ニッピは、ゼラチン、コラーゲン、化粧品等が主力。旧大倉財閥グループ。本社再開発へ。iPS細胞開発。
保有する土地が大きな含み益となっている資産バリュー株です。株主優待はニッピコラーゲンです。
ニッピの概要と個人投資家ブログの意見をご紹介します。
万年割安株に株価上昇の日は来るか?
本業は食品化学
ニッピは、ゼラチンやコラーゲンなどの食品や、コラーゲン化粧品が主力です。
本業ではあまり注目されませんが、土地資産の含み益が莫大で、資産バリュー株としては注目されています。
食品化学のニッピ。
ここはとにかく土地資産が莫大なのに、対してそれをあまり有効活用できているとは言い難いイメージがある企業です。
保有不動産
主な保有不動産は以下のブログで紹介されています。
・本社工場跡地(千住大橋) 225億円以上(現在の時価予測)
・大阪なんばウオーク隣接駐車場 56億円(簿価)
・富士工場 24億円(簿価)
・ニッピコラーゲン富士宮工場 17.8億円(簿価)等、およそ333億円
引用元:バブリンの気ままな投資生活
ニッピは2017年10月時点でもPBR0.5倍と割安感がありますが、さらに保有する不動産の含み益を考慮に入れると驚異的に低PBRであると見なされています。
「ニッピは指標的に極めて安いし、その保有する土地の膨大な含み益を考えると実質的なPBRは更に驚異的に低い
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
保有する土地の再利用が上手く進めば、資産価値が急騰すると指摘されています。
この銘柄はなんといっても保有する土地の再利用で、その効果によっては資産価値が急騰するのではないかと言われています。
引用元:バネ男のディフェンシブ投資日記
株価上昇のカタリスト
とは言え、長らく割安に放置されていることは、土地含み益だけでは株価上昇には繋がっていないということです。
株価上昇のカタリストについては、最近取り組んでいるiPS細胞開発事業への注目とMBOの可能性をあげています。
たまにバイオ関連銘柄として人気化して急騰することがあるし、兄弟会社の7938リーガルコーポと一緒にMBOの可能性も、低いながら常にあるし、株価上昇のカタリストがキラキラキラキラとたくさんあって面白いな。」と考えて大きく買い増ししたので、今回初の主力昇進を果たしてきました。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
株主優待はニッピコラーゲン
株主優待はニッピコラーゲン100(110g×3袋)です。
実売価格では5,832円となっています。
しかし、1,000株保有(2017年9月の5株併合前)が条件であり、株主優待を目当てとした投資はありえないかと思います。
総合評価
保有すると長い戦いとなりそうな銘柄です。
資金効率から考えても、別の有望株を探して投資した方が良いように思います。
一方で、特に円高による暴落局面であれば、ニッピには影響なしと判断して安値で拾っておくというのはアリだと思います。
指標的に超割安ながら、株価上昇カタリストもあると評価されています。
指標的に超割安なのに、同時に鋭いカウンター攻撃能力を兼ね備えた、潜在ポテンシャル抜群の「地味株ニッピ」を、これからPF最上位の一角として愛でながら、楽しく戦っていく所存です。
引用元:みきまるの優待バリュー株日誌
下値は固いことから、超長期投資として、円高局面での買いを推奨されています。
結論は超長期投資向け&円高に強いので円高になってから買い