日本空調サービス(4658)

日本空調サービスは、 空調設備等メンテナンスが主体、リニューアル軸に工事も行う。子会社で中国に進出。独立系。

株主優待はありません。

2018年3月期で5期連続増配です。

日本空調サービスの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。

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特殊建物のメンテナンスで安定成長

事業内容

日本空調サービスは、建物設備のメンテナンス・維持管理、設備・環境診断、ソリューション提案を行っています。それに加えてリニューアル工事を主体とする設備工事も行っています。

独立系企業グループであるため、設備のメーカーを問わずに対応が可能であることや、特殊な環境を有する大型病院のメンテナンスを得意としていること等の特徴があります。

病院・工場・裁判所・美術館等の特殊建物の設備管理が中心とコメントされています。

当社はビルメンテナンス業界に位置づけられるが、実際は病院・工場といった特殊建物(裁判所とか美術館とかもある)の設備管理が中心。

引用元:「配当金を雪だるま式に増やす投資日記」Dividend Snowball Investing

特殊な環境に対応できる技術力が日本空調サービスの強みであると評価されています。

これらの施設は、通常のメンテナンスに加え、特殊な環境対応(環境測定、手術室の無菌化、放射線の漏洩測定、水質検査など)も求められます。

引用元:割安株投資研究所

ストック型ビジネスモデル

日本空調サービスは、メンテナンスを受注しているため、年間保守契約を締結し、ストック型のビジネスモデルを構築しています。

特殊建物の管理は経験やノウハウが重要となることからも、スイッチングコストは高いです。

ストック型ビジネスモデルとなっていることが魅力だと評価されています。

当社のようなメンテナンス会社は継続的に売上を上げることができます。このストック型のビジネスモデルが当社の魅力だと私は考えています。

引用元:割安株投資研究所

財務は安定的

安定的な業績が続いていますが、株主還元50%を公言しており、財務改善は少しずつ進んでいる程度となっています。

2018年3月期においては、実質無借金経営となっており、自己資本比率は49%となっています。

有利子負債も少なく、財務は良いと評価されています。

財務は良いと思います。流動比率は160%ほど。未収金が多いのは業態的に仕方ないでしょう。有利子負債もかなり少なめ。

引用元:バネ男の株のアレ。

中期経営計画

日本空調サービスは、2019年3月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画を発表しています。

2019年3月期において、売上高480億円(年率+4%成長)、営業利益25億(年率+5%成長)を目標値としています。

前回の5ヵ年中計が前倒し達成となったため、途中で3ヵ年中計に巻き直した経緯があります。本中計も予定通り達成見込みと思われ、注目は次期中計に移っています。

総合評価

特殊建物のメンテナンスに特化して着実な成長を遂げています。

2018年7月時点でPER17.5倍/PBR1.75倍となっています。

株価は2013年頃から右肩上がりで、ここ5年間で利益倍増とPER評価倍増により4倍高となっています。指標的には妥当な印象で、ここから更に上値を追うには次期中計で成長力を示す必要がありそうです。

ストック型ビジネスであり、ファンダメンタルズ的にはそれなりに良い感じと評価する一方で、今から買うにはやや高いとも指摘されています。

ストック銘柄としてピックアップ。業績・財務・CFともそれなりに良い感じ。利回りも高め。ただ、時価総額や指標は、今から買うにはやや高いか。

引用元:バネ男の株のアレ。

日本管財、イオンディライトと比べながら、特殊建物比率を高める点やメンテナンス業に専念する点から日本空調サービスを高く評価されています。

説明会参加前は日本管財と日本空調サービスのどちらにしようか、思案していました。正直どっちでもいいのですが、特殊建物比率を高めるといっている点、メンテナンス業に専念する点(日本管財は不動産投資的な事業もやっている)、株主還元積極宣言をしている(配当利回りもよい)などから日本空調サービスに軍配を上げてしまいます。

引用元:「配当金を雪だるま式に増やす投資日記」Dividend Snowball Investing

IR活動積極化によって機関投資家の買いが入り、上昇トレンド入り・PER上昇が期待できると指摘されています。

上昇局面では機関投資家の買い集めを指摘しているように、機関投資家の買いが入るとPERの上昇が期待できるため、株価の上昇に弾みがつく可能性が高まりますからね。

引用元:割安株投資研究所

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