N・フィールドは、 精神疾患の患者に特化した訪問看護事業を展開。退院患者向けに賃貸物件への入居支援も実施。
株主優待はクオカードです。
N・フィールドの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
エリア拡大による売上伸長も人件費コスト嵩む
事業内容
高齢者や精神疾患者への訪問介護事業を行っています。
2016年12月時点で全都道府県に拠点開設を完了し、159拠点にまで増加しています。
2017年12月期も25拠点の開設を進めています。
確かな需要に支えられ、エリア(拠点数)拡大することによって、売上が年率30%増という驚異的なペースで伸びています。
会社側予算は未達傾向が強くあまり信用できませんが、一応直近3期のトップラインはCAGR3割の破竹のペースでしっかり伸びていて、進行期予算はこれまでより保守的な数字を置いてきたので、今期達成出来るかどうかにまずは注目したいと考えています。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
人件費コスト嵩む
拠点数の増加に伴って、人件費コストも増加しています。
半年程度の教育期間も必要となるため、人件費コストが先行しているとも指摘されています。
それにより、売上の伸びに比べると利益の伸びは緩慢であり、収益が安定してこないことがネックだとも言及されています。
当社は収支構造上、固定の人件費割合が高く、採用が進むと半年程度の教育期間も必要となることから、足許ではその影響が色濃く出る形で経費が先行しています。特に当社採用の看護師の場合、育児中の看護師の割合が多く、拠点間の移動が出来ないため、その辺りの最適化が進まないと収益がなかなか安定してこないのがネックです。
引用元:なちゅの市川綜合研究所
株主優待はクオカード
株主優待は100株以上で2,000円相当のクオカードです。
総合評価
売上成長は著しく、成長期待が大きい反面、人件費コストが嵩んでおり、利益成長が読みにくいです。
2018年3月時点でPER69倍/PBR12.5倍と指標的には割高感がありますが、これは売上成長を評価しつつ将来の利益成長を織り込んだ評価と考えられます。
ここからは売上成長の減速と利益成長の加速が考えられますが、PER/PBR評価による判断は難しく、腰を据えた投資というよりは株価モメンタムに応じた短期投機の対象となりそうです。
割安度の評価が特に低く、全体的にも評価は低めです。
【 きびなごの格付け 】 D
〔A~Eの5段階評価で、Aが最高・Cが普通・Eが最低〕
・業績安定度:C
・財務安定度:C
・配当利回り:D
・割安感:E