日本プラスト(7291)

日本プラストは、樹脂とエアバッグが2本柱の独立系自動車部品大手。売上高は日産とホンダ向けがほぼ半々。

エアバックを取り扱うタカタの破綻は、棚ボタか明日は我が身か?株主優待は年2回(3月9月)でクオカードが貰えます。

日本プラストの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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タカタが崩れて棚ボタか?

樹脂とエアバックを担う自動車部品大手

日本プラストは自動車部品大手で、樹脂とエアバックが2本柱とされています。

期待されているのは樹脂部品です。

金属よりも軽く、扱いやすく、今後の自動車の部品として注目されています。

これから伸びるのは”樹脂部品”です(直球)

引用元:イエティの雪だるま投資記

日本プラストは創業以来、樹脂部品を扱ってきており、非常に高い技術を持つと評価されています。

同社は、1948年に創業。当時から樹脂に焦点を当てた自動車部品を製造してきたため、樹脂成型加工技術は非常に高いです。

引用元:イエティの雪だるま投資記

逆に、不安材料はエアバックです。

エアバック大手のタカタがついに破綻してしまった訳ですが、死亡事故の要因となれば一発で吹き飛んでしまうというリスキーな業種であることがはっきりしました。

タカタのリコール問題で棚ボタで好調という意見も見られますが、明日は我が身という危機感の方が大きいと感じる個人投資家も多いのではないでしょうか?

タカタのリコール問題による棚ボタ?で売上、営業利益、経常利益、純利益ともに右肩上がりと好調です。

引用元:Osaruのあそぶろまなぶろ

財務状態はイマイチ

有利子負債が多く、財務状態は良いとは言えません。

自動車部品という業種柄、景気変動の影響を受けて業績も安定していませんので、キャッシュを積み上げることができていません。

有利子負債が多すぎて理論株価はマイナス。。。ここまで有利子負債が多いと倒産リスクがあります。
配当を無配にしてでも財務基盤を強化したほうがよさそうですが、無配にしたら株価が下がりますので悩ましいところでしょう。

引用元:Osaruのあそぶろまなぶろ

そしてこの日本プラストは財務状態もイマイチですし、業績変動も特に激しい、いい時は少し良いが悪いときはその何倍も鬼悪い、と言う印象が強いです。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

株主優待はクオカード

株主優待は年2回(3月9月)で、保有株式数に応じてクオカードが貰えます。

  • 100株以上   500円相当
  • 500株以上   1,000円相当
  • 1,000株以上  2,000円相当
  • 5,000株以上  3,000円相当
  • 10,000株以上  5,000円相当

年2回クオカードが貰えるということはポジティブですが、利回りの低さはネガティブです。

2017年7月時点で優待利回りは0.4%×2回程度であり、投資したいと思える基準からは遠いというのが個人投資家の本音でしょう。

日本プラストから株主優待のクオカード500円が到着しました

引用元:靴磨き少年は株主優待株で億万長者の夢を見る

総合評価

指標的には割安であり、タカタが破綻した今はチャンスも多いとは思います。

とはいえ、タカタのような事例を見てしまうと、エアバックとそもそも自動車部品のリスキーさを感じざるを得ません。

タカタのように一発で破綻に追い込まれるようなリスクを背負ってまで投資したい銘柄とは思えません。

優待がクオカードなのは良いですが、利回りが低いため、魅力に欠けます。

財務や業績に不安感を持ちながらも、業績推移をしっかり見ながらホールドすると評価されています。

日本プラストは少なくとも現時点では指標的にも安いですし、PF下位でホールドしていくのにはそう悪い銘柄ではありません。これからも業績推移をしっかりと見ながらホールドしていく予定です。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

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