日本駐車場開発(2353)

日本駐車場開発は、 商業施設等の転貸型月極め駐車場を国内外で運営。傘下に日本スキー場開発、テーマパークも。

株主優待は自社グループサービス割引券等です。

2017年7月期で7期連続増配です。

日本駐車場開発の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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駐車場運営とテーマパーク再生

事業内容

日本駐車場開発は、駐車場事業を主力として、スキー場事業やテーマパーク事業も展開しています。

駐車場事業

月極駐車場賃貸、時間貸し駐車場、カーシェアリングサービスを運営しています。

また、法人向けには、駐車場の管理運営やコンサルも手掛けています。

海外駐車場事業にも進出しており、タイや韓国の業績向上が寄与し、2017年7月期において初の黒字化を達成しています。

日本駐車場開発が手掛けているのは、コインパーキングではなく、建物内の駐車場運営という競合の少ない市場であることに好印象を抱いたとコメントされています。

この企業の駐車場事業ってコインパーキングではなく、建物内の駐車場運営中心で、競合も少なく市場を拡大できる余地が十分あること。

引用元:株好きバーバリー好き洋楽好きの投資生活

スキー場事業

長野県を中心にスキー場運営会社を買収し、再生させています。

2017年7月期に運営するスキー場は8箇所となっています。

  • HAKUBA VALLEY白馬八方尾根スキー場
  • HAKUBA VALLEY白馬岩岳スノーフィールド
  • HAKUBA VALLEY栂池⾼原スキー場
  • HAKUBA VALLEY⿅島槍スキー場
  • ⻯王スキーパーク
  • 川場スキー場
  • めいほうスキー場
  • 菅平⾼原スノーリゾート

ウィンターシーズンに偏りがちなスキー場事業ですが、夏場にも自然を活用した事業を活性化させています。

山頂からの絶景を活用したテラス事業、自然や特産物を活用した旅行事業やレストラン運営を行っています。

ニセコに匹敵する世界的なスキーリゾート地となり、インバウンド需要を取り込める可能性があると評価されています。

スキー場事業には夢がありそうなこと。長野県白馬が、北海道ニセコにも匹敵する世界的なスキーリゾート地(インバウンド需要)になる可能性があります。

引用元:株好きバーバリー好き洋楽好きの投資生活

テーマパーク事業

2016年6月に「那須ハイランドパーク」を運営する藤和那須リゾートを買収しました。

この買収は三菱地所レジデンスから1円で取得したこと、そして見事にテーマパークを立て直して巨額の営業利益を上げたことで注目を集めました。

藤和那須リゾートのグループ入りによって、売上高4.7億円→28.6億円、営業利益0.4億円→5.1億円と大幅な成長を見せています。

来場者数の増加と、遊園地内のシステム化・合理化を進めており、さらなる成長を目指します。

財務は安定的

営業CFが常にプラスとなっており、キャシュが積み上がっています。

2017年7月期においてはキャッシュ139億円に対して、借入金78億円・流動負債58億円とほぼ実質無借金経営となっており、自己資本比率は33%となっています。

借入金と流動負債が大きいため自己資本比率は低減させられますが、同額のキャッシュは確保しているため、財務的には安定していると思われます。

ただし、手持ちキャッシュを使ったM&Aを志向しており、財務悪化が起こる懸念があります。

中期経営計画

日本駐車場開発は、2020年7月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。

2020年7月期において、営業利益50億円(年率+18%成長)を目標値としています。

内訳として駐車場事業で30億円、スキー場事業で15億円、テーマパーク事業で5億円としています。

株主優待は自社グループサービス割引券等

株主優待は1,000株以上の保有で自社グループサービス割引券等がもらえます。

  • 1,000株以上
    • 自社グループ運営駐車場1日駐車料金30%割引券 5枚
    • 自社グループ会社リフト1日券割引チケット 3枚
    • 「那須ハイランドパーク」割引チケット 2枚
    • 自社グループ会社レンタカー利用料金10%割引券 2枚
    • 自社グループ会社旅行割引券 2枚

上記の優待は冊子に印刷されており、ミシン目で切り取って使用するようです。

優待内容を紹介されています。

自社運営の駐車場やスキー場の割引券がもらえます。

引用元:半値八掛け二割引

総合評価

駐車場事業の安定収益・安定成長に加えて、テーマパーク・スキー場の再生がブレ要素となります。

2018年6月時点でPER27.2倍/PBR7.66倍となっています。ROEも30%前後あり、グロース株と言っても良いかも。

株価は、2015年に天井、2016年始めに底となり、それからは右肩上がりとなっています。駐車場の安定成長に対する評価が基準で、テーマパーク・スキー場の収益のブレで株価もブレるといった印象です。今後も押し目買いが有効かと思われます。

2009~2014年7月期の間においてもROEが高く、グロース投資のど真ん中とコメントされています。

ここ5年の平均で40%。今期予想も44%。で、この成長力。グロース投資のど真ん中。

引用元:偏屈たぬきのへそまがり投資日記

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