長瀬産業(8012)

長瀬産業は、染料・合成樹脂等の化学品専門商社首位。医薬中間体等も展開。倒産したバイオの林原を買収。

2017年3月期で8期連続増配中の配当優待株です。株主優待は東北・熊本特産品です。

長瀬産業の概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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設立100年超えの名門・化学品専門商社トップ

歴史ある名門

長瀬産業は、1832年創業であり、株式会社の設立も1917年と、歴史ある名門です。

専門商社ということで割安に放置されやすい業種であり、バリュー投資派の個人投資家にも有名な企業です。

創業184年の歴史がある化学品専門の商社です。バリュー投資をしている人にはそこそこ有名かもしれません。業績もまあまあ安定しているので長期保有もストレスなくできます。

引用元:マッタリ バリュー投資とカバード・コール

染料や化学品が祖業であり、現在でも事業の中心となっています。

更には、電子資材、自動車材料、エネルギー、ライフ&ヘルスケア製品といった分野でも事業を行っています。

元名門企業の林原を買収(支援)

インターフェロンやトレハロースの大量生産に成功したことで世界的に有名な林原の経営再建にあたり、巨額の支援にて買収を行いました。

林原の技術の国外流出が防がれたことで、歓迎する向きのコメントが見られます。

ありがとう長瀬産業(8012)、林原のスポンサーは無事「国内企業」に決定

引用元:市況かぶ全力2階建

子会社化した林原は安定した収益をあげていますが、巨額の買収費用を回収するレベルには至っておらず、さらなる業績拡大が期待されます。

2012年に700億円もかけて子会社化した岡山のバイオ企業・林原です。同社は定常的に売上高250億円、営業利益で45億円程度を叩き出しており、完全親会社の当社の業績に貢献しているものの、無形固定資産とのれんの償却が年30億円もあるので、向こう10年位の年間の営業利益寄与は15億円(年)ほどにとどまります。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

為替影響を受けるものの、業績は好調

2017年3月期は減収減益に沈みましたが、為替影響を除いた実力ベースでは営業増益であったと想定されています。

機能素材分野において、ナフサ下落の影響を受けるも樹脂添加剤やシリコン原料は堅調に推移したほか、加工材分野における原価低減、電子分野の半導体向けや自動車分野の樹脂が好調だったため、為替の影響の除いた実力ベースでは約1割程度の営業増益となった模様です。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

2018年3月期は大幅な増益を見込みますが、これは前期の為替要因が除去され、実力ベースとなってくることから妥当性のある予想とも想定されています。

かなり過大感のある予算にも見えますが、既述したとおり、前の期の為替要因と特殊要因を調整した営業利益が、約198億円程度とみられますので、今期想定の為替レート(USD@108)が大きく動かない限り、妥当性のある数字です。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

中期経営計画 ACE-2020

長瀬産業は、2020年度を最終年度とする5年の中期経営計画を発表しています。

2020年度において、売上1兆円、営業利益300億円、ROE6.0%を掲げています。

2015年度と比較して、売上は年率+6%成長、営業利益は年率+11%成長を見込む数値です。

全開の中期経営計画は未達に終わっているため、今回の中期経営計画の達成可否も不透明な状況ではありますが、本業の底上げ、林原の続伸、M&Aによって達成を目指している状況です。

セグメントを一新した前中計「Change-S2014」が大幅な未達に終わったこともあり、1年しか経過していない現状での確度は不透明ですが、この5年で1,000億円投資枠を設定し、生活関連分野を中心に、初年度で120億円投資しているほか、MAも積極的なため、良好な財務を活かして“飛び道具“一発で達成することもありえます。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

株主優待は東北・熊本特産品

株主優待は、カタログから選択して東北・熊本特産品が貰えます。

  • 100株以上  3,000円相当
  • 1,000株以上 5,000円相当

過去には入浴剤のみでしたが、2017年から優待カタログに変更となりました。

配当はまあまあでしたが、これまで入浴剤のみだった株主優待が、今年からは被災地支援として岩手県や熊本県の商品がもらえるようになりました。

引用元:うまくいかないことが多すぎる!

カタログは選択肢が少ないようですが、入浴剤のみだった過去と比べれば、優待改善だと思います。

株主優待でまたまたカタログの選択ですが、今回は選択肢が少ないので、『宮城県産のさば開き』にしたいと思います

引用元:小額個人投資家しゅんたの株式投資のお勉強

総合評価

歴史ある名門で、中期経営計画も営業利益は年率+10%成長を見込むなど堅調な状況です。

割安に放置されがちな卸売業において、2017年7月のPER17.4倍は割高感がありますが、暴落時には配当・優待利回りが底支えすると想定され、安値で買えれば長期保有に向いた銘柄だと思います。

ビジネスモデルがしっかりしているので長期保有ができると評価されています。

ビジネスモデルもしっかりしているので長期保有ができる株です。株価が割安な水準で仕込んで、配当と株主優待を長期間楽しめると思います。

引用元:マッタリ バリュー投資とカバード・コール

8期連続増配であり、9期連続増配を予想しています。

株主還元に関しては、8期連続となる増配32→33円を実現したほか、今期も35円(性向35.3%)となる連続増配を予想しています。ちなみに当社の場合は純資産配当率(DOE)を基準としており、およそ1.5%基準で配当額を決定しています。

引用元:なちゅの市川綜合研究所

優待が入浴剤のときの評価ですが、PF下位としては十分過ぎると評価されています。

長瀬産業の優待入浴剤は非常にクオリティが高いと思います。まるで本当の温泉に入っているかのようにリラックス出来るんですね。PF下位としては十分過ぎるほどに良い銘柄であると評価しています。

引用元:みきまるの優待バリュー株日誌

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