ネオジャパンは、企業や官公庁向けパッケージ販売とクラウドサービスが2本柱。流通卸やSI経由の売上多い。
株主優待は年2回(1月7月)でクオカードです。
ネオジャパンの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
目次
グループウェアでストック型ビジネスを展開
desknet’s NEO
ネオジャパンは、クラウドサービスとプロダクト(パッケージ)を手掛けており、メインとなる事業はdesknet’s NEOと呼ぶグループウェアです。
グループウェア市場においては、大企業はIBM、マイクロソフト、Googleを導入している傾向があり、中小企業はサイボウズとネオジャパンが二分しているようです。
本邦のグループウェア市場は、大企業は外資系3社IBM、マイクロソフト、Google、中小企業向けはサイボウズや当社がシェアを取ってきましたが、近年のクラウド型への移行にともない、IBMの「Notes」が縮小し、大企業向けは他2社の「office365」や「Google Apps」に集約されつつあります。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
先行していたのはサイボウズですが、ネオジャパンは低価格を武器に、このマーケットに参戦している状況です。
現状ネオジャパンは「価格」を武器に、先駆者のサイボウズとたたかっているように思えます。
引用元:すぽさん投資ぶろぐ
中小企業向けでシェアを伸ばせるか?
ネオジャパンがサイボウズと戦う、中小企業向けのグループウェア市場については、普及率が50%程度となっています。
よって残りの未導入企業への新規売り込み、及びサイボウズを導入している企業へのリプレイスが成長要因となります。
中小企業向けはクラウド型の如何にかかわらず、グループウェアそのものの普及率が未だ40~50%程度に留まっているため、その分の伸び代と、直接的な競合となるサイボウズからのリプレイス需要の獲得が成長原資となります。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
一方で、グループウェアの普及はほぼ行き渡ったとも考えられると指摘されています。成長余地の小ささから、今後は成長鈍化のステージになるのではないかとも議論されています。
中小企業への普及上限は多くても7割というところだと思っていますが、割合というより時間的な視点で見ています。サイボウズやdesknet’sが出来てから15年以上が経過しており「既に行き渡った」と見るのが自然だと思っています。
引用元:すぽさん投資ぶろぐ
東証1部への昇格期待
2017年10月には立会外分売、株式分割、株主優待の拡充などを行っており、東証2部または1部への昇格が期待されています。
→2018年1月11日に東証1部昇格が発表されました。
僕は(3921)ネオジャパンは成長株銘柄投資という事で、また、市場1部への昇格期待投資という面で保有しています。
マザーズ上場から二年が経過していることもあり、昇格を意識していると指摘されています。
足許では株主優待制度の拡充や、流動性向上意図の立会外分売を実施しているため、マザーズ上場から丸二年が経過し、次のステージを意識しているものと推察されます。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
財務は鉄壁
財務については、無借金経営でキャッシュが積み上がっている状況です。
ストック型ビジネスモデルでキャッシュがどんどん入ってくるにも関わらず、資金需要は小さいため、キャッシュが貯まっていく傾向にあるようです。
そのため、現状の1割程度の配当性向はあまりに過少と指摘されています。
無借金状態が継続しており、現金を24億円のほか投資有価証券を7億円超保有しております。基本的にはストック型のモデルで資金需要もあまり発生しない(と思われる)ので、現状の1割程度の配当性向はあまりに過少であり、今後は業績伸長と配当性向そのものの見直しによる等比級数的な増配が期待されます。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
株主優待はクオカード
株主優待は年2回(1月7月)でクオカードが貰えます。
- 100株以上 500円相当
- 200株以上 1,000円相当
100株でも200株でも利回りは変わりません。
1月と7月の優待は貴重であるからこそ、改悪されることがないよう祈るばかりです。
こちらも100株以上は一律優待なので、改悪が怖いですねぇ〜
貴重な1.7月優待だから、改悪しないでね!
引用元:貧乏OL一発逆転!
総合評価
ネオジャパンのストック型ビジネスモデルは非常に強力で、財務も文句のつけようがありません。
一方で今後は成長鈍化が予想され、東証1部昇格や増配が期待されるとしても、2018年1月時点でのPER68倍には割高感が否めません。
→2018年1月11日に東証1部昇格が発表されました。
成長鈍化を懸念し、評価は3.5(投資しない)となりました。
典型的なストック型かつクラウドシフトが進む安定企業。成長面ではグループウェア市場の飽和が近づいており、Sクラス(20%成長)ではなくAクラス(5%成長)と見るのが無難。評価は3.5。
引用元:すぽさん投資ぶろぐ