着目した個人投資家の買い(ホールド)が見られます。
配当+優待の年間利回りは5.5%で、魅力的な銘柄です。また、株主優待は特産品等の選択の幅が広く、満足度が高い内容だと思います。
引用元:株主優待?何それ?美味しいの?
現在の株価は、PBRが1を下回り、資産面では割安感があります。
また、配当利回りは2%台で、株主優待とあわせると魅力的な水準です。
株主優待はカタログから選べる
マックスバリュ東海の株主優待はカタログで5種類から選ぶことができます。
- 株主様ご優待券
- 米久 こだわりの味セット
- 静岡県産銘茶セット
- 花の舞 清酒セット
- 静岡米三昧セット
このカタログが非常に魅力的です。
マックスバリュ東海の株主優待は、この6社のなかで最も魅力的なんじゃないかな~と思います。
そこで、マックスバリュ東海の株主優待で選べる全5品を紹介します。
5種類の株主優待はどれも魅力的で、ブログを調べてみると人によって選ぶものが異なっていました。1つの選択肢に集中しないということは、どの選択肢でも平等に魅力的だということの裏返しだと思います。
お米を選択
お米は8kgと量が多いため、コスパが良いという評価です。
マックスバリュ東海の株主優待では、お米8kgも貰えるので、お米が貰える株主湯つIではコスパが良いです。
また、静岡県産「にこまる」「きぬむすめ」など、自分では普段買わないような品種も貰えるのが魅力的です。
お酒を選択
お酒が好きな方であれば日本酒3本セットは嬉しいですね。1本はオリジナルだそうです。
いずれも720mlの静岡県産の日本酒3本セットです。花の舞という静岡県にある酒蔵で造られた地酒で、「東海源」というのはマックスバリュ東海オリジナル限定酒だそうです。
引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活
緑茶を選択
マックスバリュ東海の地盤である静岡といえばお茶ですね。
毎年の緑茶葉買わない生活の柱なので静岡茶のセットを選んでいる。昨年はほうじ茶が混じっていてちょっとがっかりだったが、今年は煎茶と玄米茶のセットなようだ。以前はお茶と優待券だけだったように思うが現在は選択範囲が広がって色々な目的の人に貰って嬉しい優待になっていると思う。今年は360gなので1日2g換算だと180日分。
引用元:株主優待侍
総合評価
収益性(利益率の低下傾向)が気になるところですが、優待は魅力的です。どれだけ下で拾ってホールドできるかという勝負になりそうです。
収益性は今後の課題になってきますが、同社は国内での出店地域が限られており売上高の急増は望めないため、コスト削減でどこまでやれるのかもう少し見極めたいところです。優待は魅力的なだけに、下がってきたら拾いたい銘柄です
引用元:株主優待?何それ?美味しいの?
安定して利益を出しつつ、PBR1倍割れという水準では安心感があります。
MV東海は、MV西日本、東海、九州、中部、東北、北海道の「マックスバリュ6兄弟」の中では「相対的には安い方」であり、総合利回りもまずまず出ているので優待族的には今の株価位置には安心感はあります。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
配当優待利回りが5%を超えていることからホールドし続けているという意見です。
株価(1,741円)★★★☆☆: 変わりなし
配当金(2.18%)★★★☆☆: 標準レベル
株主優待★★★★☆:利回りは良いです配当、優待合わせた利回りは5%を越え、株価も安定しているので保有し続ける予定です。
引用元:「マイホームへの道」株主優待・ふるさと納税で豊かな生活
財務安定度と配当利回りで高評価となっています。業績としてはやはり利益率の低下が気になるため、安定的ではありますが普通評価となっています。
【 きびなごの格付け 】 C
〔A~Eの5段階評価で、Aが最高・Cが普通・Eが最低〕
・業績安定度:C
・財務安定度:B
・配当利回り:B
・割安度:C