日本コンピュータ・ダイナミクス(4783)

日本コンピュータ・ダイナミクスは、 システム開発、運用サービス、駐輪場管理システムが経営の3本柱。駐輪場の運営事業も展開。

株主優待はJCBギフトカードまたはお米です。

日本コンピュータ・ダイナミクスの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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ストックビジネスの利益率が高まる

事業内容

日本コンピュータ・ダイナミクスは、システム開発事業、サポート&サービス事業、パーキングシステム事業の3本柱で事業展開しています。

システム開発事業においては、要件定義から設計・製造・検証・稼働、そしてメンテナンスまで一貫してシステム開発を手掛けています。

サポート&サービス事業としては、アフターサービスにあたるシステム運用、リモート監視、ヘルプデスクを行っており、この2つの事業をあわせてIT関連事業とも呼んでいます。

最後に、パーキングシステム事業においては、主に自治体向けの月極め駐輪場を運営しており、電磁ロック式駐輪場でシェアNo.1(管理台数50万台)となっています。

長期継続の優良顧客を抱える

IT関連事業においては長期継続の優良顧客を抱えています。

50年以上の取引として東京ガスグループや高砂熱学工業、30年以上の取引としてメットライフ生命、西武ガスグループ、エスアールエル、20年以上の取引として日本生命、パナソニックグループ、富士ゼロックスグループ、福岡県庁、KADOKAWA等があげられています。

パーキングシステム事業が成長を牽引

日本コンピューターダイナミクス

個人投資家向け説明資料(2018年度)より抜粋

売上比率では、3つの事業でそれぞれ約1/3ずつとなっています。

営業利益比率ではパーキングシステム事業が過半を占めています。

パーキングシステム事業が成長を牽引しており、この事業の伸びが続く限り業績は伸びるとコメントされています。

パーキングシステム事業の伸びが続く限り業績は伸びる。

引用元:weboyajiの株式投資ブログ

財務はそこそこ

緩やかながら財務の拡大と改善が続いています。

2018年3月期において、キャッシュ29億円に対して借入金は38億円となっており、自己資本比率は28%となっています。

自己資本比率は以前低いものの、借入金の削減が進んでいます。

財務はまずまずと評価されており、有利子負債も多くはないとコメントされています。

財務はまずまず。流動比率は140%ほどで、現預金+売掛金>流動負債です。有利子負債も多くはありませんね。

引用元:バネ男の株のアレ。

中期経営計画

日本コンピュータ・ダイナミクスは、2020年3月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。

2020年3月期において、売上高180億円(年率+5%成長)、営業利益8億円(年率+32%成長)を目標値としています。

日本コンピュータ・ダイナミクス 中期経営計画

Vision2020中期経営計画より抜粋

IT関連事業、パーキングシステム事業の両方を伸ばす計画で、営業利益率の向上により、利益成長が進みます。

初年度となる2018年3月期においては、売上高162億円、営業利益7.8億円を達成しており、売上高はともかくも、営業利益については中計達成まであと一歩というところまで急伸しています。システム開発事業で前期比+41%増、サポート&サービス事業で同+109.5%増、パーキングシステム事業で同+24.2%増と、3事業全てで営業利益を伸ばすことに成功しています。

2年目となる2019年3月期において、1年前倒しでの中計達成が期待されます。

株主優待はJCBギフトカードまたはお米

株主優待はJCBギフトカードまたは宮城県産ひとめぼれがもらえます。

  • 1,000株以上
    • JCBギフトカード 2,000円相当
    • 宮城県産ひとめぼれ 2kg
  • 3,000株以上
    • JCBギフトカード 3,000円相当
    • 宮城県産ひとめぼれ 5kg
  • 5,000株以上
    • JCBギフトカード 5,000円相当
    • 宮城県産ひとめぼれ 10kg

優待は1,000株以上からというこで、投資額は100万円を超えます。

そのため、個人投資家には人気がなく、優待の取得報告ブログは見当たりません。

総合評価

IT関連事業のサポート&サービスや、駐輪場事業などのストックビジネスの拡大が魅力です。もともと利益率が低すぎたのですが、2018年3月期から急激に改善し始めています。

2018年8月時点でPER14.1倍/PBR2.89倍となっています。

株価は2017年~2018年2月までに3倍化した後、下落トレンドとなっています。2019年3月期1Q決算も好調ながら、株価反転には至っていません。指標的にはフェアバリューと思われますが、今後も利益率を継続して引き上げられるか注目されます。

サポートや駐輪場等のストックビジネスを手掛けており、業績好調と評価されています。

ストックビジネス銘柄としてピックアップ。業績好調、財務まずまず、CFはokという感じです。優待は1000株からなのでアレですが、JQということで一応昇格期待はあり。

引用元:バネ男の株のアレ。

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